橙に包まれた浅い青

受賞・入選など14篇。 写真詩・イラスト詩・ポエム動画など2333篇以上を公開。

2006年12月

少しくらいのがっくりだもん   明日にはやわらいでいるよ



時さえ止めれそうだよ   勢いだけでどこまで行けるかな



空しささえ感じる隙もないくらい   出会い別れを求め上下の営み



ありったけの武器を掻き集め   それぞれが握り締めたら後はひたすら地中へ



海までは遠いけど掘れるとこまで掘ろう   波しぶきが聞こえるまでガムシャラ



そこを越えれば限界をすべて放射 



寄せては返す自然のBGM   寄り添うように口笛







咲いてほしい 旅立つ前に   どこかで海でも眺めながら



そう 閉じていないで   いつか やってくるんだよ



乗り越えてみようよ   1人きりで



山あり谷ありなんてありきたりなこと言うつもりはないけど



笑顔の裏に隠された努力   僕等はそれに見向きもしない










掴みにいかない?








それは   草原の片隅に何気なく生えているのかもしれない




それは   大学図書館の2階に  ひっそりと眠っているのかもしれない




それは   住宅街の真ん中にあるバス停に並んでいるのかもしれない




それは   無人駅のベンチに   じっと座っているのかもしれない




それは   懐かしの原風景を残す問屋街で売っているのかもしれない




それは   外国小説の中盤に   そっと書かれているのかもしれない




それは   デパートの6階と7階を結ぶ階段の踊り場に置かれているのかもしれない




それは   赤信号の交差点で   ゆったりと佇んでいるのかもしれない




それは   米軍基地に挟まれた幹線道路を走っているのかもしれない






それは   あなたの住む近くで   何気なく存在しているのかもしれない  







掴みにいこう   目的は後からつけることにして

気づいていますか?   きらびやかな気配を呼び寄せる歌声

気づいていますよね   聞き惚れたときから欠かさず迎えてきた季節達


ハイリスクな夢でも 悲観的な予想図でも  イメージの間は玉手箱





探していますか?   とろけるようなきらめき 

探していますよね   振りまいていくキャンディー


愛を探しましょう   ヴァーチャルからかけ離れたこの町で


世界はあふれています 刻々と





見つめていますか?   ちょっぴり物足りない

見つめていますよね   酸味風味のフレーバー




裏切られ 傷つけあい  切なさを積み重ね


飛翔の時に隣に居るのは たぶん君じゃない

そうだとしても 今は今として抱きしめてゆける





動いていますか?   出来心のいたずら

動いていますよね   カラフルな口づけ


夢を掴みましょう   合併間近のありふれた田園風景で


時代は刻んでいます 刻々と





変わり映えのしない街並にも 小さな魔法はあふれている


ステッキ一振り  夜空に流れ星


降りかけながら 予感をささやかにお送りします





自覚していますか?   裂けなくとも振り払えなくとも

自覚していますよね   踏み出していきます トカゲさん





POP POP  ひたすら今はカラフルで

現実から夢があふれるくらい

夢を見ているような  淡い でもしっかりとした感覚






誰からも好かれなくても  小さくそっと咲く笑顔があればいい

とてもじゃないけど声にできない  言葉が溢れている最近



寒さのせいもあるかもしれない  心のせいかもしれない



派手な色でまとめなくても 身体中からあふれるきらめきだけで十分すぎるよ

振り向いてくれる視線に 自分のことじゃないのに誇らしかった



好きで仕方がなくて  言葉じゃなくてプレゼントでごまかし繋ぎ合わせ



永遠って この季節に生まれたことばなのかもね

事もなげに呟いた 信号待ちの交差点



その時は君とどこへ行こうかで 頭がいっぱいだったけれど

振り返る今は その言葉が実感を持って染み込んでいるようだよ






夜は何もなくてもロマンチック  街は軽やかにきらびやかに装う





寂しさが一段と強くなりそうだけど 

僕の知ることのない幸せが 僅かでも微かでも温かい夢を匂わせてくれる季節





見据えていますか?   可愛そうでも健気でも

見据えていますよね   手は差し伸べません 紳士気取りのジェントルマン





1人抱えた腕にも  大きな可能性が宿るような予感を感じさせてくれる季節





POP POP  真っ直ぐに未来に照準

自然は繰り返しています 刻々と





寂しくても 1人きりでも  季節は平等に降りかけてくれる

おぼつかない足取りで運命を歩み始めた 小さな後ろ姿


僕にも追いつけるかな その道に光差し込む日まで





できなくなっても走り出そう 


君に言った ことに励まされている自分が今ここにいるわけで





どう転ぶかなんて誰にもわからないね わかるはずがないよね


届くように  ただ届くように 叫び続けていたい 


僕にもできる  思い込みから始まる事もあるよね





そっと覗きつつ可能性を探る


見切り発射を少しでも減らしたい


後悔はもう味わいあきたんだ





いつかの陽射しが窓辺に優しく溢れる夕方


理由もなく涙目になる 幸せの何気なさを伝えられたように


気まぐれなFMから哀傷を滲ませる曲


こらえきれず アルバムをめくる手をとめる






安らかに眠りたまえ   届かない想いを風に


肌を軽くさらう感触が懐かしい






戻ることのできない瞬間が瞼の奥に蘇り始める季節


孤独にも強くもなれないままだけれど


刻み込んだ願いは輝きを失っていないから





信じつづけるのはもうこりごりだけど


夢見ることを忘れたくはないから





ゆっくりと踏み出そう   待ちわびる季節に可能性を与えるんだ


ゆっくりと瞳を開けよう   直に来る次の季節に期待を植え付けるんだ






安らかに眠りたまえ  届かなかった想いは確かに受け取りました



その分 少し勇気強くなれました



だから安心して  私の分も眠りたまえ

ない交ぜの影に託した 時代   流されては波に受け継がれ


策略を感じさせない笑みがあふれる 時間帯




ぐるぐると同じところばかりにいる 



先駆者とはなれない 世代   真新しさが見当たらない 時代



踏み入る瞬間はいつも変わらない 


くり返し積み上げ   壊しては戻り 


核心らしきものを手探りで目指す 社会





僕らはどこまで行けば進めるのだろう どうか教えて





限界を凌駕するパワフル   落としどころをさぐるポリティクス


誰か答えを持っているのなら早く教えて





暴動は起きない  時代錯誤だから 


革命は起きない  遠い昔のお話に過ぎないから


旗を寄せ合ってもしみつかない  さびついた空の先に∞の青が拡がっている





共通理念は何だろう 


強いて挙げようにも すぐには思いつかない 社会



民主主義だろうか   資本主義だろうか  



主体は何なのだろうか




殴られる予感だけが鮮明に迫る  私達は知っているのに感じることができない





寓話さえ作れないくらい 病んでいる 社会


逃げ切れない瞬間が永遠を呑み込む





寓話にもならないつまらないことで あふれている 現代


慌しいのは心   知識と経験は同時並行で押し寄せない 


掴みきれないのに拡大していく心


その事実が目の前を暗くする 





怖れなしたデモクラシー   壊れかけのラプソディー


のらりくらりでごまかしていく 知識人

一体全体どうしてんだろう 


僕も君も  嘘みたいにおかしいよ



激戦区を軽やかにいなしていこう  涼しげな微笑はその日までとっておこう




たぶん 作り話じゃ満足できない性分             心の中を巡っていく螺旋


トリッキーは控えて正面突破を図ろう             ゆらめきをきらめきへ変えていく







       元気でいますよ    誰も聞いていませんよ
  

       元気でいますか    こちらのセリフです







どんなに裏ぶれても 見捨てないでくれたね 


本当は声にならないほど 嬉しかったんだ





 最果てへドライブしよう    てらいもなく呟くよね
  

           悔しいけれど   いつのまにかハンドルを握っていた 




