橙に包まれた浅い青

受賞・入選など14篇。 写真詩・イラスト詩・ポエム動画など2333篇以上を公開。

2011年05月

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
節電に努めてきた人は
今まで以上無理して節電をする必要はない。
3.11以前まで
「そんなみみっちいことしてられるか!」
という態度だった
僕のような人種が節電をすればいいだけの話。
 
 
そんな2011年5月31日(火) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
200%を目指して
はじめて
60%か70%が出るか出ないかの体質。
 
 
そんな2011年5月30日(月) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
決定しました。
3月のチグハグデートは今年のマイバイブル。
 
 
そんな2011年5月29日(日) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お前の
人間性が否定されたんじゃない。
お前の
志望動機のメリハリのなさが否定されたんだ。
 
 
そんな2011年5月28日(土) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

真夜中にふいのメール 
珍しく しおらしく 「 相談していいか 」

どうぞ  
と、返信するなり すぐさま着信
 
 
 

やっぱりというか  相変わらずの仕事環境
想像以上に ストレスが溜まっているようで 
想像以上に 仕事が身体に合わないようで
 
 
 

声のか細さ  電波状況の悪さ  
相まって 3割ほど聞き取れないまま

話し続ける声に  ただただ、相槌を打っていく
 
それしかできないし 
それで  少しでも   気が、楽になればいいなと思いつつ
 
 
 

「 殴る蹴るも当たり前 」 
お前が殴られているの? お前が蹴られているの?
それとも 
殴ったり蹴ったり 殴られたり蹴られたりするのをよく見るってこと?
結局、詳しいことはわからずじまい
 
 
 

「 デリヘルにはまってる 」 
お前が? 本当にお前が?? 本当に???
「 明日で4回目・・・ 」 
そっか、ストレス溜まってんだな  まあ、息抜きになるならな
 
 
 

どこまで本当か わからないけど
ちょっと 悲劇のヒロインぶってるところも 
ちょっと 強がってるところも 多々あるだろうけれど

限界間近  ひしひしと ひしひしと
自暴自棄  ひしひしと ひしひしと 

「 遅かれ早かれ辞める 」 
抽象的ではあるものの  内容の端々に  色濃く滲んでいる
 
 
 

そんなに悩んでいたとは  まさかお前が  いい意味でいい加減なお前が
そんなにもがいているとは  まさかお前が  なんとかやっていきそうだったお前が
 
 
 

努めてなのか  天性なのか  声はしっかりとしている

くだらない話題で 
こっちを笑わせる   余裕も まだ残っているようだ
唐突な話題転換で 
こっちを困らせる   らしさも まだ残っているようだ
 
 
 
 

根拠はないけど  大丈夫だよ  お前なら きっと、きっと
根拠はないけど  大丈夫だよ  実情はいくら聞いたところで よくわかりっこないけど

根拠はないけど  大丈夫だよ  お前なら きっと、きっと
根拠はないけど  大丈夫だよ  いくら聞き役に徹してみても 1から10まで共感できないけどさ 
 
 
 

そう、大丈夫   お前なら きっと   現状打破 模索していける
そう、大丈夫   お前なら きっと   理不尽な荒波と 不条理な風雨と 戦っていける
そう、大丈夫   お前なら きっと   未熟な自分を抱えながら なんとかして変えていける
 
 
 

ちゃんと働いているんだから    文句言いながらも、ストレスにまみれながらも
ちゃんと働いているんだから    身体を壊しながらも、やけくそになりつつあっても
ちゃんと働いているんだから    ニートの俺なんかより 遥かに、遥かに、お前は偉いよ
ちゃんと働いているんだから    それだけで それだけで お前は勲章ものだよ
 
 
 
 

電話では言えるはずないこと 
テレパシーでもなんでもいいからと   こうしてポエムに託したくてしかたない    お前のせいで 
 
面と向っては言えるはずないこと
テレパシーでもなんでもいいからと   こうしてポエムに託さずにはいられない    お前のおかげで
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
自粛と萎縮の履き違えを
国家規模で痛感することになった2011年の春。
 
 
そんな2011年5月23日(月) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「  この1行で100万人が動く  」
「  この1行で世界が変わりはじめる  」
 
