橙に包まれた浅い青

受賞・入選など14篇。 写真詩・イラスト詩・ポエム動画など2333篇以上を公開。

2006年05月

緑豊かな日曜の午後
木漏れ日のトンネルを夢中で駆け抜けた
書きかけのスケッチブック片手に
少しでも早く笑顔が見たくて


勝手だけど 気分がブルーな日
世界中が荒んで見えていたあの頃




もしも明日君にいえるなら 微笑んでくれるかい?


もしも明日微笑んだら どんな顔するのだろう


驚くのかな?  戸惑うのかな? 


喜んでくれるのかな? 微笑み返してくれるのかな?



もしもこの気持ちが明日まで持つなら
君に打ち明けられるだろう



でも それまでに 
冷たい夜は僕を臆病にして  眩しい朝は緊張を強いるんだよ



もしここに今 君を連れて来れるなら
一生分の勇気をふりしぼれる気がする



もしここに今 君がいたら
世界で1番
君にとってふさわしいエスコートをしてみせれる気がする





そっと吹きかけて 世界よ、おはよう

今日も絶望を味わいましょう


くすぶられるように ベッドから転げ落ちた





晴れ渡る空のどこかにあの日々が覗き
包み込む夜空に流れる星を君にたとえ






「音のする雨って久しぶりね」
微笑みながら振り向いた君に見惚れて以来
雨の日は君を近くに感じる





そんな話をすると、
「雨もたまには悪くないね」と


君が咲かせてくれた天使は
面影を引き継ぐ眩しい笑みをふりまいた

   どんなにあがいたところで結果は見え見え
   うわべで語り合う僕等に素直になれる瞬間なんてあるのか?







朝からどうも喉が痛い
どうやら君のをうつされたみたい
ちょっと辛いけど 気分は悪くない



   ベッドで慌てふためく僕
   優しく微笑みかけるあなた



  少しだけ あと少しだけ ここで変わらずにいて


 
少しはカッコつけさせてよ
ペースはいつもあなたが握って



  少しだけ もう少しだけ ここで安らかに揺れていて



何を信じ、何を食べてきたの? 1つ1つ解き明かしていこう

見せつけ合うわけでもなく うわべを取り繕い合うわけでもなく





世界はまわっている今日も  
         君だけのためではなく


僕はまわっている今日も  
        君だけのために







   目の前に晒された1つの生さえ救えず
   人道支援とは名ばかりの誇大広告の犠牲を見過ごす

どうして泣いているの 立ち尽くしたまま

何をすればいいのかわからない  進むでも退くでもない 

そんな日々を繰り返しています





ある日、夢の奥で見つけた幼き自分

冷めた目で今の僕を睨みつけた




 「お前のせいで輝けない」

    ごめん、キミを引き立たせられなくて・・・


 「ここまで積み上げてきたのはお前だけじゃない」

    恐いほど無邪気に優しく告げられ...




気づかないように 気づかれないように
         夢の先へ  飛んでゆこうよ

追いかけても追いかけても 近づかないのは気のせい?
目的地も見据えぬまま走り続ける



嘘と現実のゼロサムゲーム  答えなき答えにすがりつこう

それしかない それしか見当たらない ここには



「どこまでお出掛けですか?」
何気ない一言から始まる井戸端会議




こんなところでくたばんな! 登りつめろとは言えないけど

こんなところでごねるな! 甘えてもほしいけど.....



  
   奪われた夢ならいつか奪い返してみようぜ




失敗なんて成長の糧だって思えば いくらでもできるだろ?




あがき疲れるまでゆこう
      みんないつか消えちゃうんだから

愛とか恋とか全てごちゃまぜにして
   生まれたての色を取りもどしてみよう




傷だらけの運命でも
たまには酔いしれてみればどう?



「キミ」とか「あなた」とか そんな距離がくすぐったくて 

   思わず仕掛けるのはいつもこちら   委ねてくださるのはたいていそちら




愛とか恋とか全部引っ掻き回して
   2人だけの化学反応にかけてみたいな




眩しく世界の庭で僕らはタンデム
  まるでそんな昼下がりが全てであるかのように

この世界に降りしきる雨




目の前に横たわる少女に傘を差し出してみても
笑顔を取り戻せるわけもなく




花びらひとひら もぎとることもできず
知ったふりして 何一つ見えず




すれ違う少年に傘を差し出す
それぐらいしか思いつかないなんて






小さな笑みにふたつの微笑み

通りすがりの幸福は 壊したくなるほど鮮やかで




ずぶ濡れなのに かける言葉も見つけれない僕に

非常な現実を見せつけるかのように降りしきる






逆らい続けて



羽ばたき続けて...