昨日までブランコに揺られていたはずなのに





どんなに暴れても恐くはない 割とミーハ―なんだ 


だって慣れているから 恥ずかしげもなく言えちゃうよ





                        さんざめく流星音    聞き漏らさないで今夜は 


                        放り込まれた無重力   次元を突き破ろう 



                        君は綺麗だから     気分は宇宙遊泳の訓練





奪い合い 


傷つけあい 



進んでいるのか退いているのか
どろだらけの姿で歩いていくよ 道なき道を





       夢は夢のまま 心に灯し続けていきたい


       最果てを訪ねながら  光りあふれる序章を求めている





たとえ矛盾に満ちた歩みだとしても 


志は高く


足取りは軽やかに魅せていきたい




                   一途な思いに耽ったまま  君と出逢ってしまった 

             求めすぎたのは僕だった  遅すぎた冷静に浸る 





願いは叶うものだと信じていた  恋は輝きにあふれたものだと信じていた



             戻れはしない年頃の感性






           描き終えても止まらないんだよ  たぶん描き足りないんだろう


             背中にまで深く長く延びるイズム  書き換えるためにはもう少し時間を






待ちぼうけを食わしてばかりだけど  もう少しだけ辛抱してくれないかな



  輝きを光に


      変えていくのが


            こんなに大変な営みとは


                          まさか知らなかったよ







     突き抜けようにも突き詰めなきゃ始まらないよ 
    

                 気づいているんだね  痛いほど  拭えないくらい







朝が 来る度に 悩んでいる 

      
         行くべきか 休むべきか 





積極的に奇声を挙げ    要注意人物にいつの間にか仲間入り







  照れ隠しにハイテンション 



        内気なお笑い芸人が ふと見せた眼差しに 似た匂いを感じとった






                               抱えながら進んでいくしかないさ 



               スタートラインは不平等極まりないけど



嘆いたところで政策はあてにならず  言わずもがな







こちょこちょでごまかしてもダメなんだよ  明日はきっと止まらないからね




      それでもこちょこちょやめないから少しむかつくよ  でも嬉しかったよ




退屈な映画でも見ていられる  横で 真剣な眼差しがあるから







目覚めた時には窓が淡く色づいていた



朝なのか夕方なのか はっきりしない  休日でもないのにこのスタイル





いつの間にか外れていた





どこへ行くのだろう  
            自分のことが1番良くわからない




他人のことは予測しやすいのに  
                とにかく恐くて何もできなかった






朝は夜よりも暗く   夜は朝よりも鮮やかで




昨日までブランコに揺られていたはずなのに      今日にはもう 満員電車に揺られている





時の加速は想像以上だよ







               愛しても軽蔑もしていない 


        いなくならないと気づけない   欠かせない存在の重み






最果てへの切符を片手に 


静かに微笑み踵を返した姿  昨日のことのように揺らめいている






いつかその笑顔を受け止めてみせる    輝かしい季節の中で


それまでひたすら駆けずり回るよ








             ドレスに浮かぶ水玉はどこか寂しげ
      

             節操のないほど鮮やかに逃げ切る








寂しくなったら呼んでください 





駆けつけることはできなくても  


        つながっていることを忘れずにいてください





バランスの崩れかけた日には  気軽に連絡をください






          車はないけれど  出きる限りの手段を駆使します

寂しさが剥がせたら 
冷蔵庫のマグネットのように何気ないものなら


苦しみは減っていくのか  空しさが増えるだけなのか


量れない感情が今日を掻き乱す





そろりと忍び寄る鼓動  理由ありの冷たい汗が頬を伝う


愛を感じられない抱擁  信じきれない告白


色取られた現実は幻想のよう


上手くいえないまま 言い訳ばかり上手くなる





時に涙を流し   ふいに とびきりの笑顔に出会う


時に儚さを感じ   ふいに その短さに震える








喜びがやわらかなら 
ソファーに転がるクッションのように何気ないものなら


悲しみを伴わないのか  痛みが和らぐだけなのか 


量れない思考が身体中を締めつける





時代は変わり  


街はためらいながらも受け入れていく


歳月は変わることのない想いと結びつき  


夢は現実と折り合いをつけていく





時に 人は悲しみを知り   時に人は自由を知る


時に 人は喜びを知り   時に人は孤独を知る

ささやかな陽だまりの中で 吐息を優しく吹きかけてくれる

可能性をふりまく微笑  夢なら覚めないでと願う




覚えたての感情をわめき散らす 

めずらしくもないかもしれないけれど  生まれたての真新しさを伝えたい




か弱き感情に初めて気づいた夜  眠ることさえままならない

これが恋というならどれほど辛いものなのだろう  ぎゅっと1人縮こまる


ありふれたことの尊さに気づいた朝  遅すぎた後悔が涙を呼び寄せた




運命の鼓動  僕と君でも重なり合わないタイミング

だから胸に耳を寄せてみる  出来過ぎた口実は思考回路どまり




とまどっているのが役目  そんなに甘くはないけれど

ほんとにそれしか体現できない 

それでも鼓動が高鳴りつづける日々は途切れない




夢見る事はすばらしい

年を重ねるごとに何で恥ずかしくなっちゃうんだろう

語ってはいけないっていうきまりでもあるのかな



夢を見つけれないことに悩む必要はない

まだまだひよっこだから言い切るよ 




生まれたての朝日を待つとき 瞳をそっとよこしてくれる

予感をささやく声  夢なら夢でいいと確信する

光を小さく灯し 
真夜中に回路を洗いざらい


混線模様の主たる原因である微笑み  
1つ1つ丁寧に噛み締めつつ除去


上手く言葉を発せられないまま
遠ざかる姿を見送ること複数回


どれほど数えれば振動するのか 
わからないはあきらめと同義





爆発しかねない夜に想いを揺らす
          静寂を越えて時を塞ぐ 



自らが仕掛けた罠にまんまと落ちて喚き散らす
            知らされない感慨に耽る妄想



会わされた再会は理想に程遠く 
      踏み潰された自尊心にお別れ



頗るお腹の調子が悪い 
    響かない思いに溜め息



すややかに楽園に導いてくれないかい
       どんなに振り解いても断ち切れない呪縛



歳月に吹きかける 
   話せない夢を語り明かす



雷鳴に思い起こされる 
    最後に振込みで逃げ切れ



フライ  彩色美に揺れる

すっきりとした左後部席からの風景には
  不可分な行方がこんなにもっていうくらい広がっている



どんよりとした窓側の自由席からの風景には
  不可分な行方がこれでもかっていうぐらい広がっている





行き場もなく怒ってばかり  理由もなく涙がしたたり落ちる



いつだってこんな風なんだ いったんつまずくと周回遅れ
本当に嫌になるよ  自分の不甲斐なさに  やるせない
こんなはずじゃないって繰り返す現在



たぶん笑われるのが嫌なんじゃなくて
笑われる口実を与えるのが嫌なんだって..... 気づいたよ




流れ  生まれ 
流れ  倒れ    あの頃があの頃のまま 今をしめつける






止めどなく落ちてばかり  理由もなく笑みがこぼれる



あの頃とさほど変わらない未来 受け止めきれない
僕にはムリなんだよ
遠くまで導いてくれないなら 僕が導いてあげられる人にならなきゃ
重ね重ね 逃げ切れなくても駆け出してみるしかないさ

