橙に包まれた浅い青

受賞・入選など14篇。 写真詩・イラスト詩・ポエム動画など2333篇以上を公開。

2007年05月

                空はどうしてあんなに青いの?












                       今日の気分はどう?










                



                 まあまあよ











                        たぶん 



                        そのまあまあが

                        少なからず作用してんじゃないかな

        想い出に捧げ 

        永遠に沈む
        



        限界知らずのマグマの巣窟


        頼みの綱となれるように     言葉を紡ぎ  音色を待つ









        捧げきれぬ輝きまとう人々と共に歩き始めた



                それなりに誇れる何かは過去の体験にすぎず



                      現在進行形を最大限生かす皆の前で打ちひしがれている













        胸を切り裂くような悩みなどないんだろ?



          
           逃げることはできないぞ   ごまかしはここからは利かない













             飛び道具でも パフォーマンスでもいい





             継続性に焦がれてみなければ



             おそらくフリーライダー同然になってしまう









         さよなら永遠  ひとまずは休戦としとこう

         理想主義の根本的な理念を噛み締め直そう

               未来永劫   きれいなままで




               未来永劫   もて続けて









               そのための苦難ならば目をつぶります












                   だからといって 












                  不意討ちはしないでね

    ちょっと  こちらへ来てください


    ギュッと  確かめさせてください




    壊れちゃいそうなほど華奢ですね


    そっと    抱きしめたこっちの心が逆に壊れちゃいそうなくらい










    どうすれば  届くのかな


    いつも  いつまでも  


    途切れぬ ように












    ニッと  笑ってみてください



    ちょっと  切り取らせてください





    飛んでいってしまいそうな雰囲気ですね


    ふっと  目を逸らすと   すぐに消えてしまいそうなくらい









    どうしても  君じゃなくちゃ



    長く 少しでも長く  



    見ていたいな










    くるっと一度回ってみてください


    さっと計らせてください






    信じられないくらい明るいですね


    とっとと逃げ出すように  駆け抜けていってしまいそうなくらい









    どうか どうか





      願う  





    気休めでも 何らか利くのなら










    ころっと 騙されてみてください


    じっと 考えさせてください






       別世界の彼方からやってきたみたいな佇まい



            何をしていても 落ち着いて見えて


                   何をしていても 見透かされているようで











    幻想ばかりじゃなくて 


    適応させていくことの大切さ   教えてくれる










    何も言わずに行ってしまうんじゃないかな




                   どうしてこの予感は鮮明なのだろう


               噛み締めるほどに強く現実味を帯びてくる










    別世界の彼方からやってきたみたいな佇まい





    ちょっと  気軽に




    いつまでも2人きりではいられないくらい

                  期待はずれもいい所









                 さんざん振り回しといて











                    添えなくて






                    ほんとごめん












              とっくに忘れちゃってるかもしれないけど













                  オレは覚えているからさ













                   一応約束だから




                   








                   思わずもう一度














                   会いたくなるような




                    奴になるからさ

          運命の意図と決めつけて紡いでいきましょう




              ほつれても途切れかけても




                   まずは飽きてしまうまで



 
 




 
          赤じゃありきたり過ぎるとお思いになるなら




              お好きな色でどうぞ

                     


                  私が買ってまいります












             その代わり青はご勘弁を





          淋しそうに見えるから?





               いえいえ  単に生理的に受けつけないだけです









          じゃあ橙ならどうか?


                      はい 青以外なら










          たとえばどうしても青がいいと言ったら?





                   そうですね 


                   検討はさせてもらいますが 


                   やはりそれは無理ですね



                         ええ 青は








          色の問題じゃなくて気持ちの問題じゃないか?




                そうですね 



             捉え方次第ですね








          しかし 


                何もかもが選択肢というよりも



                制約がある方が続けがいがあるのではないでしょうか?











           運命の意図と決めつけて紡いでいきましょう




              ほつれても途切れかけても
                          

                       まずは飽きてしまうまで

            ドレミソ  ドレミファ
 

            ドレミソ  ドレミファ






  真夜中  大声で鍵盤軽やかに叩く







            キチガイじみているんじゃない? 



