橙に包まれた浅い青

受賞・入選など14篇。 写真詩・イラスト詩・ポエム動画など2333篇以上を公開。

2012年01月

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生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして過ごせるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして過ごしてくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして過ごし合えるだけで素晴らしい
 
 

生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして飲めるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして飲んでくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして飲み合えるだけで素晴らしい
 
 

生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして食べれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして食べてくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして食べ合えるだけで素晴らしい
 

生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして話しかけれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして話しかけてくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして話し合えるだけで素晴らしい
 
 

生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして歩けるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして歩いてくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして歩き合えるだけで素晴らしい
 
 

生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして描けるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして描いてくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして描き合えるだけで素晴らしい
 
 

生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして走れるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして走ってくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして走り合えるだけで素晴らしい
 
 

生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして創れるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして創ってくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして創り合えるだけで素晴らしい
 
 

生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして壊せるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして壊してくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして壊し合えるだけで素晴らしい
 
 

生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして喜べるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして喜んでくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして喜び合えるだけで素晴らしい
 
 

生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして怒れるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして怒ってくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして怒り合えるだけで素晴らしい
 
 

生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして哀しめるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして哀しんでくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして哀しみ合えるだけで素晴らしい
 
 

生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして楽しめるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして楽しんでくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして楽しみ合えるだけで素晴らしい
 
 

生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして笑えるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして笑ってくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして笑い合えるだけで素晴らしい
 
 

生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして頑張れるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして頑張ってくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして頑張り合えるだけで素晴らしい
 
 

生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして苦しめるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして苦しんでくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして苦しみ合えるだけで素晴らしい
 
 

生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして上れるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして上ってくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして上り合えるだけで素晴らしい
 
 

生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして下れるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして下ってくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして下り合えるだけで素晴らしい
 
 

生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして想えるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして想ってくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして想い合えるだけで素晴らしい
 
 

生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして考えれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして考えてくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして考え合えるだけで素晴らしい
 
 

生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして迷えるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして迷ってくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして迷い合えるだけで素晴らしい
 
 

生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして悩めるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして悩んでくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして悩み合えるだけで素晴らしい
 
 

生きていることは素晴らしい
生きているだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして愛せるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして愛してくれるだけで素晴らしい
ここで呼吸して、こうして愛し合えるだけで素晴らしい
 
 
 
そんな風に真っ直ぐに想える日がある
そんな風に真っ直ぐに保てる日がある
そんな風に真っ直ぐに伝えられる日がある
 
そんな風に真っ直ぐに想える季節がある
そんな風に真っ直ぐに保てる季節がある
そんな風に真っ直ぐに伝えられる季節がある
 
 
 
生きていること   それは、時に素晴らしいこと
生きていること   それは、時に素晴らしいとは限らないこと・・・
 



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 『 あらゆる夜のあらゆる窓に光が灯る。 』
 
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普段は意識さえもせぬその季節
迫るときには狂おしいほどの現実感を伴って
 
 
 
唐突に 緩やかに   訪れる春寒は
唐突に 緩やかに   迎える春寒は   
 
個別的に夜霧  個別的に燈る   
 
 
 
 

ときにそれは
不人称の風となって
この聴覚に漠然とした抽象度で寄せては程なく返っていく
 
 

ときにそれは
3人称の風となって
この嗅覚を個別的で不可知な地平からうっすらとくすぐっていく
 
 

ときにそれは
2人称の風となって
この鼓動にその個別的な概念を感情的に色濃く滲ませる
 
 
 
 

適度に改めて突きつけられてくる春寒
そのたび  改めて問いかけずにはいられなくなる
 
過ぎ去ったとは何か? 
事実や記憶の化身した不変の存在か? 
あくまでも過ぎ去った非在に過ぎないのか?   
 
 
 
適度に改めて突きつけられてくる春寒
そのたび  改めて問いかけずにはいられなくなる
 
来るべき冬とは何か?  
始まりを象徴する春の対極か? 
連関を象徴する春夏秋冬の帰結か?   
 
 
 
答えは
それぞれの心象図にそれぞれの形式で揺らめいては返し
返しては霞んでゆく
 
 
 
 
 
やがて
霞みきる頃に再び突きつけられてくる春寒
 
 
その息吹は自然を装いつつも春に導かれているようであり
その一連は蓋然を装いつつも
春夏秋冬に組み込まれているようでもある
 
 
 
 
 
現に在るとは何か? 
巡りめぐる過ぎ去ったと
未だ来ぬを繋ぐための春寒という存在か? 
 