 

たぶん悲しむのが嫌なんじゃなくて
悲しむ理由を噛み締めるのが嫌なんだって..... 気づいたよ




流れ  生まれ
流れ  倒れ    あの頃があの頃のまま今をしめつけるのなら  しっかりと振り切って





すっきりとした助手席からの風景には
   不可分な行方がこんなにもっていうくらい広がっている ...とキミは思う



どんよりとしたバスからの風景には
   不可分な行方がこれでもかっていうぐらい広がっている.... と僕は1人きり思う

何よりも輝くため  すべきことは何なのか
教えてほしい  そっと囁いてほしい 



命ギリギリの淵を泳ぐとしても 恐くはない 
退屈の息の根を止めてほしい



泣き叫んで 想い焦がれ
届かぬ切なさ  切れぬ儚さ



散らばる掟  守る由縁に震え 
真一文字に精進する志が芽生え



立身の道を切り開くのは己

声なき声を具現化 

姿なき思いを夢想

愛なき心を破棄



立ち往生の歳月を幾十年またげども
名もなきままでは切腹できぬ



生涯孤独  一生精進


生涯変身  一生恥辱


生涯放浪  一生一会

やけくそになりながらも約束を果たす
誰に強制されるわけでもなく 振り返ることを禁じた

終われない今日を 終えれない昨日を携えていく
それがこの道の姿なら受け入れていける




たぶんこんなもんじゃない
立ち止まるたび言い聞かせているんだよ
憧れの彼も 小さなヒーローも 著名人も




  「走り出してもいないんだろ?」


見透かすかのような一言に驚き 少し嬉しく思っているよ
力強く駆け抜ける途中で さり気なく声を挙げてくれたことに




夢見る意義  答えのない問い  浮かべては掻き消してゆく
とどろくことのない




砕けた記憶を作り直す暇があるなら  腕を振り上げ手探りで掴み取る姿勢を




ロック  誰よりも今夜はロック
飲み干してしまえ 闇夜ごと

感傷に浸るくらいなら切り抜き ひたすら没頭すればごまかせる
やりたいことが見当たらない  退屈な日々はそのまま  どこまで行っても僕は僕のまま




ロック 誰よりもお前はロック
掻き鳴らせ騒音も込みで

不安なんだ  失敗する前から失敗した後の気分
どうにもこうにもならないから朝焼けとともにドアを開く




限りない夢を搾り取れ  時間は迫らなくとも限られている
前のめりでゆこうよ  図々しいくらいでもちょうどいいくらいの控え目




落ちそうでも羽ばたいている  飛び立つには心の持ち方を変えろ
   幾何学模様の田園地帯 綺麗という一言ではくくれない




眠れる才能とやらを掘り起こせ  ないならあるようなフリで貫き通せ
   精密を欠いた抽象画でも描き続ければコレクション




思い出だけでつながりあえる瞬間 
   手を振ってさよならした未来の手前
      奈落の運命だとしても 加速は緩めないで

1人きりの夜は思い出に捧げる 
未来を  これから始まる明日へのイメージを



必要以上のことは書かない 短めのメール


だから 少し長めの時は初めて会えた時のようにときめく



いつも壊れない限り  繋がりあいたい 


いつの時代も変わらぬ想い 行間に滲ませる
知らない漢字はひらがなのまま 自分なりの誠実がある





2人きりの夜は希望を捧げる
過去に  これから積み重ねる日々に



必要以上のことはいらない 短めのメール


だから 少し長めのときは始めの頃を思い出す



知らないことは知らないまま 自分なりの素直がある
いつの時代も揺るがない想い 行間に滲む


いつまでも壊れない限り  繋がりあえる

優しさ 慈しみ 込められた想い
届かないとしても「伝えたい」が溢れすぎている


流れに流されていても それなりに自我は確立できる
情報はあふれていても 遮断するのはいつだってできる


車窓には懐かしい影 人込みにはいつかの笑顔
追いかけてくるのはあの頃の自分


言えなかった想いは駆け巡り放題で 感傷さえ許してはくれない
にじんだ文字なぞりながら読み取る
歳月を越えた経験が髄の深くまで熱くする


月明かりに照らされ歩む木立  遅れないように羽ばたく小鳥達


焼き払われてしまう明日  郷愁に浸るのは明後日


真新しい朝日は昨日なんてつゆ知らず
無邪気にふてぶてしいくらい注ぎ始めるよ


受け入れてほしい今日こそ
認めてくれなくていい 知覚してくれさえすれば


受け入れてください今日中に
場所が見当たらないままなんです 今日も


握り返された掌はあまりにも無感情
それでも喜びは頬を伝っていく


出会えなかった日々は今日で終わる
淡い確信が私の支えとなっていくだろう


昨日までにさよならを 始まりの今日に感謝を

捧げよう高らかに 捧げさせていただきます 天高く

繰り返される歴史の悪夢



捉えどころのない波に法則を見出す定め



最後のドアが開かれ  あらゆるひずみは終息にまとめられた



再生に向けゆっくりと光を差し込ませ 



時間軸を取り戻すため 風を吹き込ませる




better than best




過ちは時を経て気づかれる



遅すぎる溜め息が空しそうに白く揺れる



転がり続ける歴史の解釈



熱しやすい渦に翻弄を促される流れ



再生の庭の陽だまりで分かち合う2つの糸



共有に向けしたたかに手を握り合う

うごめく激情  翻弄される感情 揺るぎない契りを誓う
君の駅へ来たよ 思わずにはちょっと出来過ぎているかも
それでも視線はその淡い輪郭を慌てて探す
欠片でいい 少しだけでも君の近くで雰囲気を味わいたい




運命に誘われても今は振り向きたくない それが僕だけの心模様 
優しさが込み上げる休日の午後
自信のない僕は相変わらず冴えないキャラで過ごしているよ
君のくれた色彩で身にまとい 今日に飛び込んでいく




ありがとうほんとに 相手にしてくれて まともに話せない僕なんかを
進んでいないんだ あの時からずっと 今までの日々は嘘みたいだった




君のくれた曲を引っ張り出した前日 進路選択なんて似たり寄ったり
どこに行こうがたいした未来は待っていないと すかしてばかりの僕に教えてくれた



あのメロディーと詩 

 
  「時間をムダにしちゃだめ」


聞き飽きたフレーズなのに 込み上げてくるものを堪えきれなかった
弾き始めたときにはもうぐしゃぐしゃ




虹色に染め上げられる世界 見惚れていた軽やかなステップ
夢を具現化して見せてくれた 少し嫉妬を禁じえないほど
なりたかった 貴方のように その時から夢を見つづけている気がする 今でも




