橙に包まれた浅い青

受賞・入選など14篇。 写真詩・イラスト詩・ポエム動画など2333篇以上を公開。

2007年05月

   絆を絶えず  絆を携え
   
   絆を断たず  絆を抱えて



   未来に過去の負を重ね合わせ
   可能性の芽を必死で塞ぎこんでいるよ



   切り変えてこう  遅すぎる今日からでも

   抜け出してみよう  ありきたりな明日でも



   今日もそこには太陽
   意義を求める間もないことをつきつける



   1時間もすれば  あんなにも移動している

   回っているんだみんな  絆を絶やすことなく



   絆は思わぬ場面で手を携えてくれるから
  
   過去に未来のマイナスを押しつけ
   試行も錯誤もしないまま



   切り換えてこう  気づけた  

   遅すぎることはない証拠



   抜け出してみよう このまま 
   
   新鮮さを逃さない手はない

               覚えていない?

               眩い日々の単調のすばらしさ




               雨が降ってもケラケラ笑い合えば
               どうってことなかった




               あの頃には気づけなかったことが

               今ならよくわかる




               何もないことの強さ   何も知らないこその弱さ




               すべてがかけがえのないバランスで流れていたんだね





               もう1度   味わいたいな





               たとえ戻れたとしても
               
                  感じられないのだろう





               だからこそ


               あの頃の何気なさが訪れるように

                   笑顔でできる限り切り抜けている

       見つめてくれているの?



       それとも勘違い?





       ただ  その席に


       今日も居ると  思うだけで


       何かいい事が起きる気がした






       気にしないふりしながらも心は正直


       揺れ動いて止まらないから苦しい




       気づかれないように見つめると 


       想像以上に綺麗だから俯いた







       いつまで見つめてくれるの?



       ほんとはやっぱり気のせいかな?






       階段を上り 



       いつものドアを開けると



       今日もその席の近くで慌しくしている






       そして今日も


       長く見つめてくれた

  時々 僕ら 憂鬱です
  時々 僕等 裕福です



  枯れることのない才能から飛び出すメロディー
  少しでもそのエッセンスを掴みたくてなぞる日々

  
  超える もしくは 対等に並ぶためには
  1つでも多くの経験を積むしかないのかな

  
  早くも想像力の源泉に見切りをつけ始めている






  時々僕ら  勇敢です
  時々僕等  愉快です



  果たしきれない約束を交わしてはどうしよう
  泣き付かれると断りきれずに尻拭い




  時々 僕ら  友人です
  時々 僕等  優人です

                 散らかったままのユメの部屋





                     色あせた夢





                  額縁に飾ったままのゆめ






                   しおれかけのユメ






                   吹きさらしの夢






               いったいいくつ描いてきたんだろう





              いったいどれくらい枯らしてきたんだろう







              「 いつまで残しておくの この部屋? 」







                 たぶんどれかが実を結ぶまで




                事あるごとに戻ってくるんだろうよ

         



           
                 眺めてみた 



                改めて 後ろ姿





            か弱さを感じさせていたのは無知でした





              無意識に作り出される1つ1つ





            紛れのないあなたの作品だったのですね






                隠し通した感謝 




                音なき音に絡ませてゆく
 



                穏やかな土曜の光る窓辺 




                こぼさないようにさりげなく

              輝こう   君だけのために
              輝こう   初めて自分以外のために
              目的意識に誘われていく




              永遠さえ描いてみせてあげたい
              ありふれた今日さえも輝かせてみせたい




              目覚めた深層心理
              
              解き明かせなかった答え

              いとも簡単に暴かれていく




              過去数年分の思いを
              重くなりすぎない程度に届けていく




              そんな夢みたいな現実



              トボケタふりして 欺くよ
              物理的に接点がなくなってしまう日まで





              輝こう  一緒に

              輝こう  できる限り

              輝こう  2本だけが描き出せる日常がある




              信じ込める今日の風景を小さくしまっておこう




              そしていつか 


              そうだな一年後くらいに


              いっしょにそっと引き出してみたりしよう

                お腹が痛くてしょうがない朝




                 いつも以上に笑顔で頑張る







                 心配をかけたくないから






                 あれこれのやりとりで



                 さらに痛くなりそうだから









                 私の笑顔はお腹の表情









                  たまにでいいから 



                 勘づいてくれないかな

                


        