            近所でも評判の今日この頃













            ドレミソ  レミソ 


            レミ  レミ  レミ  レミ







    フライパン左手に 右手で鍵盤叩くよ







      片思いだったあの子も 


たしか2文字のそんなような名前だった












       ドレミソ  レミソ 


ミソ  ミソ  ミソ  ミソ






           ジャニーズのうちわ片手に 


           もう一方でお味噌汁いただいています






           時々鍵盤にアクセント程度にこぼしながら















ドレミソ  ドレミファ   ドレミソ  ドレミファ







真夜中  大声で鍵盤軽やかに叩く








そろそろ騒音扱いで 


近所から見放されそうな今日この頃

               どんなにヘマしても死ぬことはないから


 
               後ろ向きかつ前向きな言葉でのらりくらり









               潜り込む機体  上昇する艦隊


               飛ぶ鳥さえいなすように地上で駆け巡る










               原動力に視線を奪われ続け 


               心満たされ








               嫉妬に近い憧れ  輪郭を急いでなぞり









               追いかけていくうちに




               誰かがまた 


               ほら 引き寄せられる










               トランクケース片手に行き先もなく


               立ちすくむターミナル








               それでも少年は理由も知らず


               青年に惹かれる






               いつか僕も あんな風に佇めるように










               潜り込む期待  上昇する緩怠


               あらゆる想定の元で目的意識と濃密










               はためくしっとりジャケット





               目深に決める行く先










               とりたてて後ろ向く必要性なし




               とりたてて前を見据える積極性もさほどなし

代えの利かないモノに囲まれ





                    ぼくらはとまどって  ばっかりだね












                  切羽詰まらないと 動けず







                  切羽詰まっても 鈍く













               誰かに見ていてもらわないと
     



               不安で しょうがないんだよ















                 いつかいつか 


                          手にできるのかな







               尋ねてばかりのあの頃よりは マシになったのかな


















             閉じ込めた 彼女の季節とその鼓動




                        また明けるときは欠片でいいから














              掴めた時と決めた日は  遠い海に沈み



              こらえ過ぎていた頃の想いに流されている 今










              少なくともすすんでいる

                           と同時に 視線は 常に遥か後方に















              どこかどこか   

                        辿り着けるのか












                    目的地もわからぬまま






                 


                進んでいく身体と時計の針に縛られた心















            答えなき問いは年月とともに
                         重みと大きさを増していく
















             誰か誰か  囁いてくれるのかな








                  モノクロがカラーになった瞬間のように  わかりやすく















            答えの要らない問いを 繰り返すことでしか希望を見出せないまま













             いつか   どこかで   だれかが



                  夢見てきたのは  他人のお話
















                        いつか どこかで 誰かが





                            はじめから   


                                  答えはわかっていた














                  いつか どこかで 誰かが







                  掲げながら    




                  託してばかりだった

          あなたの本を読んでいると




          返却期限を示す図書館の紙が挟んであった

















          「 カウンター業務は閉館時間の・・・ 」



















          一年ほど前にこの本を借りたあなた








          どんな気持ちで借りたんだろう















          どこかで擦れ違うとき




          視線が合ったら  そっと伝えてね

               集中しようとすればするほど








               机のあちこちが気になりだす









               関係のない本や漫画に思わず手が伸びる


















               僕は駄目人間さ







               それでも構わないさ


















               飽きるまで他事で気持ちごまかして









               少し後ろめたくなって











               小さな後悔を積み重ねて







               また戻ってくるんだ

             戸惑いや沈黙を決め込む姿は憎らしいほど








           桜が寄せる川辺で季節の祝福が弾けるシステマティック















               狂おしいほどに愛しておりました













             響かない言葉が胸を洗濯機みたく駆け巡り





               夢の続きの代わりTVのスイッチ

















               想像できないほど愛しておりました

















            私の勘違いでなければ

 



            あのときの貴方は片思いなどではなく 






            両思いだったわけです













           ただあのころの私には




           故意の手順がよく理解できておりませんでした

                    







                     そう見つめていて 







 

                  駆け抜けることはできないけれど









                 いつまでも歩いていける気がするんだ










                    だから見つめさせていて

















                    途切れない夢なんてない







 
                    強く言い切ってくれない?