おもしろいほど広がる世界に溺れたまま 
月が照らす海は儚く凛としていて 手の届かない場所を初めて強く意識した




風に舞う点の集散  あきるほどに繰り返された季節に新たな一面が示された 
時を止めて記憶を繋ぎ合わせていく 永遠を今の中に形作る

愛すべき人は気づいた時にはもういない
なぜなんだ 気づいたときに限ってこんな風なんだ


高く飛びたい 僕はここにいるよって
元気よく伝えたい いっぱい迷惑かけたけど
ここにいるんだよ 気づいてほしいよって




空は綺麗過ぎて僕は後ろめたくなる




ああ才能が欲しいよ 振り向かせてみせるような



凍えそうに座り込んでいたね
優しく声をかけるつもりでかけそびれたあの日



今も後悔しているんだ 心の奥深くささくれみたいに残っているんだ 



想い出の曲が胸に染みるよ

戻せない過去  戻らないあの心




「ありがとう」 その一言を言えなかったことがひっかかっている




進んできたつもりなんだけど 実際はどうなんだろう よくわからないよ



涙が今さら零れ落ちてきたよ  4年前に忘れてきた心が蘇る



実際どうなんだろう 今も素直にはなりきれていないんだ

ああ 戻りたいよもう一度  あの頃へ




たくさん話しておけばよかったのに僕は素直になれず 
照れてばかりでちゃんと見つめることもなおざりにしていたんだね ずっと




ああ 戻りたいよ  だから今は叫ばせて 

ああ 戻りたいよ  戻れなくても願わずにいられない

才能が欲しい 与えていただければ1人でやっていけます
身勝手と知りつつエゴをプライドの芯に据える



そびえる都会に心奪われ 路上表現者のあふれる街へ

終わらない連想を受け止め  見つめつづける覚悟を打ち出す

時のすべてが僕を囲い込んでゆくばかり



裂いてばかり 買いつづけてもキリがない
配られるキャンディーで気持ちごまかす



舞い降りる季節の訪れ 踏みしめる雑踏

あくびが止まらない 君がいなくなってから 朝はブラックになった



吐き出し生み出す中で 聞き飽きても聞き飽ききれないメロディー
僕は奏でるよ あの頃のまま



嘘はもういらない 生理的というよりも聞き飽きた


自信のない夜は朝までに奇跡が舞い降りるよう
夜空に瞳を閉じつつ祈る 流れ星の代わりに奇跡をと



裂け難い習性ならば非難されようともアバンギャルドに生きていく
巻きつかれた思いは標準の裏側へ



迷いを振り切ると運命らしきものがやっと見えてきた


拾うことを許してもらえるかはこれからだけど
闇の中でも光を浴びたような感覚



流されていく
身を委ねなくとも 嘘がまかり通る爽やかな朝


さよならが霞むように羽ばたき続ける

時間という揺りかごに踊らされている

気づいてはいる 時代も人も  1人きりでは切り開きにくい

それが人生 それが社会 

覚えきれない単語  がむしゃらに書き殴り




死を念頭に置いた夕暮れ  懐かしき人の死を知らされた  己の未熟さを恥じている



辿りつけない歴史の十字路  切り取られていく史実  書き加えられていく思想




秒針との追いかけっこ  飽きたふりでシカトを決め込んでも 

残酷に胸を締め付ける この想い




落ちるだけが取り柄  悲しいことなんて何一つない 

いつもどおりの週末だった そのはずだった

それでも夜は涙を欲した  目覚めを引き裂くほどの夢を連れてきた



夢の中では心の中がすべて見透かされていた  怖いくらいに知ることになった本性

自分自身が隠してきた気づくことのなかった裏側



振り落とされぬようあがき続ける 

撃ち抜いてしまえば楽になれる  答えは明快だ

たいして変わらない今日と昨日 単調に耽っている




流されていく無常に救いの術は現実感を取り戻す

途切れない絶望に優しく微笑む 気取らない運命に夢を託す




器用にそつなく渡りきる  君達とは住む世界が違う

おそらく努力の質が違うんだろう 気力が湧かないんだ

自分でも信じられないほど  言い訳にしか聞こえないだろうけど

奇跡が途切れかけている  目の当たりにした木漏れ日の下

少しでも遠くへと続くようなエッセンスを持ち合わせていたい




お花畑  

それは憧れのドライブコース

貴方にとっては退屈な 私にとっては楽しみな日帰り



ぶっつぶしてくれても構いません 貴方なら

何をなされても大目に見ましょう  激しく怒る姿もキュートで胸が痛みます

焦げきったパンでもきれいにたいらげます  だって貴方が作ってくださったんだから



泣き顔も見せてよ 笑顔だけじゃなくて

さよならだけでは寂しすぎるから
せめてここで見つめさせて



怯えた表情さえも輝かしてみせるよ
太陽になりたい いつまでも枯れる事のないような

さよならが似合わないように明日へと駆け出していく
小さく大きく見せたくて



離れ離れの果てへ来ても信じ続けていたいよね
崩れ落ち次第駆けつけるよ



宿命という言葉にしたとたん空虚


波間に運命が泳いでいる

たぶん終わりなどないのだろう
始まりの時から何となくわかっていたよ  教わった記憶はないから



扉の奥から聴こえるのは幼き自声  こらえきれず嗚咽を漏らす


  - イタミジャナイ コレハイタミナンカジャナイ -


言い聞かせては閉じていく日々
悲しみがそっと落ちていく 呼応するかのように頬を伝う喜び



だらしなく風に揺れる下着  1つ1つ放り込む放課後



そつなくこなせる 見せ掛けの自信が唯一の取り柄だった


独占欲に駆られ 縛り上げることに明け暮れた日々は嘘みたいに霞んでいった


時間じゃなく言い訳がほしかった それなりにごまかせるように



振り返るために現在はあり
疲れを際立たせるかのように過去が高らかに嘲笑う



静かな部屋で分かち合えたつながり


触れなくても満たされた想い出


くだらなかった積み重ねさえ
味わい深いセピアとなっている



優しくも儚げな佇まい 本能は理性を踏みにじる
明日にでも消えてしまいそうな脆さを称えている


滅びてしまったのは心 ささやいているのは頭



季節は放っておいても流れていく


感情だけを綺麗に残し

かりそめでしかない表情 信じるか信じないかの選択肢を振られ
焦り 途惑いをひた隠す
入り組んだ専門領域に無関心なまま切り込む




壁沿いに歩く日々 吐き出す寸前 喉を切り裂く
黄色を赤色でごまかすかのように




何もできないまま 生きがいを求め始めてしまっている
咲くことも飛ばされることもなく無風の白い空間で




文句のつけようのない微笑 放たれる寸前
夢中で握る 絶頂の余韻に浸るように




潜りたいな その瞳の奥まで 
何で声をかけちゃったんだろう 後悔は未だ消えない


探りたいな その唇の奥深く
毎日その笑みを眺めるたびに叶わぬ想いにしめつけられる
永遠といかなくとも過ぎ去ることのない想い



通り過ぎてくれる君に視線を送り つなぎとめる自分に嫌気が差す
どれほど巡れど気づいてはくれない それでも構わなかった




自信をなくしたまま 変わらない朝を繰り返した
戻れるならなんだってできるのに 見果てぬ夢の輝きに捕らわれたまま身動きさえできず

辿り着けてはいない 未だに
お前はどんな表情で蔑むのだろう
何一つ捨てきれていない あきれて踵を返すのだろうか



ざらつく公園の隅が居場所だった 唯一の
気軽に世間話とはとてもいかなかった
朝も夜も大して変わらなかった しみるような寒さを除いて



はみ出すことが汚らわしく まともなことが健全と規定されたのはいつからなんだろう

転がした2次方程式  理解もせずに解けてしまう不条理