笑わしてくれるぜ 都会のリアリティ
傷つくことがステータスだなんて



タメ息ばかり 真夜中オフィス
少しでも悩みが飛んでいってくれたら
そんなこと思いながら ディスプレイとにらめっこ



世界は今日も苦笑い
あふれるニュース +に程遠いモノばかり




いつかの子ども部屋 

作りかけのプラモデル

中途半端な己のように




マジメにやればやるほど 窮屈に押しつぶされ

馬鹿になればなるほど 空しさが込み上げる





週末になると いつも思う

来週、もうここには来ないと...


いつかの皆勤賞が不登校児のように





知らないフリを通すなら 振向かせればいい
ジャンクフーズ片手に今日の疲れを紛らわす




切なさだけではもう限界 そろそろ教えてあげよう
笑いの餌となり、笑いの渦に酔う





ボーイングストレートで鏡に映るナマケモノに見せつけろ!




それなりの名誉を片手に 気づかせて見せる 世界に

悲しみは味わうためにある

そう思えば少しは気分も変わる


持ち方次第だよ 何事も
捉え方次第だよ 今日一日も


誰かここで言ってくれないかな




時間切れの迷路に迷い込んでいるみたい


出口は見えてるのに 足はすくんだフリを通す


入り口に戻ったところで
リスタートってカッコつけれそうにない




僕は強くなれないよ よくわかっているつもり


僕はカッコ良くなれない 1番よく知ってるよ



ただここにギターがあって



シャーペンとノートがあれば



それだけでハッピーな平日の午後




ごめんね ママ



今は駆け抜ける想いに身を委ねさせて 

こんな小さな部屋で
いったい何をしてきたんだ


たかだか知れてる
抜け出さなければ始まらない未来



問いかけるのはもうやめよう
そろそろ自己の殻を破り捨ててみたら


遅すぎるくらいだけど
潜在的な可能性は0じゃない

わかってるだろ? 自分自身が1番




空を見上げれば
絶望のカケラさえ見当たらない星空


何に悩み 


何にためらっているのか


全く持ってわからなくなる


このまま吸い込んでくれないかい?  黒き大空よ


このままいなしてくれないかい?  月明かりよ






解き放たなければ 誰も気づいてくれない

一番知ってるのは自分自身




光をたぐり寄せることも出来ない

一番逃げているのは自分自身




さあ、ゆっくりいこう
君のリズムで ただ前へ



中途半端も込みで君の生き様さ

終電で君と 通路を隔て隣り合う




もしここで




「メルアド教えてくれない?」




なんて聞けたらいいのに




飾らずに 正直に




君が気になるんだよ 今





この想いはただ、今この一瞬




そう言ってはあきらめてきたのが

僕って人格





たぶん君は何気ない顔で

「いいよ」って言ってくれそう




でも、その「いいよ」は
そこまで深くない




だから僕は今日も臆病なまま

恐くてしょうがないんだ  Who is a hero?
僕なんてどうでもイイ奴なんだと思うと

 When does he come?

誰一人愛せなくて
誰一人救えないと思うと  Who is a hero?



寂しくてしょうがないんだ  When does she take me far away?



誰一人 ちゃんと目を合わせれなくて
誰一人 ちゃんと素直になれなくて  I go on trusting you



もうどうでもいいんだ
僕は良くも悪くもなれないから  I go on closing my eyes

もうどうしようもない?



誰かをずっと求めてきた
ふと、こんな世界から拾い上げてくれる誰かを  I go on screaming in my eden





誰かは 絶対いるって  I want to be a hero



誰かは 絶対来てくれるって  I go on waiting for the miracle



誰かは 凄い良い人だって...  I think that a hero is me...

どんなに離れても
忘れられない




どんなに離れてみても
イメージは鮮明




どんなにあがいても
不釣合いだった




どんなに磨いても
届きそうになかった





So 君は綺麗なまま




So 今なら言えるよ
相変わらずだけど




So 今なら笑えるよ
ギコチないけど




So 今なら見せれるよ
照れくさいけど




So 今なら言えるよ
ずっと気になっていたんだ




そう 今なら許せるよ
表向きでよければ




そう 信じられないだろうけど

探すことから 未来を切り開ける
臆病なモラトリアムにはなりたくないけど
始める事もなく 終わりを告げようと もがいている
その気もないのに 迷ってる振り


寂しすぎて 何も言えない
1人で生きてきたつもりだったけど
孤独にもなりきれず 自己陶酔ばかり


誰も来ない このままじゃ
それでよかった 頃もあった

   
   
   気づけば 何も手にしてない 



何1つ選択してこなかった
 「時間がない」 「才能がない」
同じようなことを口走っては眠りについた


扉に刻まれたあの日の証
あれから幾度の無為を見逃してきたの?
生の軌跡は痛いほど無邪気なまま


10年前の自分を写真で見つけ
あの頃と 何も変わってなくて 涙が出た
おかしいよ 何やってきたんだろ



   気づけば 何も築けてない



曇り空を仰ぎ 眩しくもないのに
瞼を閉じる決意をしていた



   気づけば 何も失っていない



「未来がない」
誰もが笑ってごまかす  もうウンザリなんだろ?



