橙に包まれた浅い青

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2006年04月

明日にしよう  まだ間に合う
    
   信じて疑いもしなかった
           
   遮断されることも知らず


 

   ずっと賭けてきた  答えなき自我に
     
         問いつづけてきた 果てなき自我に





探していたつもりが  
           見つめすぎて
                   わからなくなっていく






   今日という日を抱きしめて
         
          とりあえず昨日はその辺に置いといて




   明日は 明日抱きしめればいい
           
             必要以上に恐れなくていいんだよ




   今 この一瞬にかけていく

           ×続ければ、見えにくい結果もたぐり寄せられる







壊れかけた方が楽かも
            予防線を張るのに腐心
                        可愛い可愛い自我だから


   

                  

いつまでも今日を生きよう  どこまでも今日をゆこう
飛び疲れたらそこまでなんだよ




傷つくことに慣れすぎている
吹きつける風に思いを重ね  遅すぎる現実にタメ息混じり




リモコンで 簡単に変えれるんだ
マウスで 消せるから怖いんだ





泣いて叫びたくもなる  笑って褒められたくもなる 
人間だから




 最先端の悲しみの中
  
  
    叫んでいた 何となく  
     恐れていた 理由もなく


   ひた走る太陽を振り切る術もなく




答えなんてわかるはずもないけど
吹きつける花びらに  生きる意味を  
儚き季節に委ねている



時よ 今ここで終わりを告げさせてくれないか
幼さだけが取り柄なんだ

吹き寄せる花びらのように舞い散れるなら
自然とペダルも力強く




ゆらめく季節の先で  あきらめにも似た焦燥に駆られ
切なさだけを頼りに  華やいだ香りに包まれてゆく





ベッドで 深いから 悩むんだ

   海辺で 見つめてくれるから 嬉しいんだ


切なさで 胸が 痛いんだ

   夢で 逢えるから 苦しむんだ

終着点に引き寄せられながら 未だ見ぬ地平に思いを馳せている

いつまでも歌っていれるなら 少しは気づいてもらえるのかな



曇り空の果てにも降り注ぐ海は広がっている
想像するだけで輝きに溢れていく


笑顔を忘れた2人に太陽は眩し過ぎた




強くなりたい ただ強く 咲き誇れるくらい
弱くても構わない なれるものなら






降りしきる雨を抱きしめられたなら 曇り日も受け入れられる気がする

「習うより慣れろ」  ありきたりな言葉に突き動かされている



打ち寄せる風を優しくいなし
なびく波と波動を通わせてゆく




シンプルに ただシンプルに しなやかに揺れるように
単純でも恐れない 凛と佇めるなら



手を握るだけで 今日も生きてゆける
笑顔を返せば 明日も乗り越えてゆける




信じよう ただ信じよう 後悔しない程度に

憐れむように見つめるけど そんなに落ちぶれた覚えはないよ

でも 暗闇ばかり見てると悲しみが顔に埋まっちゃうよ




その瞳に見つめられるたび  距離感がわからなくなる

眩し過ぎて  空しさが込みあげてくるよ






24時間 耽っていたい その笑顔だけに
24時間 揺れていたい 飽きるまで


明日で世界が終わるとして 誰に会いに行く?






裏切ってみせて 鮮やかに
勝手なことばかり言って 困らせて


それが役目だよ

うらぶられた街角  始めから期待なんてしてなかった


あと何度ためらえば強く生きられるのでしょう




終わりなき試行錯誤  ありふれた夢では満足できず


あと何度踏みとどまれば進んでいけるのでしょう?




奏で合う二人の吐息  こんなはずじゃなかった

突き抜けた瞬間
胸の奥に刻み込んだ風景 都合よく掻き毟る





アーバンスコール
降り止むことを忘れた街で 甘えることも出来ないまま








デクの棒にもキスくらいできる  フレンチキス程度なら


いつまでここにいれば気づいてもらえるのでしょう?