そんな1行はもう生まれない
生み出そうと思っても  生み出せない時代
 
 
 
 
 
 
 

「  数がすべてではない  」
「  量で決まるものでもない  」
 
切り替えてみようとするが
数値への欲望を殺しきれていない   数値の上での熱狂を忘れられない
 
 
 
 
 
 
 

「  まだ1行の力を信じている  」
「  もう1度、1行の力に賭けてみる  」
 
手垢にまみれた精神論で  夢だけを見せようとする   何ら変わらずに
 
 
 
 
 
 
 

「  信じないことにははじまらないだろ!  」
「  夢見ないことには上へ行けないだろ!  」
 
どうかな?
それは、お前たちが言うべきことではないだろ
散々信じて、散々信じさせて、散々裏切ってきたお前たちが
散々夢見て、散々夢見させて、散々裏切ってきたお前たちが
 
 
 
 
 
 
 

「  この1行で100万人が動くことはない  」
「  この1行で世界が変わりはじめることはない  」
 
これは悲観じゃない 
これは絶望でもない
 
健全な 理性的な 野生的な   幕開けの序章だ

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「 うぇ~、ぺッ! 」と
今日も
街のおやじはアスファルトに刹那的お経を嘔吐。
 
 
そんな2011年5月21日(土) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

俺は俺だ  
良くも悪くも  俺は俺のままだ
 
 
どんなに飾り立てても   いつかすべて剥がれる
どんなに隠し通しても   いつかすべて剥がれる
 
 

俺は俺なんだ  
良くも悪くも  俺は俺のままなんだ
 
 
いくらいい子ぶっても   それはしょせん付け焼刃さ
いくら不良ぶっても     それはしょせんポーズさ
 
 
 
 
 
 

受け入れるんだ  
「 俺 」という過去を
 
 
許すんだ  
良いのも悪いのも  キレイなものも、キタナイものも
 
 
それしかないだろ  
それ以上、何があるっていうんだろう
 
 
 

受け入れるんだ  
「 俺 」という未来を
 
 
許すんだ  
楽観的観測も、悲観的観測も
 
 
それしかないんだよ  
それ以上も、それ以下もないんだよ
 
 
 
 
 
 

俺は俺さ  
良くも悪くも  俺は俺のままさ
 
 
そのまま出せばいいんだ   そんなに飾り立てずに
そのまま出せばいいんだ   そんなに隠し通さずに
 
 
 

いつか今のすべてが答えに結ばれる   俺が俺である限り
いつかすべてに応えられる日が来る    俺が俺であり続ける限り
 
 
 

俺は俺さ    良くも悪くも    どこまで行っても  こんな風に青臭いままさ
俺は俺さ    良くも悪くも    いつまで経っても  こんな風にバカなままさ

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
文明レベルにおいては
「ない」を
なくそうとする姿勢が没落のきっかけになってきた。
個人レベルにおいては
「ない」を
なくそうとする姿勢が成長のきっかけになってきた。
 
 
そんな2011年5月20日(金) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「 死にたい・・・ 」
それも含めて
この世界は君の存続を求めている。
 
 
そんな2011年5月19日(木) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
降るな!降るな!って顔で家路を急ぐ。
「私以外は
濡れても構わないが
わたしだけは濡れてはならぬ」という顔で。
 
 
そんな2011年5月17日(火) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
すべての革新は
スタンダードになっていく中で
消失していく運命にある。
 
 
そんな2011年5月13日(金)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ことあるごとに
鬱陶しいほど
「 死ね! 」というのが口癖だった彼が
震災を契機に
「 死ね! 」と全く言わなくなった。
 
それはそれで
何だかなあと思ってしまう。
 
 
そんな2011年5月12日(木)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
昨日
根っからの
「 キレイ事で何が悪い主義者 」
 
本日
根っからの
「 他人は他人至上主義者 」
 
 
そんな2011年5月11日(水) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あのとき
被災地にいなかった。
被災者にならなかった。

だけど
生き残ったんだと思う。
もれなく
今、生かされているんだと思う。
 
 
そんな2011年5月10日(火) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いつからか
「 まあ~だだよ 」という声が増えてきたような。
いつからか
「 も~いいよ 」という声が少なくなってきたような。
 