やりきれなくともこなすしかない



危なげのない橋を選んでは渡りきってきた 誇らしく振舞える神経を苦々しく見つめていた
大声で間違っていると言える勇気と知識を求め噛り付いた



真夜中 目覚めた  流し堪えてきたものがふいにあふれてきた

どんな夢なのかよく覚えていない

たしか自分がどれほどふがいない人間であるか突きつけられたような感じだった

たぶんその世界を覗いてしまった 



踊り狂う日々は遠く強く息づいている



まばらにも黄色い帽子が映える列 遠い昔に居た自分をそこに重ね合わせた



戻らない時の中 今を漂う

笑わせるなよ未来  迎えてもいないのに怯えさせるなよ

どんなに泣いてみせたところで駆けつけるほどの元気は今夜ない 残念ながら


願わないで 僕なんかを頼りにしてくれるなよ
悔しいんだその輝きに未だ捕らわれていることが


祈らないで 君にはふさわしくないよ
悔しくてしょうがないんだ その輝きに負けてしまっているようで


戻らないで 忘れられなくなりそう
走るしかないんだ あの笑顔を振り切るように


覚めることのない眠りなんて寓話にもならない
さあ立ち上がり 未来を掴みに行こう


トントン拍子の日々はあっけなく過ぎていくのは疑いようもない
でも怯えなくていいよ 雨降りの日々もやがて過ぎていくのだから


ためらっている場合じゃないよ その輝きの前で立ちすくんでいるばかりじゃ
その笑顔が霞んでしまうように走るしかないんだ

待ち望んだ再会 近づけば近づくほど逃げ出したくなる 
自信がない 未だに不安



殴り降り注ぐ光と雨が滲ませていく 楽して歩んできた道のり 


狂い ためらい 揺れない瞳
早期決着を夢見てきたスロースターター


自意識過剰な陽射しに踊らされ
完璧主義に焦がれてきたアウトサイダー


飛び立てないのは過去の心 ブレーキをかけるのは未来の心
別世界の言葉のように高圧的に刺さる音感



今がもっともらしく扱われる日なんてあり得ない それでもあきらめきれない想い
震えるような恋がしたかった がむしゃらの青い春に身を焦がしてみたかった
ほんとにやりきれない 抉り取られた空を静かに見つめていた



逆さまの論理を打ち上げ 小さな濃密な世界への入り口を阻んでいく
そのうち元に戻る 誰もが気にもとめなかった

今にも空に吸い寄せられてしまいそうな後ろ姿
引き止めるようと撃ち抜いた  そう撃ち抜いてしまった



朝焼けに紛れ逃げ出した 渡り始めたのは7月の始め 君と別れてから一週間後だった



「そろそろ時間じゃない?」優しい言葉を待っていたのに

   落ち着いている 自分でも怖いくらいに


「一緒に行こうよ」ありきたりな言葉を待ち望んでいたのに

   落ち着いてしまった 心も 身体も 願いも 祈りも

あふれだした想い形にする前に「ダメだ ムリだ」って口癖だね
気軽にいこう 誰もみちゃいないさ そう注目はここにはない



落ち着いてくれよ 業が深すぎるから1つになれない それだけじゃないか
流れ星にも現実がある 儚く消えていく現実
運命を委ねるとは荷が重い 本音では愚痴っているよ



抱えきれない祈りに吸い寄せられ 選び取られた趣旨達
青田買いが才能を活かしつつ腐らせる
欠かさず空を裂けども 光 差し込むことはなく



ラブリー絡みあった過去を解きほぐし
飽くなき世界で  悩んで泣いて少しすっきりして 
頼られるのはそんなに悪くないからさ



悩んで泣けないなら吐き出して 必要以上に遠慮しなくていいよ
楽観主義で毒づいて 困らせては喜んだ



声をかけては後ろめたさに悩んだ
振り向いてくれなくて良かった 今はそう思える



何度も何でもないように微笑む姿が眩しくて
仕掛けた僕は恥ずかしかった

捉えようのない思いつき 礎を根底から揺るがせた
  ごろごろでごまかして  ころころでコンタクト外れる



 革命は一晩で成り立たず 教訓に励まされる堕落
   愉快な会議 ゆらゆらと肩を寄せて 小波を切らんぎらん



     落とし穴ばかりと知っていたにもかかわらず
イカレタように突き進むお前はきっと馬鹿 それとも天才? 紙一重の境地



       最後の日となっても笑っていられるように
         花瓶に挿した一輪の名もなき赤い花のように
       ひらひらと手招き ふらふらと手の鳴る方へ



変わり映えのしない日常を変えたい 
  まずは澄んだ空気に近づくため  30分早めに目覚まし
     すごく遠くに来た夢  寂しさよりも好奇心が先行



吹き飛ばしてぶっ飛ばして 運命なんてないんだね
晴耕雨読  意味も知らずに太陽の下で駆け回る

導きの鐘が優しく聴こえ  取り返しのつかない記憶を埋めにいこうと決意




   世界の果てまで届け!とはおこがましいが 意気込みはそれぐらいじゃなきゃ変わらない 




因果応報で片をつけれるなら悩むという思考は衰えていくのか


  ありもしないあの日の良い方を夢見てばかりの僕に  目覚まし代わりの一発を

しゃがみうなだれたあの日が 懐かしく思える
そんな場所に立つようになった



一人では何1つできないことを気にして泣いていた

囲まれた午後1時過ぎ  少し蒸し暑く  苛立ちを覚えていた




廃屋同然のこの街で希望を持つとは死に等しい

ささやかな親切 余計なことはするなと冷めた視線



枯れかけた花束でも喜んでくれる 理由もなく自信があふれる

捧げれるものはすべて お前だけがくっきりしている


  そびえるビル郡 遠い日の午後のおもちゃ売り場が霞む




終わった午後2時過ぎ  足早に帰宅の途に着こうとしていた

吐き出す熱気 こぼれるため息 さよならさえ美しく  その歌声に聞き惚れていく 



あんなに耳障りだった声が
とても愛しくて切なくて仕方がない今があるよ



荒んで映る過去をかき消すぐらい  今日という日を疾走

破り棄てられかけてもこぼさず注いでくれるよ


ない交ぜに掻き乱し 感嘆から生まれる矛盾
錆びつかせた憧れを胸に勇ましく街を駆け抜け


ロール&ロール 始まりも終わりも見当たらない場所



革新 革新  何もかもが万能
かっ飛ばして信じる者も信じられない者もすべて引寄せる



革新 革新  楽天的だよね

軽やかに跳ね続ける鼓動




革新 革新  価格だけだね 気にするの
隠し切れない自然な微笑み
宿命さえいなし



革新 革新  コストだよ コスト

運命を形作る日々




革新 革新  限界は越えてるよ
革新 革新  魔法の杖じゃないよ 
恐いのはあふれる好奇心 とどまる先を見据えることのない



どこにも行けないまま 群集に紛れさすらい

見上げれば数多くが落ちている
加速に委ね 狂気を浮かべ 儚くもしがみつく姿が忘れられない




風に身を寄せ 移ろい始めた季節の中 揺れる
とてつもなく高く黒い塀

さびれても叶わなくても 終わらない 途切れない 続いていく
気づいて早くできるだけ 運命も奇跡も起こらないよ




流して キレイに髪を  いなして 華麗に今夜を
涙が理由もなく流れ落ちる 


信じてユレル心を  見つめてしたたる瞳を 
悔いのない営みは薄れていく



巡らされた円の集合 囲われていく自己
染められていく回路  見えにくく捉えにくくなっていく化身

限りのない明日に絶望の色が鮮やかに染められていく

奇跡はやがて降り注ぐ 信じよう
できることなんて限られている

書き出してすべて さあ
準備から始めよう 永遠へと旅立つため




楽勝だなんて気軽に言わないで

得意げな笑みにいつも怯えてるんだよ

出きる者と出来ない者の隔たり

埋めるのは才能と時間と環境と....