何かすごいものに憧れ・・・憧れるだけ


そこにいけば認めてもらえるのでしょう

それでも ふと消えたくなっちゃうんだ




震える頬にそっと触れて 満たされた気がした
気づかれないうちにここから抜け出そう





アーバンスコール
横殴りの中 とりとめのない日常は続く

「どこまで走れるかな」
ふと思い起こした瞬間 目覚ましが宙を舞う

時計の針は意味をなくした そう思えるんだ今は



ある日突然思いついたアイデア
明日にでも飛び出したい気分
どうしてかな?
明日にも死にそうな予感



バツの悪そうな表情
気づかれないとでも思っているの?
そこまで鈍感じゃいられないよ

弾まない会話 
きっかけは何だったかな



Goodbye Tomorrow
もうあきらめるよ 僕には合いそうもない
キミの心はどうなんだろう?
もう見放されていたのかな あの夜には





追われてばかりの毎日
何に急き立てられる訳でもなく
カッコ良くトーストをかじって
飛び出す時間さえなかった朝

素直に言えてたなら 
今頃その笑顔を隣で眺められたのかな



転がる朝日に何を願ったんだろう
教えてくれなくていい
聞かせてくれないかな



Goodbye Sunshine
ひきこもるわけじゃない
少しだけ冬眠 そんなところさ




「いつまでもここにいてほしい」
こんなこと言う自分がいるなんて...
これもキミのせいかな



恥ずかしげもなく照れることもなく
素直にできたあの頃  もう戻れないね



Goodbye Mine
なけなしのイマジネーション
弱くなりそうな夜 小さな写真を手がかりに
意味もなくさいなまれる



あの日交わした言葉をあの場所でもう一度
夢はやがて泡となり浮かび始める




出きる限り...
遠すぎるあの場所に辿り着くまでは
もう一度振向かせてみせる 眩い輝きの中から
向こうで微笑んでくれているように思えるから




ポジティブにゆこう
あなどれない毎日だからこそ




浮かんでみせる
どうしようもないくらいに
澄みわたる青に抱かれるように

間違っちゃいない
進むべき道の途上 立ち止まり言い聞かせ 
振向いてばかり



器用に生きるのは思いのほか容易い
不器用を貫き通すのは忘れがち



予定していた場所にはどうも届きそうにない
カッコつけてみても 全て折込済みとはいかないみたい
どうあがいても 形勢逆転は望み薄
あきらめたほうが無難でしょ




思い描いてきたよ いつでも 夢を
ウソじゃない もう届かないけど

ここにきて一度殴ってくれないかな
そうすればどうしようもない自分を変えれる気がするんだ






少しだけ背伸びしていれば
それなりに褒めてもらえた頃も過ぎ
行き着く場所にも見放されている今



意義なんて抽象的なもの望めない
愛なんて勝手なもの信じられない



まだまだこんなもんじゃない 強く言い切れるように
都会の真ん中であの風景を夢見ているよ 今日も




思い描いてみせるよ これから 確かな未来を
思い叶えて見せるよ いつか 儚き理想を



ここにもう一度来てくれないかな
そうすれば何かが変わるって保障はないけど

どうか教えて下さい 僕はどうすればいいんでしょう?
お願いです 何になればいいんでしょう?

わからないんです 自分自身が...