巡りめぐる過ぎ去ったと未だ来ぬを繋ぐための春寒という存在と
来るべき冬という非在の緩衝に過ぎないのか?
 
 
 
 

ただただ 問いが
ただただ 問いだけが
ただただ 問いばかりが      横たわり続け
 
 
ただただ 答えが
ただただ 答えだけが 
ただただ 答えばかりが      浮かんでは散り続ける
 
 



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必死になって  一瞬でもいい、小説になりそうな時間を繰り広げて
必死になって  一瞬でもいい、花火になりそうな時間を打ち上げて
必死になって  一瞬でもいい、映画になりそうな時間を映しとって
必死になって  一節でもいい、小説になりそうな人生を繰り広げて
必死になって  一発でもいい、花火になりそうな人生を打ち上げて
必死になって  一章でもいい、映画になりそうな人生を映しとって

記憶に留まるとしても
歴史に刻まれるとしても     行き着くところは同じ

記憶に留まるとしても
歴史に刻まれるとしても     成れの果ての姿は同じ
 
 
 
ハジマリオワリ 
 
 
 
抱いてきたのか抱かされてきたのか?   それは何かや誰かが教えてくれることではない
抱いてきたのか抱かされてきたのか?   それは何かや誰かが決めてくれることではない
抱いてきたのか抱かされてきたのか?   それはご自分で落としどころを探るしかない
 
 

必死になって  一瞬一瞬、小説になりそうな時間のために
必死になって  一瞬一瞬、花火になりそうな時間のために
必死になって  一瞬一瞬、映画になりそうな時間のために
 
必死になって  一節一節、小説になりそうな人生のために
必死になって  一発一発、花火になりそうな人生のために
必死になって  一章一章、映画になりそうな人生のために
 
 
オワリハジマリ
 
 
 
担ってきたのか担わされてきたのか?   それは何かや誰かが教えてくれることではない
担ってきたのか担わされてきたのか?   それは何かや誰かが決めてくれることではない
担ってきたのか担わされてきたのか?   それはご自分で落としどころを探るしかない
 
 
 
必死になって  小説になりそうな時間を毎日繰り広げてとはいわない
必死になって  花火になりそうな時間を毎日打ち上げてとはいわない
必死になって  映画になりそうな時間を毎日映しとってとはいわない
必死になって  小説になりそうな人生を毎日繰り広げてとはいえない
必死になって  花火になりそうな人生を毎日打ち上げてとはいえない
必死になって  映画になりそうな人生を毎日映しとってとはいえない
 
小説になりそうな時間を毎日繰り広げられたところで
花火になりそうな時間を毎日打ち上げられたところで
映画になりそうな時間を毎日映しとられたところで    すぐに息切れ症候群 
 
小説になりそうな人生を毎日繰り広げられたところで
花火になりそうな人生を毎日打ち上げられたところで
映画になりそうな人生を毎日映しとられたところで    すぐにタメ息症候群
 
 
 
ハジマリオワリ 
オワリハジマリ
 
 
 
意義があったのかなかったのか?   それは何かや誰かが教えてくれることではない
意義があったのかなかったのか?   それは何かや誰かが決めてくれることではない
意義があったのかなかったのか?   それはご自分で落としどころを探るしかない
 
 
 
オワリハジマリオワリ
ハジマリオワリハジマリ
 
 
 
1つ終わっても、時間は終わらない
1つ終わっても、世界は終わらない
1つ終わっても、人生は終わらない
 
 

小さな1つ終わっても、時間は終わらない
小さな1つ終わっても、世界は終わらない
小さな1つ終わっても、人生は終わらない
 
 

大きな1つ終わっても、時間は終わらない
大きな1つ終わっても、世界は終わらない
大きな1つ終わっても、人生は終わらない
 
 

大切な1つ終わっても、時間は終わらない
大切な1つ終わっても、世界は終わらない
大切な1つ終わっても、人生は終わらない
 
 

最高の1つ終わっても、時間は終わらない
最高の1つ終わっても、世界は終わらない
最高の1つ終わっても、人生は終わらない
 
 

最悪の1つ終わっても、時間は終わらない
最悪の1つ終わっても、世界は終わらない
最悪の1つ終わっても、人生は終わらない
 
 

究極の1つ終わっても、時間は終わらない
究極の1つ終わっても、世界は終わらない
究極の1つ終わっても、人生は終わらない
 
 

完璧な1つ終わっても、時間は終わらない
完璧な1つ終わっても、世界は終わらない
完璧な1つ終わっても、人生は終わらない
 
 
 
ハジマリハジマリ
オワリオワリ
 
 
 