                   言ってくれれば踏ん切りもつくよ

















                    わかっているんだね すべて







                    今 僕が考えていることも













                      だから何も言わずに



 



                   この日常を続けていてくれるんだね

            第三世界を維持するあたい達には


                  何一つ口出す資格なんてないんじゃないかな

















            グローバル化の波が揺れる町の
            子供にも勢いよく押し寄せている






 












            止められないなら受け入れるしかないのかな



                     それとも違う道はきっとあるのかな














                持続可能性の呪縛の中








                   試行錯誤










                 我らが試金石となる









                   肝に銘じよ

                   最悪から始まる日常って想像できる?









                   体験できなくても感じ取ってよ









                   あしたは苦痛以外の何物でもないんだ






                   今の僕にとって
















                   解き放て 




夢の奥底から今







                   今まで築いてきたすべてをここで




                   今まで感じてきたすべてを今すぐ








                   最後を迎えるまでには時間がありすぎるよ

          










              どうにもこうにもならない






                       空虚を抱えながら











                

                         新世界を待ちわび







               新世代を羨む















             

                始まるのも





                終わるのも




                          基点はここなのに
              

















             意識は欠けたまま






                    変化を呼び寄せる風






                           いつか巻き起こせたら















               願うだけ願い

     
                        今日も眠りに着く

          僕はこう思います







          「   」



















          でも実は








          たしか大分前に読んだ本に書かれていたことの使い回しです














          とは言えないけれど








          僕自身の考えなんてこれっぽっちもないような気がする









          僕は 「   」 だと思うって言い続けるうちは


















          じゃあ



          どこからが僕の考えじゃなくて





          どこからが僕の考えって言いきれるの?















          自分でもわからないよ




          自分だからわからないよ

 



              前向きにすべてを許してゆこう

       
         来るもの拒まずの姿勢が色々な景色につながっている










          どうしても許せないことがあるとしても前向きに


              後ろ向きに許せないとはなしで












         暗がりの中で 自ら選んできたあの暗がりがもし...


          そんな繰り返しやめて  戻れるはずないから













             変えられないことにまみれても





             変われるよ   おしとやかに












          気分が落ち込み 塞ぎこんでしまう日々のために




            穏かな日には和やかな笑顔を振りまき







         
             一日一善で情けは人のためならず 



                    備えていこう
















          それでもすべてを許しきることはできないだろう


 





        だからこそ多面的にそこらじゅうにタコのように触手を伸ばし







            褒め合い  褒め殺し    実践しよう

                         幻想ばかりで 









                         求めてばかりで












                         「 ごめんね 」 







                         その一言がいえなかった















                         理想ばかりで 











                         聞かせてばかりで












                         「 許して 」 






                         その一言がいえなかった

















                         思い返すほどにあふれて来る言葉たち









                         あの頃から静かに眠り続けていたんだね








                         持ち腐れさせてしまったのは自分自身だね
















                         幻想ばかりで 








                         理想ばかりで 







                         聞かせてばかりで 








                         求めてばかりで







                         「 ごめんね 」 と言えず














                         今も後悔は押し寄せてばかりだけど







                         「 許して」 とはまさか言えないよ

          





             僕に才能はこれっぽっちもないんですか








             はっきりとお告げのようなものがあるなら


             こんなに苦しむ必要はなかったんだ










             言い訳がまた ほら 


             溢れては笑顔の前で霞む













     「 人生で 君たちのことを無条件に愛してくれるのは 親とゼミの先生だけだよ 」







             教授ははつらつとした笑顔でほざいてくださる

              登りかけては急いで引き返す









                  気づけば






              成功も失敗もあいまいなまま









                
               足してはまた足していく





                 引くことに恐れ 

    




            引き際の意味を覚えることもないまま















             おぼろげに吹き飛んできた風景







 