                       優しいの


                       優しくないの


                       はっきりして


                       そんな態度じゃ伝わってこないの






                       好きなの


                       好きじゃないの


                       わかってる


                       もっとはっきりと示してほしいだけ






                       強いの 弱いの 

                       そんなことどうでもいいの



                       
                       2択じゃくくれないよ


                       でもわかりやすく提示してくれないと


                       信じにくいっていうわけ






                       え~と う~んと


                       そろそろ聞き飽きてきた




                       やるかやらないか  やるかやられるか




                       そんなに単純じゃないって言いそうだけど


                       つきつめていけば案外そんなもんよ

               押し合わずに   立ち止まることを忘れずに





                 君のペースを掴めれば恐くはない





               何一つ  迎えることさえも







                 希望には程遠い   生活感に充ちた日常








               どこまでいこうか 
                        夢は果てしなく 
                                突き伸びていく








                時に夢は   胸をしめつけ   焦がしていく







                 ふと見下ろすとときめきが  ちらほら



                      足跡にも滲んでいる






               叶わないものを数えることが得意になっていく




                    それは時のいたずら








              押し合わないでね   立ち止まることを忘れないでね





                 それぞれのペースを掴めるまでは





                     温かな眼差しで

          ともすれば 



          声をかけ続けていれば




          愛想程度に



          1度くらいデートしてあげる




          そんな目で見つめるから 



          妙にハリキってしまう




          脇目も振らずの毎日



          どうすれば その笑顔を引き出せるか



          どうすれば 心地良い程度にからかえるか



          どうすれば 嫉妬させられるか



          どうすれば 思わず振り向かずにいられないようにできるか



          どうすれば 少しムッとさせられるか




          そして 



          どう最後に 



          どんでん返しを決めるか





          そんなことをくだらないくらい真剣に考えていたんだよ











          ともすれば 



          一緒にいる時間を重ねていけば




          さり気なく 



          1度デートでもって誘える




          そんな日が来るような予感がするから



          妙にやさしくなっちゃうんです




          脇目も振らずの毎日



          どうすれば あの笑顔を引き出せるか



          どうすれば 友達感覚を保てるのか



          どうすれば 男友達と認識させられるのか



          どうすれば 一歩踏み込めるのか



          どうすれば 親友らしきニエちゃんと同格になれるのか




          そして  



          どう最後に



          サプライズ感を演出できるのか





          そんなことをあきれるくらい真剣に考えていたんだよ




          単純な思考回路  



          引っ掻き回してさ

              逃げ切ったつもりなのに
              いつのまにか自分で鎖を繋いでた




              空は今日 


              無邪気に雲と戯れ 

 
              いろいろな動物を描き




              僕らに問いかける




 
             “君たちは何を見せてくれるわけ?”





              求められることを避けてきた歩み
             
              ためらいがちに  太陽へ手をかざす










             歩いてきたつもりなのに
             いつのまにか同じ風景の中にいた




             海は今日 


             無邪気に光と戯れ


             いろいろな波動を描き




             僕らに問いかける





            "世界は捨てたもんじゃないだろ?”





             求めることを押し殺してきた歩み

             ためらいがちに  風の方へ帆を張る

                 書き疲れるまで机に向かえ


                 血を吐くくらいのめり込むのだ





                 生暖かいサクセスストーリーじゃ
                 誰も手にとらねえぞ




                 理詰めのアクションじゃ
                 現場はうるさいぞ




                 一昔前の流行じゃ
                 主婦層は総スカンだぞ




                 サイクルをあてにするんじゃ
                 オリジナリティは滲まないぞ






                 いっぺんやってみろ

                 倒れるまで とことん





                 たぶん倒れねえよ

                 そう簡単には





                 振り向きながら 
                 
                 カッ飛ばすぞ

戻れないと知りながら  どうしてそんなに大切そうに抱えているの?




手放さなければ進めないわけではないかもしれない




でも そんなに用心深くちゃ   近寄りにくいよ   ほら野良猫だって




さみしくてしょうがないから  1人きりになるよ




矛盾を気取る言葉は妙に響くよ








夜になりかけると  書きかけの地図がひらひらと舞い降りたがる




そんな音がどこからか聞こえてくるみたいな




悶々としては  ふがいなさに耽っていく








夜になりかけると  ヒキコモリの身体が窓からの空気を求める





思わず開けた  外の空気はじめっとしていて   寒くて冬らしかった










人生って   儚くて  長すぎて





  途方もない退屈   と   きりのない忙しさ





人生って   複雑なようで  単純で

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