1つ終わっても、時間は決して終わらない
小さな1つ終わっても、時間は決して終わらない
大きな1つ終わっても、時間は決して終わらない
大切な1つ終わっても、時間は決して終わらない
最高の1つ終わっても、時間は決して終わらない
最悪の1つ終わっても、時間は決して終わらない
究極の1つ終わっても、時間は決して終わらない
完璧な1つ終わっても、時間は決して終わらない
 
 

1つ終わっても、世界は決して終わらない
小さな1つ終わっても、世界は決して終わらない
大きな1つ終わっても、世界は決して終わらない
大切な1つ終わっても、世界は決して終わらない
最高の1つ終わっても、世界は決して終わらない
最悪の1つ終わっても、世界は決して終わらない
究極の1つ終わっても、世界は決して終わらない
完璧な1つ終わっても、世界は決して終わらない
 
 

1つ終わっても、人生は決して終わらない
小さな1つ終わっても、人生は決して終わらない
大きな1つ終わっても、人生は決して終わらない
大切な1つ終わっても、人生は決して終わらない
最高の1つ終わっても、人生は決して終わらない
最悪の1つ終わっても、人生は決して終わらない
究極の1つ終わっても、人生は決して終わらない
完璧な1つ終わっても、人生は決して終わらない
 
 
 
ハジマリハジマリ
オワリオワリ
ハジマリハジマリ
 
 
 
1つ終わっても
小さな1つ終わっても
大きな1つ終わっても
大切な1つ終わっても
最高の1つ終わっても
最悪の1つ終わっても
究極の1つ終わっても
完璧な1つ終わっても

どんな1つ終わっても    時間は終わってはくれない
どんな1つ終わっても    世界は終わってはくれない
どんな1つ終わっても    人生は終わってはくれない
 
 



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何十年後の・・・
いや、失礼
何十億年後の話ですからね
その頃まで地球があるのかというと・・・
人類はもういないかもしれないですしね
できればいてほしいですが・・・
 
 
 
脈絡のないやりとり
一見ないやりとり
 
 
何十億年後とキャスターに関係性はない
何十億年後と我々視聴者に関係性はない
 
 
何十億年後までキャスターが世代間責任を担う必然性はない
何十億年後まで我々視聴者が世代間責任を担う必然性はない
 
 
正確にいうならば
キャスターは、何十億年後まで世代間責任を担う必然性を見出せない
我々視聴者は、何十億年後まで世代間責任を担う必然性を見出せない
 
 
つけ加えるならば
そこまで考慮して発言したわけでもないキャスターを責め立てる風潮になることは考えにくい
そこまで考慮して日々を営む者自体が、
現代という現在においては絶対的に少数というか皆無に等しいと思われる
 
 
10年とか50年という中長期的な身近な話題ではない
何十億年後は、現実的な世代間責務が生じるような未来の話ではない
 
 
果てしない遥かな未来は、そもそも未来になり得ない  未来と捉えられないものである
ようは、知ったこっちゃない次元である
 
 
地球があろうがなかろうが
人類が生存していようがいまいが
 
 
ようは、どっちでもいい
ようは、どうでもいい
 
 
この感覚は気軽なようでなんとも含蓄を感じさせるものである
潔いのである
 
 
そりゃそうだ
自分の生にはまったく関係ない未来の話だからだ
自分をとりまくこの現代や世界にはまったく関係ない次元の話だからだ
 
 
10年とか50年という身近な未来ではこうはいかない
だが
そうであろうか?
 
 
10年とか50年という身近な未来に対しても、
これくらいのスタンスを軽く忍ばせておくというのは悪くないのではないか?
 
 
なにも
世代間責任を無下にしろとか、棄却しろというわけではない
 
 
一種のエッセンスとして、忍ばせておくのは何も悪くないのではないか?
 
 
いや、それくらいのスタンスがあることで
はじめて新たな柔軟性が生まれ
いい意味での妥協や可能性の拡散が漸進していくこともありうるであろう
 
 
 

本気で
地球を守っていかねば
人類を守っていかねば  と思うならば
 
 
本気で
地球があろうがなかろうが
人類が生存していようがいまいが  

腹を括る覚悟も忍ばせておくのが筋ではないであろうか
 
 
地球を守っていかねば
人類を守っていかねば  のみを押し通していくとすれば
 
 
やがて
地球をきっと守れる
人類をきっと守れる   という楽観に陥っていくばかりであろう
 
 