 
そんな2011年5月9日(月) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
真に受けないでよ。
明日には
意識的かつ無意識的に修整してるんだから。
 
 
そんな2011年5月8日(日) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
だんまりを決め込む推進派になるべからず。
饒舌に捲し立てる廃止派になるべからず。
推進派と廃止派を
バカにする野次馬になるべからず。
推進派と廃止派に
何もかも丸投げする無関心になるべからず。
 
 
そんな2011年5月7日(土) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


あなたがいる    それだけで    よかった    日々もあった
あなたといる    それだけで    満たされた    日々もあった
 
 
 

懐かしんでる    わけじゃない    けれど    想ってしまう
 
 
 

「 おわりが近づいてる・・・ 」    
口には    出さない    互いに

「 おわりが近づいてる・・・ 」    
表情は    全然    そんなの匂わせない
 
 
 

ゴールデンウィーク    
行きたいところ    出し合って    練って練って

ゴールデンウィーク    
行きたいとこへ    代わる代わる    運転して
 
 
 

どこもかしも    
穏かな    
幸せそうな
カップルたち    家族連れ   
何ひとつ問題なんてないかのような   微笑み
 
 
 

どこもかしも    
新緑    
眩い陽射し
広い広い公園    
甘い甘いソフトクリーム    
何ひとつリスクなんてないかのような   へヴン
 
 
 

ゴールデンウィーク    
ゴールデンウィーク    
楽しくて    楽しすぎて

ゴールデンウィーク    
ゴールデンウィーク    
帰り道    なぜか    切なくて    切なすぎて
 
 
 

あなたがいる    わたしがいる    
それだけで     それだけで    よかったはずなのに

あなたといる    わたしといる    
それだけで     それだけで    満たされたはずなのに
 
 
 

あきらめてる    わけじゃない    けれど    想ってしまう
 
 
 

「 もう、時間の問題・・・ 」   
耳には    透明なヘッドフォン    互いに

「 もう、時間の問題・・・ 」    
意識は    一緒にいても    いつからか    上の空



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
可能性の高い場所に飛び込み
可能性の高い期限を設定して
可能性の高い表現を継続する。
 
 
そんな2011年5月6日(金) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
すべてを知ろうとする努力を放棄しない。
それが
効率的に
統率しようとする
システムへの
唯一かつ最大の対抗手段に他ならないのだから。
 
 
そんな2011年5月5日(木)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
リーダーがクソばっかだったかもしれないけど
それ以上に
システムが腐ってる。
という議論をなぜに深めないのかね。
 
そっか、そっか。
そうだよね。
現状のシステムが
一番旨味を効率的に配分できる形だもんね。
 
 
そんな2011年5月4日(水) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
落ち着け、あたし。
髪型が同じだけじゃないか。
 
 
そんな2011年5月4日(水)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「 原発を廃止すれば
  原発によって維持されている雇用や産業が失われ
  その町や村が立ち行かなくなる  」
という
レトリックは話にならない。
 
 
原発がなくなったとしても
代替エネルギーの研究・発電施設を誘致すれば
新たな雇用や産業が生まれるのだから。
 
 
そんな2011年5月3日(火)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
愛が、流行らない時代をものともせず
愛を、めんどくさがる世代をものともせず
月9は
今期もラブストーリー。潔くラブストーリー。
 
 
そんな2011年5月3日(火) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 




復興が進んでも
記憶が風化しても
現在行われている一致団結を忘れてはならない。
 
あらゆる分野で
現在の気概を、態勢を、施行を
引き継いで活かしていかなければならない。
 
平時になってからも
政治・経済・教育・福祉・文化に
適度な緊張感を持続させ
あらゆるシステムの質を高めなければならない。
 
それが
この震災への弔いとなり
最大限の回答となり得ることを信じて。
 
 
そんな2011年5月2日(月) 



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なにもかもが変わった?
いや、なんにも変わってない。
3.11以前と以後で区切るのは乱暴。
9.11の時と同じ。
 
潜在的に課題は蓄積されていた。
それに対し
日陰であろうと、か細かろうと、
何十年も
人災の芽を
摘もうとする政治・経済・文化関係者はいた。
 
 
そんな2011年5月1日(日) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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