              拾い上げると嘘みたいに





                    綺麗に微笑む笑みがあふれている








              ふと振り向けば






            今も変わらずやさしく




                   佇んでいてくれるような気配がした












           それは日曜の夕方



                 喧騒から外れた

              


                    

                    駅近くの喫茶店

          駆け上がらせてくれるのは退ちゃん






          足を引っ張るのは覚君






          どっちも欠かせないんだから仲良く協力してよね














          ダラダラしているからムカつくけれど


          駆け上がらせてくれるのは退ちゃん






          一途で真っ直ぐだけれど 


          それまで足を引っ張るのは覚君









          どっちも頼りにしているんだから



          駄々こねないでよね

           時間切れの運命が人生だ




                       暇になったと感じたら危機感を植えつけろ













            「忙しない」がステータスだなんて勘違いはごめんだけど






            「つまんない」と「暇」が口癖の日々は分解してやらないと

              心の底から強く儚く想い続けていた



             今さら言えたところでキセキは起こらず



                とまどわせるだけだろう







             ならば名を馳せて


             少しは過去に寄せてくれた想いに報いて生きたい


             そう今さらの決意








               関心を全く失っていたとしても






           強く想い起こさせるほどの明確な成功を収めよう


           軽く嫉妬を感じさせるくらいの衝撃をお届けしたい






              悔し涙と嬉し涙が程よく混ざり合うくらいに









                今こそ切り裂き  切り開いていこう






           絡ませても擦り抜けていく運命  切なさが積もり積もる
         






             味わい深いと割りきり  
                         逆手に楽しみましょう

            かけられないまま 


            ×続けていく日々







            割り切れないまま 


            ÷続けていく日々









            見果てぬ空に見過ごした笑みを重ね


            浅い解釈の罪深さに震えている









            ときめきがないまま 

            輝き続ける昨日









            ゆらめかないまま 

            翻弄され続ける明日


    








            永遠とサイレンと 


            永遠とサイレント








            延々とサイレンス 


            延々とサイエンス

              視線が交差したら 


                            すかさずダッシュ












              できるだけ遠くへ 


                           目立たないポジションへ














              勘違いならまだしも 


                            深く深く落ちる準備はまだ

   夢見ないふりしながら

   奥歯にはしっかりと挟まったまんまなんだ




   あきらめたふりしながら

   膝のかさぶたの跡はそのまんまなんだ









   衝撃を植えつけるんだ 





   世界に? 異性に? 同士に? 社会に? 政府に? 底辺に? 俗世間に? エリートに?










   いつかの彼女にだ!








   乗りに乗ってみようぜ





   流れが流れじゃないのなら 自分で描き廻すんだ








   渦を巻き起こすんだ   川は作らなくてもある




   そしてそれは海につながっている 









   心配すんな




   お前1人が暴発してもたいしたことはない   知ってんだよ みんな 

              形成逆転狙いながらヒキコモル日々


              蓄えは十分できた   そろそろ飛び出してもいいんじゃないか






              自分で鍵を内側からかけてきた





              太陽も雲も星も月も窓から眺めてきた





              鍵穴は既に錆びついていた









              開けられない    もう飛び出せない


              開けられない    もう飛び出せない








              どこかで呟いているのを蔑み 


              関係性を見出さず放置してきた









              あなたじゃなく  自分なのに





              あなたのことではなく  自分自身のことなのに









              消化と伝達の営みの端に





              必要とされたいと願う本音があちらこちら





              アドバルーンのように浮かび漂う

                     夜通し考えます



                枯れるまで  倒れるまで








                   夜通し書き出します



                アイデアというアイデアを



             枯れ果てるまで  力尽きるまで









      それで心を奮わせるとかそんなんじゃありません









                 ひっくり返したいんです 





              常識を  正論を  正攻法を









                 染め上げてみたいんです 




               そのために夜通しあぐねます

             人生はどこまでも終わりなき迷路




  
             束の間の休息もいつかへの罠







             爆弾が降り 




             突然キスされる日もあるでしょう








             そんな刺激的なエピソードとは




             程遠い 一見退屈な毎日がほとんどかもしれません











             それでも歩くのです










             玄関から外へ






             町内から街へ






             街から街へ






             街から村へ






             村から村へ





             村から町へ






             町から町へ






             町から街へ











             退屈な月曜と火曜のあとの水曜には





             自分なりのサプライズ 


             自分なりのご褒美







             励ましながら乗り切るのです

                   日曜の午後2時過ぎ





                  ショッピングセンターの帰り





                空しさと切なさが溢れてくる後部座席








                たまりにたまった宿題に見向きもせず


                 