また
何が何でも地球を守るべきだ
何が何でも人類を守るべきだ    
という
ごり押しがごり押しとも思われぬまま、はためいていくことになるだろう
 
 
さすれば
地球は何よりも尊い
人類は何よりも尊い    
という
価値化が価値観念とすら認識されぬまま常識の一つとして染み込んでいくのだろう
 
 
 

その果ては
地球こそがすべての根源なのだから
人類こそがすべての根源なのだから    という無難の帰結にほかならない
 
 



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奏で合うときの中で
かけがえのない愛を蝕んだ
それゆえの業と向きあい続けている道の途上現在
 

繰り返される悲劇   
これ以上何を表出させようとする
試しているとするなら
その神経を疑わざるを得ないな  
仮にもマボロシにも 手をかけようとするなら 抹消されるに等しいとしても

矛盾やら混沌という言葉では括れぬ世界に対する見識を聞かずにおれない
 
 
 
今、ここに舞い降りられて対話の一つでも致しましょう
力不足は痛いほど自覚しておりますが、役不足であるとさえ思っているほどの気概がある身ゆえ
並々ならぬ覚悟で向き合っていただきとうございます
 

穢れも美しさもありとあらゆるを把握してこられたのか

もしくは  断片的に抽出しつつ最大限の管理を為されてきたのだろうか
もしくは  断片的に抽出しつつ気まぐれに振り撒きなさってきたのだろうか
もしくは  断片的に抽出しつつ大まかに修正を図りなさってきたのだろうか
 
 

知るつてはありません
真理のような確定的な形で知ることもおそらくないでしょう
 

それゆえ
最悪の観点から、最悪のバイアスを最大限考慮したうえで
最悪のケースを、最悪の見方でお聞きしたいのです  
 

お聞きせざるを得ないのです
失礼はお許しください    
この機会にはっきりとしておかねば、これ以後のアクトにも響きますが故に
 
 
良いも悪いも想定外とまでは思いませんが
すべて 度が過ぎた罠にしか思えないことが度々あります
 
 
 
善と悪との対比
潔癖と陵辱との対比
陽と陰との対比
永遠と刹那との対比
発展と途上との対比
無邪気と残酷との対比
偶発と誘発との対比
美と醜との対比
転換と継承との対比
勤勉と怠惰との対比
単純明快と専門分化との対比
進化と維持との対比
 
 
 
キリのない対比の帰結として和解、 統合、 共生、 分裂
そのようなものが第一義的な回答であるかのように最終的には感じざるを得ないような基盤を暗黙という形で、いや、「自然法」という名称のもとに組み込んだのではないかとさえ思えてしまうのです
 
 
 

   大まかにこのように解釈しております。
   このような観点に総意として落ち着いていることに関する率直な意見を伺いたいのです。
 
 



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お疲れ様です
目の前に近づいてくる高層ビル群  揺れる蛍光灯に馳せる様々な辛苦
 
 

地下鉄からの帰宅道
余裕で照らすように煌々と  今日もまだまだ夜は長いようで
 
 
 
 
今日も上手くいかなかった  昨日となんら変わらなかった
今日も上手くできなかった  昨日からなんら変われなかった
 
そんな調子が続いています  ここ数ヶ月
そんな気分のままでいます  ここ数ヶ月
 
 
 
 
今日も右肩下がりだった  昨日からの逓減を脱却できなかった
今日も右肩下がりだった  昨日までの逓減は深まるばかりだった
 
あれも片付かないまま  あれも待ちぼうけにさせたまま  あれも棚上げしたまま
数え切れない「あれ」が巡り巡るうちに  我が家に近づいていく
 
 
 
 
おかしいな  なんでかな   調子が上向きそうにないな
おかしいな  なんでかな   昨日と今日が地続きなようでいて 隔たったまま
 
ぐんぐんと、昇りゆく霧    それは 高層ビル群を縫うように闇に溶けつつあって
ぐんぐんと、昇り逝く紫    それは 地下迷路群を解くように闇に寄り添いつつあって
 
おかしいな  なんでかな   気分が上向きそうにないな
おかしいな  なんでかな   今日と明日が地続きなようでいて 隔たり続けそうなまま
 
 
 
 
はしゃぐ 夜サッカー
小さな公園   廻る廻るインサイド、インサイド 反射音が鳴り過ぎないようにシュート
明日も学校   
それでも夜な夜な集合
 
 
ふいに過ぎる   いつかの夕焼け
狭苦しい路地   夢中で夢中でアウトサイド、アウトサイド 両足交互にパス練習
明日はテスト    
そんなこと忘れたように 無我夢中で集合
 
 