   気づけば 何も奪えてない   



ママに嫌われないように  その瞳を心で受け止め
パパに嫌われないように  寡黙な優等生になりきろうと暗示



   気づけば 賢くもない
   


テキスト片手に それなりの制服で それっぽい言動
現実って 時に味気ない



   気づけば 馬鹿にもなりきれない




明日を閉じることで 過去に生きられる
   

 ずっと信じてきた  
       ずっとそれしか知らなかった


   


   気づけば カッコ悪くもなりきれてない

お前みたいに素直になれたら...
いつもその背中を追いかけてきた



届くはずのないその勇姿
異国の言葉がよく似合う佇まい



作為の欠片もない笑みや
途上国の子どものように眩い瞳




いつだって見つめてくれた
  痛いほど感じとっていた



いつだって想ってくれていた
  塞ぎたくなるほど照れくさかった



どこにだって行ける気がした
  気にかけてくれる限り



どこまでも飛べる気がした
  そこにいてくれるかぎり

 
  武器も罪も持たず
  どうして この世界を渡れるというの




君は当然のことのように問いただす


何を恐れているんだ

僕らにはある種の武器がある

儚くも強くも揺さぶる心がある


勇気を少し振り絞ればいい話さ

どこにだって行けるよ




  持ち味何一つない私が 勇気を振り絞っても たかだかしれてる




わかるよ 勇気とリスクは表裏一体だからね




  前に行く前に 最低限の武器を




最低限がどれほどのものかわからない


だが1つ言えるのは 始めから完全武装で
切り拓いてきた奴は 1人としていないってことだよ


誰しも何かしら不十分なまま 突き進んできてるんだ


説教じみてきた これくらいにしとこう




  しょせん勝ち馬の理想論にすぎないわよ




いいよ その心意気を思い出せれば

一度でいいから



あなたと手をつなぎ



3人一緒にこの寒空の下



歩きたかった



聞こえない声



見えない笑顔



キミは今どこにいるのだろう



きっと近くにいるよね



消えてしまった姿



求めつづけるほど



思いはあふれだす



いつまでも2人っきりな現実



吹きつける風は



今も変わらず冷たいよ

ごくありふれた駅前階段



白を基調とした人々がよく映える



今日は休日  平和な休日





春風に促され



くすぐり始める階段



つられるように軽やかなステップ



よく似合うよ 黒いスカート



今日は祝日  平和な祝日






あぶれた午後でも



街路樹の緑が優しく揺れる休日



   平和だよ  みんな




この国の旗がはためく祝日



   平和だよ  今でも

どこまで素直になれるか
    
    駆け引きは始まった




              どうしても気に食わない 枯れかけの太陽
           
          Skating! Jumping! Diving! すべって in Your Smile
                               
                   遠慮せずに捨ててみましょう




   突然突き放されるのに慣れてないんだ

全てを見せるには早すぎる




                           どうしても気に食わない 咲き誇る満月

                 Skating! Jumping! Diving! 全て in Your Dream

                     もう少し小さくしてみましょう






        したたる夢のカケラにはあの日の笑顔が詰まっていて

        捨てるという事は全てを忘れる事を意味している






信用しきるにはもう少し時間を
   
      Smart! Cool! Kind! いつだって to You             
           
  しばらくはカッコつけたままで許して

想像は遥か



海のように深く 空のように高く



解き明かされないコードが
ほどきかけた2人を引き寄せあう






I break your melody
  すべての情報を支配したい




優しげな微笑に震え
夜の淵へ追いやられていく






I break your voice
  息の根を止めてあげよう




狂えるだけ狂えばいい
快楽の果てが堕落だとしても






I break your memory
   現実と引き換えに





I break your mind
   理性は冷静極まりない






ありがちなシチュエーションを前提
   ありえないシミュレーションに耽溺




I always break you in my dream

無限に溢れる真夏の1・2ヶ月


誰もが平等に享受





きらめく日差しを制す


radioから流れる真夏の風物詩


今日のスタートはいつだってここから





たかだかスタンプ  


毎日通えば勲章


ルールは単純明快  


燃えるぜチルドレン





メロディーに乗せられて

身体はしなやかに



リズムに釣られて

心は ready for today






腕を振りほどけ!

青の宇宙を抱きしめるように





脚を解き放て!

茶の大地を蹴散らすほどに





お目覚め前のカラッとした空気

汗ばむ体温と心地良く混じる






リアルタイムを肌で感じて

世界は1つと肌で味わって





ゆらりとサンシャイン

添えるようにクラウディ





日いずる世界はここから始まる

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