                友達からの誘いを強く拒む








               始めなきゃ   ぼくにしかできないこと







                    何かないかなあ 

                  


                    何かないかなあ















                 ブラインドから夕陽が射し込み




                   星がちらつき始める








              先週と変わらない日曜日がまた終わろうとする

  


    何なんだろう 


    後悔をする予感があっても後悔する方に走っちゃうんだ  なんでか









    決まって後で 


    しまったって 1人苦笑い浮かべるだけならいいけど



    誰かを巻き添えにしちゃってるんだよ  

    そう いつも










    なんかなあ

 




    これも性分というより癖かなあ 







    どうしようもないなあ












    何を目指しているのか 




    狙っているのか






    さっぱりだよ












    二重人格とまではいかないけれど 


    自分でもいまいち把握しきれていない    自分がいるような感じだよ












    もうぐだぐだ



 
    だけど




    割と心地良くもあるんだよ  不思議と










    う~ん  嫌になるね~


 
    ワケわかんないね~

           探し疲れたのか 





           探す前から疲れているのか








           自覚しているのは今考えている本人










           「 打破 」 「 飛翔 」

 


           ニューロンにせんじて飲ませるとしますか

            「 時間がないんです 」 




                            そうとは思えないんです















            「 時間が足りないんです 」 




                            そうとは思えませんね















            あなたじゃない私に言い切られても納得できないでしょうけれど





                 残念ながらやっぱりそうとは思いません









              「 時間がない 」って常套手段じゃありません?






                  挨拶代わりになっていません?








              時間に縛られず弄ばれる私だから言っちゃいます



              決めつけます  そっちが決めつけてかかってくるから














             時間はあります 




                           「 そうとは思えないんです 」














             時間はあふれてます 




                           「 そうとは思えませんね 」















                  素直に皮肉し合える仲だからこそ







                    共有しない価値観もある








                今日のところはそんなところで抑えときましょ











                    「 時間がないんです 」 






                     時間はあふれています













                      時間はあります 







                    「 時間が足りないんです 」

         




                   腐るほどの情報化社会


            ネットで365日 衣・食・住・自慰 まかなえる快適生活






            決して奏でられなくとも 詩にはしないからご心配なく


            決して振られても 死にはしないから落ち込まず





           決しても食べられても死にはしない・・・とは言いきれないか


             決して裏切られても詩にはしない・・・とは言いきれないか






            テキトーに飛び回って    今日も乗り越えよう
              テキトーに夢中になって     明日に備えよう
                  テキトーにクル狂って     昨日を裏切ろう