お疲れ様です
街灯に照らされた無邪気な影
こんな時間まで楽しそうに真剣に夢見て頑張っている可能性溢れる群れ
 
 

俯きがちな都会の一背広でも、見上げればしばしの宇宙遊泳
 

とは
大げさかもしれないけど
透き通った闇にちらつく光の一つ一つ    どこか懐かしく優しく  どこか懐かしく温かく
 
 



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オレンジスケルトン
示すラッキーA4ホルダー
 
 

見かけるたびに胸が高鳴ったんだ
その日、その時の表情を追ったんだ  教室の窓から
 
 

ロングヘアー
軽めのブラウン
ひけらかすでもなく静かにまとまるでもなく  ちょっとお洒落な彼女
 
 

駈け降りていく階段
淡く照らすオレンジの太陽
オレンジスケルトンA4ホルダー  ほのかに跳ねた
 

向かった列には彼氏らしき男子
かけそびれた言葉 今さら巡りだしてしまう
 

慌てて空に移す 視線
切なさや侘しさも もどかしさに震えるほどにはもうならない
 

けど
雲ひとつなくて薄オレンジに染められつつあった空に刹那   感情は溶けた
 
 
 

ぼくは
ぼくにしかできないことは何かをずっと探していたんだ    真剣に
 
ぼくは
ぼくにしかできないことは何かをずっと探していたんだ    あの時から
 
 
 

オレンジスケルトンA4ホルダー   微笑に合わせて揺れた
交わされていた空気感
そっと、4階の窓からその影消えるまで眺めていた
 
 
 

ぼくは
とくべつになるために必要なものをずっと探していたんだ    馬鹿みたいに
 
ぼくは
とくべつになるために必要なものをずっと探していたんだ    あの時から
 

どうだろう  現状は
どうだろう  あの時から今までは
 
 
ぼくにしかできないことはそれほどなかった
ぼくにしかできないと思ったことでも無意識な瞳のままで実践している人は何人もいた
 
 
たぶん  ぼくにしかできないことなんてなかったんだ
たぶん  求めてしまったのが間違いだったんだ
たぶん  肩肘張って探し出す必要性もなかったんだ
 
 
 
あの時  もっと意地を張らずに
あの時  もっと心に正直に
あの時  もっとその瞳を見つめて
あの時  もっと近くで他愛もない空気紡いでいたなら
 
 
 
今でも蘇る
初夏から始まる記憶
毎日のように触れる   懐かしの感覚
 
 

オレンジの太陽をみるたび
揺れる
 

階段を駈け下りていった  オレンジスケルトンA4ホルダー
 
 



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降り注ぐミサイルの雨
彼の地で見下ろす眼差したちよ  今、何を想う?
 

連日激しさを増していく  画面伝いの数的被害規模
連日激しさを増していく  画面伝いの映画的超現実
連日激しさを増していく  画面舞台の評論分析絢爛
 
 

決してミサイルの雨が降り注ぐことなき国からのほほんと願う
決してミサイルの雨が降り注ぐことなき国から感覚的に願う  
決してミサイルの雨が降り注ぐことなき国から気軽に願う        
決してミサイルの雨が降り注ぐことなき国より慈悲チックに願いしは、ミサイルの雨あがり
 
 

無数の願いが
無数の祈りが
同じように決してミサイルの雨が降り注ぐことなき国々からのほほんと願われていることだろう
 
 

彼の地で見下ろす眼差したちよ   この無数の願いが聴こえていますか?   
彼の地で見守る眼差したちよ    この無数の願いが聴こえていますか? 
 
 

かつて注がれたミサイルの雨、時を経て注ぐ側に立っている現在    
何を想う?
かつて畳み掛けるように注がれたミサイルの雨、時を経て畳み掛けるように注ぐ現在   
何を想う?
 
 

おそらく微かにも聴こえていないのだろう     
たとえ微かでも聴こえていたとしても、聞く耳すら貸さないのだろう
 
 

彼の地で見上げる眼差したちへ   この無数の祈りが届いてはくれませんか?
彼の地で天を仰ぐ眼差したちへ   この無数の祈りが届いてはくれませんか?
 