あげ始めればきりがない妄想




気づいているよ とっくの前から
心の持ち方1つがキーポイント

我慢と怠惰は暇を食いつぶし
僕の時間を奪っていくばかり




どうしたっていうんだい 運に委ねるなんてらしくないな
振り切った景色にカラフルを今さら散りばめているよ




終わりの見えないスタート

ゴール見え見えの始まり

くだらない営みだよ

解き放ってくれないか 天地を切り開いた日のように
術が見当たらないんだ 奥深く照らしてはいるのに




ベッドで並んで寝たあの日 
手を重ね 語り明かした 本能より前に夢が溢れていた


気づいてくれた 気づかせてくれた  そんなやりとりが当たり前だった



傷つきやすい性質 あきらめやすい性分 

引っ張り挙げてくれるイメージを1人きりの部屋で夢想


終わりに近づきながら生き生きと延びていく光景に恋をした
意外なほどシンプルに落ちていった



ずっとずっと 祈り続け  きっときっと 願い続け
奇跡に近いことを密かに期待する すべては自分にかかっている


よくわかっているつもり 

周囲に埋め尽くした花びら

なくしたのは君じゃない 僕自身 

明日へと続くのはどうでもいい単調




賑やかな群れに背を向け 
1人透明な手で耳を塞いだ数年

和やかな声に必要以上に警戒心を覚え 
ぎこちのない笑みで切り抜けてきた半生



憐れな末路をぶれることなく歩んでいる 

枯れかけの水彩画は いつの日かの予言

いったいいつの話をしてるんだ?
どこかおかしい かみ合ってない 会話の体裁を成していない




重ね重ねの運命 とどめを待ちわびる急所 切り刻んで
それらしい仕草が妙に惹きつけられる
ありきたりな日常風景で落ちていく




鼓動を揺さぶりたくても 駆け出してみても
風は吹き荒んで行く手を阻む
どれぐらい想っていたのかなんて 今さら言えるはずもないけど
掃き溜めのように逃げている文字を書くことで
全然突き抜けて笑えるじゃん




