橙に包まれた浅い青

受賞・入選など14篇。 写真詩・イラスト詩・ポエム動画など2333篇以上を公開。

2010年05月

「 こんなにも想っていたんだ 」
滲ませるような    
最低限の期限も  遥かに 遥かに 遥かに すぎて



それでも
この心象図は描いてばかり   
来る日も来る日も  弾け浮かぶようなその微笑みを













どうしても どうしても
呼吸しているのに、その微笑みがないというだけであの頃以上に切なくなってしまう



どうか救い出してほしい
このしがない心象図をかき乱して    あの頃の微笑みを木っ端微塵にするくらい



















どこで何をしているのだろう
いつで何をしているのだろう       浮かべまいと想うほど  浮かび止まない焦がれ蜃気楼


















「  出逢わなければよかった  」
そんな風にさえ、想ってしまうことは数え切れず




「  出逢わなければよかった  」
そんな風に想ったところで、「  出逢ってよかった  」が吹き抜けるのは相変わらず











もう一度      どこかで
もう一度      いつかで
あと何度      願ってはうなだれていく夜を重ねていくのだろう




















キミが来る  
キミが来てくれる

ぼくは 強く呼吸している心地がした         青臭い言葉だけが、胸の奥で必要以上にこだましている








キミが笑う  
キミが笑ってくれる

ぼくは もっと輝いていける気分になった       甘ったるい言葉だけが、胸の奥で必要以上に反射している
















キミがいた          それだけで   ぼくは 掬われていた
キミがいた          それだけで   ぼくは 救われていた



















キミが い な い
キミが い な い

どれだけの奇跡的だったんだろう








キミが い な い
キミが い な い

どれだけ欠かせない存在だったんだろう         








気づいた言葉は 
今さら
ゆっくりはやく     胸の奥でしたたり落ちていく

「 悔しい 」って  泣き濡れるくらいなら
「 挽回したい 」って  叫びだすくらいなら
「 巻き戻したい 」って  嘆くくらいなら
「 見返したい 」って  指を噛むくらいなら






まだ、間に合う
まだ、充分間に合う






それだけの感情があるなら
それだけの振動があるなら






まだ、間に合う
まだ、全然間に合う






「 悔しい 」って  泣き濡れた後に
「 挽回したい 」って  叫んだ後に
「 巻き戻したい 」って  嘆いた後に
「 見返したい 」って  指を噛んだ後に






すぐに動き出してしまえば      間に合う、まだ間に合う
すぐに描き始めてしまえば      間に合う、まだ余裕で間に合う






「 悔しい 」って
「 挽回したい 」って
「 巻き戻したい 」って
「 見返したい 」って       

辿っていった大元には、   社会情勢? 生育環境? 時代背景? 学習環境? 親子関係?






どれも決定的な要因の面して、単発では要因にはなりえなくて
どれも決定的な要因の面して、最終的には複合的で辛うじて要因面レベルで






「 悔しい 」って  想えたなら
「 挽回したい 」って  想えたなら
「 巻き戻したい 」って  想えたなら
「 見返したい 」って  想えたなら          




新たな可能性はそこに すぐそこに          待ちわびている  きっと、待ちわびている

見つめていてとはいわないから   
信じていてとはまさかいえない       けど、見ていて



それだけで救われる気がするんだ
それだけで駆け抜けていられるんだ






不安や迷いは拭いきれはしないけど
魅せるから            


約束するよ、約束してしまうよ





だからこそ
とことん殴ってほしい  とことん蹴ってほしい    比喩的かつ現実的に



時々でいいから 
気が向いたときでいいから     




そうすれば
どこまでだっていけそうな気がするんだ







どうすればこの感覚伝わるだろう   
どうすればこの感覚わかってもらえるだろう





僕にとってはかけがえのない   
あまりにもかけがえのない




キミにとっての僕は?
どうなんだろう
少しは近づいているのかな   近づいていけるのかな






見ていてもらえるように  駆けていくよ
見ていてもらえるように  賭けていくよ
見ていてもらえるように  翔けていくよ






その瞳に認められて   初めて僕は僕らしさを知れる
その瞳に認められて   初めて僕は僕らしくあれる





キミにとっての僕も  少しでいいからそんな風であれたら
キミにとっての僕も  少しでいいからそんな風になれたら








驕り高ぶったカッコつけ  
鼻歌に溶かし 盲目ギターでふり撒いて、巻いて、蒔いて

青空にゲップ
たまにはいいでしょ
誰もいない屋上のベンチでさ
羽を伸ばした下品も





炭酸片手に見上げた
遥か上空に飛行機雲
ゆっくりと
けど、 最初から消えていく気満々みたいに









綺麗だな
遠くに滲むように       うっすらすら と


綺麗だな
遠くに寄り添うように     うっすらすら と










ああ、 この空にどさくさまじって溶けていけたらな       いいのにな
ああ、 このまま瞼を閉じて滲みきっていけたらな        甘すぎるのかな












いつか どこかで
ずっとずっとずっと   心はここにあらずなんだけど








叶えたいな
けど、 叶えたくないな





叶えてほしいな
けど、 叶えてほしくないな





叶えたいな
けど、 けど・・・・・・・・・


















だから、 叶わなかったんだな
だから、 敵わなかったんだな











いえなかった 「 さよなら 」 は、 いつか 「 ありがとう 」 に代えて

答えられなかった 「 こんにちは 」 は、 いつか改めて 「 お久しぶり 」 で

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