 

おそらく微かにも届いていないのだろう
たとえ微かでも届いていたとしても、受けとる余裕などまったくないのだろう
 
 

決してミサイルの雨が降り注ぐことなき人生の途上よりのほほんと願い綴る
決してミサイルの雨が降り注ぐことなき人生の途上より感覚的に願い綴る  
決してミサイルの雨が降り注ぐことなき人生の途上より気軽に願い綴る  
決してミサイルの雨が降り注ぐことなき人生の途上より願い綴りしは、ミサイルの雨あがり
 

数えきれない願いよ
数えきれない祈りよ  
集合した果てに巨大な風となれ      
ミサイルの雨を降らす黒き雲の連なりを、遠くへと吹き飛ばしてゆくほどの風となれ
 
 

願うだけなら、祈るだけなら   一平和主義どまり
願うだけなら、祈るだけなら   一非戦唱和どまり
願うだけなら、祈るだけなら   一博愛主義どまり
願うだけなら、祈るだけなら   一和平要求どまり
願うだけなら、祈るだけなら   一反闘技どまり
願うだけなら、祈るだけなら   一反戦歌どまり
願うだけなら、祈るだけなら   一偽善詩どまり

刹那的に倫理的に感情的に    願うだけなら自己満足どまり
刹那的に倫理的に感情的に    祈るだけなら自己優越どまり
 

願うだけなら、祈るだけなら    まだ、寝ていろよ  
願うだけなら、祈るだけなら    まだ、無知でいろよ
願うだけなら、祈るだけなら    まだ、無関心でいろよ
願うだけなら、祈るだけなら    まだ、臭い物に蓋してろよ

生やさしい願いや祈り以上の覚悟がないなら   もう、寝たままでいろよ
生やさしい願いや祈り以上の覚悟がないなら   もう、無知なままでいろよ
生やさしい願いや祈り以上の覚悟がないなら   もう、無関心なままでいろよ
生やさしい願いや祈り以上の覚悟がないなら   もう、臭い物に蓋したままでいろよ

刹那的に倫理的に感情的に    合唱するだけで分かち合える時代は終わった
刹那的に倫理的に感情的に    連帯するだけで開ける時代は終わった
刹那的に倫理的に感情的に    叫喚するだけで共感を呼ぶ時代は終わった
刹那的に倫理的に感情的に    願うだけで得点稼げる時代は終わった
刹那的に倫理的に感情的に    祈るだけで徳点稼げる時代は終わった
 
 

数えきれない願いよ
数えきれない祈りよ
集合した果てに巨大な運動となれ     
ミサイルの雨を降らす黒き雲の連なりを、遠くへと押し出してゆくほどの運動となれ
 
願いや祈りは始まりに過ぎないと位置づけることで初めて   一平和主義貫徹の萌芽
願いや祈りは始まりに過ぎないと位置づけることで初めて   一非戦唱和貫徹の萌芽
願いや祈りは始まりに過ぎないと位置づけることで初めて   一博愛主義貫徹の萌芽
願いや祈りは始まりに過ぎないと位置づけることで初めて   一和平要求貫徹の萌芽
願いや祈りは始まりに過ぎないと位置づけることで初めて   一反闘技貫徹の萌芽
願いや祈りは始まりに過ぎないと位置づけることで初めて   一反戦歌貫徹の萌芽
願いや祈りは始まりに過ぎないと位置づけることで初めて   一偽善詩貫徹の萌芽
 
 

数えきれない願いよ
数えきれない祈りよ
集合した果てに盛大な序章となれ      
ミサイルの雨を降らす黒き雲の源泉を、中長期的に駆逐してゆく歴史の序章となれ
 
 

重々自覚済だ       指摘されるまでもなく、使い古されているのは
重々承知済だ       糾弾されるまでもなく、聞き飽きられているのは
 
 
その上で、繰り返してきたんだ     何度も、何度も
その上で、繰り返していくんだ      何度も、何度も
 
 



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生まれ変わりたい
何度願ってきたことだろう
 
 

見つめることをなおざりにして
そうこうしているうちに現実はモノクロとセピアに呑み込まれていって
 
 

どうしようもない現在進行形へと変貌
どうかしようともしない現在退行形へと変造
 
 

想像性を現実に当てはめず 二の足ばかり研ぎ澄まし
創造性を現実に当てはめず 浮き足ばかり研ぎ澄まし
 
 
 
それでも この瞬間もどこかで決定的に連関している
まったくの孤独のワンルームの独り言であろうとも
 
 

たとえば 僕が今こうして 
部屋でこの詩を綴って 路上で詩の朗読を始めるとする
 
 

その姿を見て誰か独りでも
あんなのでも詩として発表していいんだ
あんな程度でも路上で朗読していいんだ
 
 

そう思ってくれないとは限らないでしょ?
絶対にあり得ないとは言いきれないでしょ?   
0%とは限らないでしょ?
 