キック!様にならないポージング
キック!挙動不審のウォ―キング




途切れちゃいない 時間が途切れたとしても
たれ流されていくとしても 今日も想い出になってしまう



イマイチ綺麗に拭えない重みの跡
どうすることもできないまま  潰してごらん あまりのあっけなさ
訪れない奇跡は臆病な妄想の裏でくすぶっている



奇跡を奏でてみせる お前にも届くように
すばらしき日常もやがて怠惰の深みへ招かれていく



よく見えるよ 僕には君の幻影が
夢の後にも現実はある 逃げ切れないのさ


どこまで駆けていっても信じられないのさ
何事も永遠にはいかないのさ   踏み込まない限り

ナイスな心意気 
褒められたのかな 貶されたのかな
ひらひらと舞い降りる夢の先の景色は既にモノクロ



枯れない夢を見ましょう 
遠慮ばかり体に馴染んでいきます
あきらめるように心をいなすかのように 情報がしめつけてゆく現実



咲かない夢なんてないんです 
言い切ってしまうコミュニティ
現実を塗り替えたいと願う心はありえない想像をまき散らし自己完結



思わぬ一言に愕然とする底辺 楽にはなれない
でも回想 それでも夢見てやまない



降りしきる午前と午後の境目 そろそろお昼にしなくちゃ
誰もいない場所で優しく自分を励ましてみる



追い込むよ 自分が嫌いだから 走り出せない心を奮い立たせたい

届かない 戻らない風景が胸をよぎるたびに 素直にできなくなった今にうな垂れる

どうすればいいんですか? 奥底に投げかける 渇いた音に空しさを覚えた



罵声も暴力も響かない 何かが欠けてしまっている
何もできないまま 何かができるフリが上手くなっていく

それでもくすぶり続ける あの映像に魅せられたまま
このままじゃ進めない 朽ちることさえできない 



落ち着けよ 言いながら自分をなだめていた 奇跡よ 早く訪れてくれよ
待ちわびているんだ うつむきながら



飛んでいってしまえ車窓の景色のように 仲良しのまま消えてみたい
ねえ そんなに悲しまないで  ねえ そんなに落ち込まないで



いつかの白昼夢みたいに抱きしめあう 今でも
遠回りしながら繋ぎ合わせてゆく 



抱きしめあう 未だに  譲れない限界曲線
抱きしめあう 夢の中  外れない軌道曲線 


君は君らしく消えていってほしい

飛び散らかしたクッション 1人片づける真夜中
古傷が急に痛みだす




ゆっくり走りなさい 憧れのあの子と仲良く話す夢

時代が求めた 潜在的なスローガン




ゆっくりに忠実でいなさい 大きな黒い影に怯える夢

仕組まれたトレンドに満足できそう




さげすみなさい 運命さえ軽やかにいなし

素直に趣くままに




願っても叶わない真夜中 積み上げてきた何気ない日々
愛しくて泣き出しそう




かさぶた破れかけ 剥がしそこねた


やさしさだけくゆり 君はいつもくゆり


踊れないと呟く手を 優しく誘う

雷鳴とどろく 運命を感じる 夢見る刹那

大きなひずみが暴かれた朝 真っ黒な夢を見た 僕等は立ちすくんだ

雨は小雨のまま 温もりを呼び寄せる 



重ねたリンゴ 崩しあった昼下がり

奇跡のキスで分かち合いましょう

揺らめくための瞳ならば 思う存分 潤してもいいんだよ



すばらしき日々を色づけてかき消してみたいな
いつかきっと叶えてみせるよ 自分自身のために



人込みが嫌いというから逃げ続けてきた

後ろ向きの愛を育みましょう 胡散臭いフレーズで

少し あと少しで会える 運命を待ち望んでいない 夢見ることはあったとしても



沈んだ希望を掘り起こすためにこの腕がある 思えば少しは強くなる
すすり泣き 手を握り歩いた夕暮れの帰り道


景色の果てへ2人きりで駆け抜ける
色づけていける 君となら 曖昧なディテ―ルで塗り返してみたい


抱きしめてほしくないから 抱きしめてほしい


かなぐり捨てるんだ 昨日さえも
途切れてしまうその日まで

想い出に捧げるよ 時間のあふれた夜は 胸に空虚がさんざめく
電話に頼ってもつまらなさはごまかせない



僕には才能がない? 
誰か教えて どこでつまずいてしまったのか

分かりたい 分かりたくない 
自分1人では見つめられない 誰か優しく案内をしてください



突然の電話に上ずる声 やましいことはなにもないのに
不信は募るばかり 戻せない 真実はいつも気まぐれで



泣かないで その言葉が頬をつたわせる
夢ならばもう見なくていいんだよ 連れていかれることもないんだから


泣かないで その響きが心を締め付ける
殴りかけで立ち去るなんて 卑怯以外の何者でもない



あらゆることが許された時代に生きがいは見当たらない
救い出してよ 言えるはずもなく ただ願う 誰かがノックしてくれることを



ささいな耳鳴り冷たく揺さぶる 越えてはならない想いを解き放つ術も知らず

当り障りのない言葉は敗北に等しく ゆがんだエゴとプライド
矯正するほど素直は残っていない



苦しいのは僕だけ 同じようなことを愚痴っていた 

誰も振り向かない 寂しくても 泣くのは負けだから

自由にもて遊ばれている 束縛は憧れに付随

想い出に捧げるよ 時間の足りない朝は やけに充実した気分
特別な予定がなくても心は弾む



最後に出会ったのが君でよかった 途切れない思い出にしてくれたから



声さえも視線さえも合わせられない 呑まれてしまう映像ばかり気にかけていたんだ

艶やかに頬杖する横顔を気にかけない様子でさり気なく見つめたときから
心は脆く揺らいでいた



愛とは何でしょう 答えは色々挙げられるでしょう 
求めているのはそんなものじゃない


ふと思いがけないタイミング 見かけてしまった昼過ぎ

そんなつもりはなかったのに とまどいの苦笑い
視線を交わさないように僕はただ足早に 

それでも擦れ違いざま その笑顔に引き寄せられた



可愛いよ 何度見ても 可愛いよ ほんといつみても

ぎこちなくさせたのは僕の言動 声をかけられなくしたのは僕の言動 

友達と呼べる関係だから 自信がないから



秋空はなぜに雲を寄せつけないのか アクセントはいらないということかな



色鮮やかな光が街中にあふれていく 

どこかで今も変わらず

あの笑顔をふりまいていてくれると思うだけで 今日も進んでゆける

消えてしまった なぜまだここまで見ているの
生かされる意義が見つからない畑 
夢を描くほどの才能がない そんな口癖でごまかす



雨降りの平日は物悲しい 沈む気分は雨へ深く浸透
進めず立ちすくんでばかり それでも君は戻らない 
理解できていたはずだった



深緑を睨み続けても幻想は微笑もうとはしない
儚く 続き 遠くへ



雨降りの休日は憧憬 傘の下で2人並んで歩いた帰り道
そよぎ立つ水面に揺れる 笑みがあまりにも悲しそうで



どうしてだろう あの時そっと声をかけるべきだった 
つまらない日常に刺激を与え損ねたんだ



何気ない一言が綺麗で照れ隠しに俯いている
避けられない運命 
どこにも逃げるつもりはない 逃げれる場所もない


快楽の果てに君は微笑んで佇むばかり 声さえ聞かせてくれない

恥ずかしいよ 照れくさいよ
気軽なおしゃべりなんてできるわけないよ

病的だよ この部屋だけ
決定的に違うんだ 空気が 想いが




ごまかしきれない自信のなさ
思い描いては掻き消して 思い返しては書き換えて

果たせなかったストーリーを 未だに耽っているよ
ささやかな祈りさえ空しくから回る




心は現実を少しずつ受け止め 忘れられない事さえ忘れようと努める

秋の夜長を切り裂くように耽溺

奏でていくしかないよ 君の手がかりを掴む時まで
才能が枯れ果てていく そんな味わいを噛み締めつつ




キラキラ眩しいね いつだって
振り舞いてやまない 意識すら感じられない心

近づきたいよ 君のすぐ側に  声をかけたいよ 今すぐに
心は行動と上手く結びつかないから苦しい日々は止まらないよ

理屈抜きに打算抜きでおしゃべりできなかった
素直になることを失ったまま辿り着いてしまった




描いていくしかないよ 君の面影を振り切る日まで
真っ白に街を色づけれるなら・・・  とっくに僕は汚れてしまっているけれど


美しいよ 懐かしいよ そのままでいい
思う存分 泣きじゃくる夜  見つめている こっそりと
大好きでしたあの頃  忘れかけていた言葉がよぎる


描いてきたのは幻想ばかり 見向きもしなかった現実達
もう一度にかけていこう 大きな声で
とりあえず振り向いてから 後は考えよう




しがない 響かないメロディー どう形容しよう
ことばが溢れてくるのに 僕に書けるのは限られている
醸し出していくよ 届かなくても


届いて欲しいのはもちろん 声になるまではまだまだだよ

切なくても歩いていくよ 会えなくても進んでゆくよ

全てはいつか出会う「キミのために」につながっている

カジュアルに付き合いたい できることなら今までみたいに

くだらないことばかりだよ ホント不必要なものばかりだよ

でも手放すことはできないんだよ

叶いはしない暮らしらしきものを挙げ困らせる




秒針片手に来るべき時を待ちわびる そんな奴ほど無駄に生かされつづけ


不敵な笑みに揺れているよ 隠しきれないやましい空想

神様さえいなすように君は君らしく微笑んでみせる




崩れるほど抱き寄せ 時の概念を優しく変えていく


唇を閉じにこやかに 君にとっての理想を僕にとっての理想に近づける

操れるよきっと 泣きじゃくった日々さえ愛せる




あくびを噛み殺しながら一階へ降りてくる まるで兄弟を見ているような感覚

かけらのままで完璧を夢見続ける その笑みの真意に惑わされる

いつまでも続けられたらどれほど素敵だろう



触れてみたい今すぐに 目の前でぶちまけてみたい 


勇気がなくてもその声があれば突き抜けてゆける
たとえ過ちに進むとしても 

丁寧に翻弄して頂戴  不器用なくらい震えるの 





永遠なんてあり得ないけど貴方といると信じてみてもいいと思えるの 


笑わないでよ せっかく振り絞っているんだから





眼鏡を外すと何もかもが曖昧  色彩も 形状も 書いてくれた文字さえも





ただその笑顔と声を引き出したくて ここまで連れてきたの


イメージ通りの景色の中で期待通りの笑顔と声





ありがとう 憎らしいほど  ありがとう 切ないくらい





滲ませてあげる 涙に私の色を

食い入るように練りこむ感情 あがき疲れたイデオロギー
さよならさえ言えないまま 別れのときを待ちわびる



踏み出す勇気がほしい そんなことばかり呟いては眠りについたあの夜
一筆で描いてきた夢らしきものは現実に即したようで


「会いたかった」 心の底から言いたかった想い
10月はまだまだ暑い ごまかせないんだ



駆けずり回る夜光虫 ほとばしる汗を拭い さよならの呼ぶ方へ
いつか きっといつか   僕等はなんで繰り返すのだろう


「待って」 一言言えればよかった
イマイチ綺麗に駆け抜けることに不器用になっている



木々を燃やすようにとどろく風 なぎ倒されまいと踊る木々
飛ばされないように身を優しく寄せ合い逃げてきた



自暴自棄でも時は一分も待ってくれない 切ないほどにたそがれていく海極


壊れそうでも中々壊われない まだまだ行けてしまう
それほど能天気にはいられないまま


夏を想いおこさせるように 蒸し暑い陽だまり

運命がもしあるのなら優しく抱きしめてみたいんです 
無我夢中と呼ばれるくらい






じっと耳をそばだて 
永遠の産声を聞き漏らすまいとしゃがむ後姿






光り射し込む森の吹き抜け 
お伽話に出てきたような場所 






日常の匂いがしない 
落ち着かないまま癒されていく川のせせらぎ 






咲いた そっと咲いた  
知られることもなくさりげなく芽生えた






知らず知らずのうちに
切り離してきた源の美しさは世界観を覆すほどの色合い





誰もいないけど囁いた 大きな祝福を最果てから  





切り刻まれ生まれた 道なき道






気づかせてみせて  夢は現実に変えられるって 
笑ってみせていて  永遠を少しでも残したまま






誰もいないけど囁いた 大きな感謝を 奥底から


掲げさせてその重み つなぎとめた記憶と共に

優先席に座り 居心地の悪さを感じていた頃
ポタポタ落ちる雪 眺めながら寂しさがあふれていく
一年後も2人でこうしていられるのかな
せっかちにそんなことばかり考えているよ