無為なまま浪費してきた時間
ゲームみたいに今すぐリセット... 戻れるなら戻りたい




人生は取捨選択の繰り返し やりきれない
今まで捨ててきたもの とてももったいなく感じるこの頃
未知なる世界への希望 隠されていたように思えて仕方ない

もしあの時 捨てずに持ち続けていたら...
そんな 「if」 に耽っています




こんなに過去に捕らわれているのに
拾い集める勇気 躊躇い続けている




とにかく教えてほしい 何を言われても構わない
とにかく変えたい この現状を




恵まれすぎていたのかもしれない
それなりにしていれば乗り越えてゆける...
楽観的過ぎたのかもしれない




特別な者に憧れ続けてきた
他人とは違うことがしたくてしょうがなかった




才能を疑いなく信じてきた
きっと思い上がっていた




秘めたる可能性にかけてきた
スタートラインに立つこともなく




結局逃げつづけてきた
だからまだここにいる




ありふれた日々を見くびっていた
ありふれた日常はこなして済ませてた




あれもしたいこれもしたい
努力も犠牲も伴わずに




嘘ばかりついてきた かまってもらうために






自分探しってキリがない
アイデンティティって抽象的
自己確立って自信に立脚している






自業自得と承知の上で今日もグチる






「 You have a dream? Is it truth??... 」

すべって 転んで 落ちればいい
ざまあみろ!って嘆いていれば 怖がるモノなんてありゃしないさ





つきつめたところで リアリストにはなりきれない

どうして才能は目覚めないのか?

眠り続けるのが宿命とでも言いたげ






タイムリミットがはっきりしたら真剣に走り始めるのか?

いや、あきらめるだけだろ?






死にたくなったとき

意味のある言葉を投げかけれるようになりたい






すべって転げるうちに落ちとかなきゃ
成功も失敗も曖昧になりかねない






明日にでも死にたいとき

前へ振向かせる音を聞かせれるようになりたい







覚悟だけが「決めかねている」と呟き 

首を振る








お前次第なんだ  進むためにはいつだって

外は雨降り 夢は後ずさり
懐かしさに儚く揺れ続け
刹那に添うは奏でていた貴方



「無駄なことなんて何一つない」

さりげないその声に胸を突かれ
強く言い切るその姿に惹かれていった



あなたの背負うもの全て代わりに背負ってあげたい

できるわけない

わかっていたから 平気で言い切れた




涼しげにさよなら 最後もあなたらしく

七色の景色の果てで 夢は夢のまま










微かに震える指先
かじかんだわけでもなく 
恐れているわけでもなく

淡々と掻き鳴らす横で 黙々と書きつづけていた



「また会える」

何気ない一言と屈託のない笑顔
誓い合ったあの日だけ遠く



君の抱えるもの全て代わりに持って上げる

できるわけない

わかっていたから できるように演じてた

ただ信じてほしかった




そっとさよなら 狂おしいほどに

七色の空の下 叶えてくれると信じてる



涼しげなさよなら

最後まで 見惚れていた

たしかに あの時嘘をついた
後味の悪さを必死に消し去ろうとした





悪い癖として見逃してきた言葉
そう あの時嘘をついた







あの時 言った言葉が
嘘なのかどうかわからない





すべてが溶け込んだ今


今なら思い出せる


今なら許せるはず


時の流れが全て受け止めてくれた頃に
もう一度思い出してみよう





そんな甘い予測
どうして許したのだろう





そう たしかに 
あの時嘘をついたんだ





嘘をつくたびに
ねじれる微笑を


どうしようもないくらいに
ひどい言葉を


月日とともに記憶は
あの言葉たちを


心のそこから
癖になった笑顔を






昨日も同じようなタイミングで笑いあった






誰も気づくことのない 仮面


なかなかやるね...

真夜中の青い部屋から漏れる 小さな光と思い







耳をふさいでも流れてたノイズ
自然とボリュームも下がる






聞こえるのは環状線を走る 車の音






無に近づくほどボリュームは下がり続け
何かまたやってくる気配が漂う






時々来る大型トラック 今日も快調らしい






これが音なのかと疑うほど
ボリュームを上げ近づいてくる






めずらしく月の影から覗き込む 3つもお目見え







宇宙に放たれた飛行士との交信







夢なのかは もう問題じゃない

丼ぶり勘定が良さだといっても

繊細かつ合理的な性質にはそぐわない





一度根づいた特権意識とやらは

そう簡単に脱ぎ捨てることはできないみたい







近づけば近づくほど見えにくくなる







性悪説に全て委ねてみても

歯切れの悪さが残るだけだった





出会わなければわからなかった

出会わなければ知ることもなかった





国のためとは言わないが

最低限のモラルは忘れちゃいないだろ





未来ある子ども達に

夢あるカッコ良い職業って言わせてみろ

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