 

その後に
この詩を聞いていた人が詩を書き始めたり
朗読をし始めるかもしれない

そして
その人の書いた詩が高く広く評価されるようになって
遠い国にまで渡って翻訳されて
 
また
違う誰かが独りでもその姿を見て
こんなのでも詩として発表していいんだ
こんな程度でも詩人として成立するんだって
 
 

そう思ってくれないとは限らないでしょ?
絶対に起こりえないとは言いきれないでしょ?   
0%とは限らないでしょ?
 
 
 
まったくの孤独のワンルームの独り言であろうとも     
いつかに連なっている ちゃんと

まったくの孤独のワンルームのこの瞬間であろうとも    
どこかに連なっている ちゃんと
 
 




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狂おしさついで胸を掴む
あとは流れとリズムに委ねて
 
 

本能は記憶さえも曖昧にしていく
本性は感覚さえも幻想に丸め込む
 
 

ここから始まるここに戻る
しばしの恍惚はまるでそう    
出来すぎたプログラムのようで戦慄さえ過ぎる  毎回毎回これもよくできたデジャビュのよう
 
 

ここから始まりどこにもいけない
ここから始まりあそこにも着けない
ここから始まりいつかを辿る
 
 

刺激とも癒しとも隔絶されたのは誰のせいだ   
俺自身だけか  それとも俺の見る目がないだけか
 
 
 
もっと素敵なものだと  もっとすばらしいものだと
信じていた過去に自分に  
どう折り合いをつけていけばいいのかはまだまだ見えそうになくて 1人笑いが込み上げてくる
 
 
 

エクスタシー
  オランダの売春宿
    赤い照明
      麻薬公認バー
        整えられたシーツ
          合法ドラッグ
            延長料金
              ツーショットダイヤル
                ティッシュ
                  知り尽くした猫なで声
                    逆指名
                      シャワーを先に進める少女
                        覗き穴
                          そつがないボーイの対応
                            革張りのソファー
                              個室
                                安っぽいミラーボール
                                  from kiss to kiss
                                AVなぞり
                              求める声
                            歪む叫び
                          応えようとする息遣い
                        器用で不器用なアクトレス
 
 
 

淡々と巻き戻していく背中が
妙にいじらしくて衝動は再び    身勝手な本性はこれからを本章ぶって茶番リフレクション
 
 

艶やかな温もりを手にすればするほど意識する
この身の時と併合した張り具合
 
 

窓からこぼれる摩天楼だけが普遍を物語る  そんな馬鹿な
テクノロジーの帰結は永遠だと誰もが暗黙の了解だ     

そうだろ    今さら倫理とかはなしだろ
 
 

火照る脳でどうでもいい連想ゲームは続いている
揺るがした指に絡むいつも通り
 
 

根幹が揺らぐ それで日常は平静を保つ

誰もに根づく衝動の炎
誰もが迷う選択の宝庫
新手は出尽くしたかと思われても
平々凡々な市井の現状を国勢調査レベルで把握するのは  未だに 夢のまた夢
 
 
 


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無理しなくていいよ これ以上
ふいに切り出した積年の想い   それでもなお、ぶれないナチュラル
 
 
「何を言ってるの?」 的な微笑みを称えて
何一つとして揺れていないような表情
 
 
もういいんだよ
わかっていたんだ  ずっと
 
僕じゃなくてもよかったんだ
いいんだ  もう、隠すことなんかない
 
 
 
変わらずに称える微笑
あまりにも器用すぎるね  それを感じさせないところも含めて
 
 
 
僕じゃなくてもよかったんだ
僕も一緒さ
 
君じゃなくてもよかったんだ
最初から、ずっと拭えないままだったんだ   
 
 
 
一緒だったんだ  互いに
 
君は、始めから僕じゃなくてもよかった
僕は、始めから君じゃなくてもよかった
 
故に、掛け違えても違えても違えても すべては他愛もないこと
故に、すれ違っても違っても違っても すべては他愛もないこと
 
 
 
君は、僕じゃなくてもよかった
僕は、君じゃなくてもよかった
 
故に、合わせなくてもなくてもなくても すべては他愛もないこと
故に、重ならなくてもなくてもなくても すべては他愛もないこと
 
 
 
君は、それを拭いきることができなかった
僕は、それを拭いきることができなかった
 
故に、築き上げても上げても上げても すべては他愛もないこと
故に、崩れ落ちても落ちても落ちても すべては他愛もないこと
 
 
 
君は、最初からそれを拭いきれるとも思ってなかった
僕は、最初からそれを拭いきれるとも思ってなかった
 
君は、最初からそれを拭いきるつもりもなかった
僕は、最初からそれを拭いきるつもりもなかった
 
 