         退屈になってきたら「リセット!」って言い残してバックれましょう



         寂しくなってきたら「好き!」って一言かましてドッキングさせてもらいましょう








                    馬鹿になりかけている 


                もしくはこのままだとテンサイになるかも






              そう思うなら  リモコンもキーボードも捨てましょう

   どんなに願い続けてここまで来たと思っているの
   今さらそんな笑顔で切り捨てられても  許せるはずなく




   どんなに堪え続けてそこまで運んできたと思っているの
   今さらそんな表情でごまかされても  割り切れるはずなく




   退屈なら今ここではっきりと言ってくれないかな
   続けていくことはそんなに難しくないと知ることができた


   それだけでも価値はあった そうだろ

   言えないのなら黙ってこっちから立ち去るよ





   ざらつく感情を引っ掻き回そうと腕を大きく掲げれば


   さらさらと過去が思い出に変化していく




   どことなく現実感のない時の浮遊地帯


   夢心地とは程遠い居心地の悪さに包まれている赤い夜






   これ以上祈ったところで 成果はたかだか知れている




   今さらそんな笑顔で媚を売られても 感慨はなく
   これ以上待ち続けても 救済は訪れそうにない




   今さらそんな涙で心を寄せられても  遅すぎる

        昔付き合っていた彼女がふいに見せた  それのような




        未来の自分がたぶん直面する   それのような





        自分自身で体験したことがないくせに

        目の前にいる女の子の気持ちがよくわかる






        不思議な瞬間がある

        共有することもできる








        1人ではいられない 

        
        2人でしかいられない


        

        1人だと死ぬわけではない 


        2人だと生きていけるわけではない

             ああなりたい こうなりたい

             言うだけ言って


             次には 
             ムリだから 今さらって

             さんざん呟くのって何だかカッコ悪い






             だからもう言わない
             ムリでも今さらでも


             ああいう風な感じに
             こういう風な感じに
             近づこうとすることにするんだ

 寂しさの裏側に眩い何かが確かに見えた

 掴もうとすると  さらに裏の裏へ逃げていってしまった






 描かれた明日にも 
 裁かれた昨日にも
 
 もう見当たらない  生き生きとしたその姿はかすかも






 飼いならされていく感慨 
 立ち止まった後悔

 いくつの奇跡をよく見もせずに撥ねつけてきたのだろう







 喜びは憧れのまま 

 おそらく一生涯
 





 手前に立つことすらないまま 

 想像の中で満たしてきた







 空しさが時間を縛りつけるたび うなだれていく


 だから もうやめにした 


 想像さえも  そこで泳ぐことさえも







 どうすればいいのか 答えは降ってこない


 どうすればいいのか 答えはやってこない




 自覚症状盛んなうつにも 

 効果的な対症療法はあるのだろうか

   またね 
      
     その笑顔があまりにも切なさであふれていたのは気のせいかな?






   あのとき 引き止めていたら    違った笑顔で応えてくれたのかな








   灯火が呼び覚ます情景は淡い色でまとめられていて
   思いのままに吹き消してみたくもなるけれど





   拠り所はそこにしかないから  できるはずがない








   曖昧なまま 知られないまま   ひっそりと消えて生きたい



   水筆で描いたような部屋にありのままを残しておくから

ひとかけら  落ちたと思ったら   おこぼれでした


でも嬉しかったんだ  見捨てられていないとわかったから





       ちょっとはかじってみました  ひけらかすつもりはなかったけど


       並び立てるものがなかったから  仕方なく










1枚  くれたと思ったら   虫食いでした


でもよかったんだ  古着はここのところ流行らしいから





       昔はキレイでした  ケンカを売るつもりはなかったけど


       何気ない世間話は慣れていないから


       思わず 失敬

  どうして  そんなにきれいなの?


  どうして  そんなに儚げなの?



   
  振り向いてよ  目と目を合わせてみたい



  自信が何一つない弱虫にも勇気をくれた



  その美しさに感謝しなきゃと思っているよ









  導くことはできないけれど 


  手を引いてゆくことはできるから





  温かい目で 側で 
  

  いつまでも


  見守ってもらうわけにはいかないでしょうか?






  もう少しロマンチックな形容ができればいいんだけど


  僕にいえるのはこれぐらい






  あとは どう受けとってくれるかだけだよ

       どこに旅行しても
       本当に欲しいものが落ちているわけではなく





       塞ぎこみ 頭を抱える姿
       心のどこかが囁くように求める







       夜空を見上げると
       星は無邪気にゆれる







       私のちっぽけさも 誰かから見れば
       あんな風に輝いているのかな

                      ただ早く来て


                    私はいつも願っている




                     ただ隣にいさせて


                    私はどこでも願っている





                   ただ少しでも長くここにいて



                    私は四六時中考えている









                   2人でいつまでいられるのか

                   2人だけでどこまでいけるのか





                   2人であと何日過ごせるのか


                   2人であと何年過ごせるのか


                   2人であと何ヶ月過ごせるのか








                      そのときが来て


                    切り出すのはどっちなのか






                      そのときが来て


                   きっかけを生むのはどっちなのか







                     私はただ願っている






                    ただいつも願っているだけ






                 ベッドで眠ろうとする手前に静かに祈るだけ

                  泥だらけの宇宙






                ジャングルジムと智慧比べ










                 僕はよく覚えているよ









                 ミルクの匂うあの頃を
      
     
     
