頭を抱え込んだ 
必死に壊れまいと 
誰でもいいから包んでほしかった


流れに委ねた 
辛く苦しい日々がそのまま浄化されることを微かに願い


理性はなかった 涙と感情と僅かな背景音に支配された


もう何もいらないと言い切れそうだ この涙をすべて受け流した頃には


強くはなれなくても受容していける 確信したい 流れてきた時の蓄積を




拾い集められここへ来た たぶんその随分前から1人っきりだった


数えきれない闇を越え 灯火のまま泳ぎ辿り着けた一つ


奇跡は事もなげに法則に組み込まれている


信じられない事でも当たり前のように現れる


おそらく意味はある はっきりとしないまま始まっていく


一度はふとよぎる 意義はないのかもしれないと


それでも言い聞かせる 曖昧なまま駆け出していくしかないと


どうしようもなく不安になる 求めすぎているのは自分たった1人なのではないかと


そんな時 ページをめくっていく 同じように抱えていることをもう一度確認したいので