純粋に混じりっけのない白がよく似合っていた頃
書いてみよう その瞳
今にも眩しさにこらえきれず閉じてしまいそうな瞳
才能も絵心すら持ち合わせていないけど
留めておきたいんだそのまま




逆回転で振り返る刹那 
見上げると青いキャンバスは散り絵のように白く
胸を張っていつか 今はこんなことしてます 言える日が来ると信じていた



巻き戻しのきかない現実をねじ曲げたい 
  切り刻んだ行方を気にしてばかりです


結果は常に後悔を匂わせていた 
  楽しすぎた日曜を思い返してばかりです


眠る どこまでも深く眠る

やけくそになって机を叩くと 隣で憐れむような顔が浮かんだ
関係ないだろう 怒鳴ることもできたけど それは違うと思いとどまった

社会は不安定 できる限りで精一杯 充分すぎるぜ 
不安定じゃなきゃ成立しないんだ 




優しく穏やかな雨の朝 すっきりした心が雨と共鳴
あきらめじゃなく 投げやりでもない
ただ側で感じとれる息づかいを 安らかに聴き続けるために
何ができるかを前提に思考は回っていく




大きな声で何かを発表するのは苦手 だから声をすぼめて背中を丸めるようになったよ
青々とした並木道で揺られながら 静かに眺める帰り道
自信はなかったけれど根拠のない勇気が芯にあった




海を見ても「綺麗」と口に出したことはない あまりにも軽薄な気がしたんだ
誰にも好かれない 気にかけてもらえない
皆の笑い声の中でそんなことを感じていた


止まることなくどこまでも連れていってほしい そんなことばかり考えていた
寂しげな生い立ちが欲しかった 逆境さえあればどこまでも飛んでいける




着飾りながら誘うよ 上辺の心に的を絞り 
自分の立場に置き換え 必要悪に必要罰を下す構造


TVのストーリーを鵜呑みにしていた 共鳴したふりを通して満たされていく 
もし正義と悪が明確に色分けできるのなら 神の代弁者らしくなれるのだろう




そびえ立つ運命はいつの日かの自分自身
鏡のように立ち塞がり 前は暗闇に覆われる

すごくキレイ 光のない場所 すごく整然 月明かりのない湖
交わしきれない夜は明日を引き延ばす やむなく休日のように



痛いほど よくわかっていたよ その想い その視線 今の僕はまだ惹きつけられているのかな
輝き続けるよ 会える日まで




紳士ぶり ギコチナク席を譲るのは自己陶酔の予兆
視線と幾多の心を気にしてばかり



空気澄んだ朝 アスファルトを1歩1歩踏みしめる
無機質とも寂しさとも形容できそうな感触  眩い光に奪われたまま過ごしてきた日々
そこに辿り着くためには何をするべきか 思考は動き出した


Someday,I want to reach to the top which you never reach

夜空に散らばる星達 今夜こそ1つずつ掴みに出かけよう
そう明日じゃなく よく晴れた今夜こそゆこう

流してきた涙を思い浮かべながら



飾り立てた胸に昨夜の星屑を散りばめ 遥かな君に捧げるよ 
願っても祈っても叶わない そんな現実を少しでも緩ませてあげたい

1人きりの力で 1人きりから生まれるアイディアで



現実を夢にするのは困難でも 現実に夢を近づけるのはそれほど難しくない

それだけを証明したい ただそれだけを




気づきはしない存在だけど 何もしてやれないけれど

見続けているよ 泣きやむ瞬間まで 眠りがちらつくまで




夜空にぽっかりと浮かぶお月様 



空を駆けていく流れ星



夜通し微かに呟くお星様




そんなロマンチックなとこにはいない いれない存在だけれど

見守っているよ  朝を迎えるまで 眠りから覚める瞬間まで

切り裂いてでも手に入れたいものがある
紛れもないのに 逃げてゆくのはあの頃のままの心
打ちのめしてくれないかい あきれるほどに
つまずきかけてばかり ちゃんと転んだ記憶がない



不思議なくらい夢にばかり耽っている
感嘆詞をどれだけ並べても表せない心
途切れないように ただ祈り続けることしかできずに



接続詞のように そつなくつなぎとめてきた半生
思い出さえ残せず消えてしまったよね
気づけなかった僕をどうか許してほしい
果てしなく続くと思われた景色がモノクロへ



何一つ満たされず立ちすくんだ昼下がり
この瞬間から抜け出すことを願い
未だに変わり映えのしない風景に甘んじている
おそらく幸せすぎたのだろう
何もかもがひれ伏す日が来ると信じていた



恵まれすぎた少年期
没頭することもグレることもできなかった
「無気力」の典型みたいな性格だった



マネキンにもなれないピエロ
セールススマイルが悲しく揺れる

死んでしまった瞳に優しく火を灯し
ブレーキランプのような光を差し込んで




すべてを受容できるように 少しでも柔軟な心を 手繰り寄せてみせるさ
少しでも破壊するために すべてを捉える指先を 再会の季節までに




ざっくばらんに 嫌になっちゃうくらい 軽やかに 自分がわからなくなるくらい
永遠の先まで導いてゆく



後悔なんてさせない するつもりさえないよ
くすぶり続ける 縮れてしまった隅まで丁寧に繕うよ
耳を必死で押さえた時から世界は拡がり始めた




振り払え 降りしきる情報に流されぬよう
取り払え 信じられないことは認識で留めたままで
邪魔にだけはならぬように



描くしかない すぐに街に繰り出しては経験値を求め
振り向かせるために扉を高らかにブチ破ろう



重ならなくてもいい 選ばれし者 告げられ 言い聞かせ
そっと抱き寄せれるものなら 迷いを自身へと変えていく




歩いてでも走ってでも立ち止まるな 
永遠の前で足踏みとはよくできたストーリー


前進でも後進でも 寄り道でも休息でも
動き続けることだけは忘れずに

突き抜けるイメージを頼りに空も海も越えてゆこう




乗り遅れないように駆け上った朝 
  
   ギリギリ滑り込んだ満員電車でキミを見かけた




曖昧で単調な今日にも新鮮なアイデアはあふれている
  
   一目惚れだった かなり久しぶりの




見つけにくいかもしれない それなら自分で降り散らせ 封切り前のときめきを 
  
   声をかけずにはいられなかった




毎日に染み込ませて 気づいているのは君だけ
  
   この瞬間を逃したらきっと永遠に出会えない




君しか考えていないこと 
  
   根拠のない予感が




君しか疑問に思っていないこと 
  
   目新しい感情を突き動かす




口に出してごらん  

   しゃべるだけで可能性分裂は目まぐるしく踊る

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