                 カーテンの匂いがするキミのことも

                 遠くへと 遠くへと
                想い焦がれ 儚く揺られ


               ドクロマークを肩に貼りつけ


                ちょっと悪びれた気分で
                 勢いのまま発射準備




                何か忘れ物はないかしら

                 急いで再び鍵を開け
                 そこらじゅう総点検
                  

                  心配しすぎねと
                 足早に戻ろうとしたら
                 「ちょっと」と一声



                 誰かしらと振り向けば
              ああ3年ほど前の冴えないあの子



                「何かしら」と聞いたら
                 話が長くなりそうだわ


               「また今度ね」で今日は許して




              後ろでまた何か言ったみたいだけれど
                   もう気にしない



                多分あの子とお話し始めたら 
               悪びれたこの勢いも冷めちゃうから



                  お空へと お空へと
                 高く見上げ 賢く目算

   時々 彼女はうちに来て

   用もないのにくつろいでいく





   恨みがあるわけではないらしく
 
   気の向くままに来るんだという






   毎度毎度のことだが 

   母は彼女が来ると喜ぶ




   あの娘は将来きっと有名人になるわよ
   うん、絶対に間違いない
   あんなにキレイな娘そうそういないわよ


   毎度毎度  満足気にささやく





   そんな評判を知ってか知らずか

   彼女は上品な微笑で挨拶する



   母は嬉しそうにその挨拶に応じる





   その光景を見ていると

   彼女となんで別れたんだろう



   そんな思いがよぎる






   でも すぐに今の彼女がふてくされている姿が思い浮かぶ


   僕は  いかんいかんと もっともらしく首を振る

  君が目指す夢を側で見つめ続けさせてはくれませんか?

  
  言える訳がないから 


  そっけなく見送った







  いつの日か会える日に


  君くらい輝けていれたらと そのとき 


  静かに誓った









  あれからどれくらい経ったんだろう







  メールも便りも途絶えた






  変わったのかな?







  僕の口から言いたかった言葉は    もう響かない



  君の口から聞きたかった言葉は    もう届かない

        目覚まし代わりのお気に入りのメロディー

        誘われるまま勢いよくブラインドを開ける



        すると近所のおじいちゃんがスタイリッシュにランニング中

        今日も1日駆け抜けなきゃ なんて思わされちゃう




        細胞分裂を繰り返してるんだから
        昨日までのいやな自分と嫌いな自分はもうここにはいない



        高らかに言い聞かせ 

        あきらかにうぬぼれ



        次から次へと生み出されては消えていく細胞の1つ1つ
        ありえないくらいぶっ飛んだ可能性がくっついてるって知ってた?



        根拠はないよ   深い知識もないよ



        でも 信じる力は運命を越え 

        科学を張り倒し  現実を飛ばしちゃうんだよ


        まずは可能性にあふれる今日の自分に 

        「おはよう」

           穏やかに閉じていく姿で
           惹きつけて見たいな  一瞬でいいから
           最期に向かい盛り上がるセレモニーのように



           儚くなくても  可愛くなくても
           思わずギュッとしたくなっちゃう雰囲気



           一体どこで身につけてきたの?


           わからないから 知りたい
           知りたくなるから わからなくなる



           悔しいよな  同い年だなんて
           一年ずれていれば 会うこともなかったかもしれないのに




           うなだれてばかりだよ
             
             想い帰すたびに 
                 見かけるたびに

           

           似たようなことをくりかえしているよ
           
           性懲りもなくね



           たぶんこれから途切れる日まで

           同じようにくりかえしていくんだろうね

このページのトップヘ