君は、最初から最後まで  僕じゃなくてもよかった
僕は、最初から最後まで  君じゃなくてもよかった
 
 



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レポーターは叫んだ。
僕は何だか悲しくなった。
その絶叫振りに。 世の中全体の 安堵の 見えないため息に。
 

初めてその事件を知ったのは数年前。
彼女は5人殺った。
盛大にやった。
性差は無縁だった。
5人殺った。
堂々とやった。
週刊誌は書きたてた。
「連続殺人美少女の素顔」
「美少女」という形容がはびこった。
なんら違和感はなかった。
彼女はとうに成人を迎えていたが、かなりの童顔だったから。
僕と同い年といっても、誰も疑わないくらいの。
 

彼女はちょっとしたヒロインになった。
週刊誌は売れた。ネットオークションで写真は高値で取引された。
堅物コメンテーターも触れずにいられないほどのルックスの良さ。
まことしやかに広がる隠れた経歴の華麗さ。
バランスをとるように、道徳的側面からの中傷も過熱していった。
 
僕は夢中だった。
彼女はアイドルに等しかった。
そう、青春の1ページに色濃く飛び込んできた。
おそらく、僕と同年代のみんなが彼女に惹かれていた。程度の差はあれ。
1ヶ月くらいは学校でも彼女の話題で持ちきりだった。
 

そんな彼女に判決が下った。
そうそうたる弁護団に囲まれながら。
根強い草の根ファン達に囲まれながら。
12年の歳月が経っていた。
 

彼女は美しかった。
作品を慎重に見極め、確実にコンスタントに成功に導く。
トップ女優と並んでも引けをとらないくらい。
 
彼女はたくましかった。
海外の展覧会で火がつき、津々浦々でワークショップを通じて伝播していく。
国際的映像作家と並んでも引けをとらないくらい。
 

みんなわかっていた。
弁護側も検察側も。ファンもアンチも。
でも、世の中全体がどこかで別の答えを期待している節もあった。
 

彼女は死んだ。
「終身刑」という制度が導入に至る大きな口火として。
 
 



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わたし、被害者です
わたし、加害者です
 

その人、被害者です
その人、加害者です
 

君、被害者です
君、加害者です
 

あの子、被害者です
あの子、加害者です
 

俺、被害者です
俺、加害者です
 

この人、被害者です
この人、加害者です
 

あなた、被害者です
あなた、加害者です
 

その子、被害者です
その子、加害者です
 

僕、被害者です  
僕、加害者です
 

あの人、被害者です
あの人、加害者です
 

あんた、被害者です
あんた、加害者です
 

この子、被害者です
この子、加害者です
 

ワタクシ、被害者です
ワタクシ、加害者です
 

誰か、被害者です
誰か、加害者です
 

何か、被害者です
何か、加害者です
 

「時に」なんて   もんじゃありません
「しょっちゅう」なんて   もんじゃありません
 

毎日   です
毎日   毎日   です
 

わたし、害を被っています
わたし、害を加えています
 

その人、害を被っています
その人、害を加えています
 

君、害を被っています
君、害を加えています
 

あの子、害を被っています
あの子、害を加えています
 

俺、害を被っています
俺、害を加えています
 

この人、害を被っています
この人、害を加えています
 

あなた、害を被っています
あなた、害を加えています
 

その子、害を被っています
その子、害を加えています
 

僕、害を被っています
僕、害を加えています
 

あの人、害を被っています
あの人、害を加えています
 

あんた、害を被っています
あんた、害を加えています
 

この子、害を被っています
この子、害を加えています
 

ワタクシ、害を被っています
ワタクシ、害を加えています
 

誰か、害を被っています
誰か、害を加えています
 

何か、害を被っています
何か、害を加えています
 

「そんなに」なんて   もんじゃありません
「とんでもない」なんて   もんじゃありません
 

絶大   です
絶大   絶大   です
 

意識なんてありません
無意識なんてありません
偶然なんてありません
意図なんてありません
 

自分、被害者です
他人、加害者です
 

他人、被害者です
自分、加害者です
 

害を被りながら、害を加え
害を加えながら、害を被り
 

誰もが、被害者です
誰もが、加害者です
 

毎日、被害者です
毎日、加害者です
 

善であろうとなかろうと、被害者です
悪であろうとなかろうと、加害者です
 

一瞬一瞬、被害者です
一瞬一瞬、加害者です
 

主観であろうとなかろうと、被害者です
対象であろうとなかろうと、加害者です
 

どうしようもないくらい 被害者です
どうしようもないくらい 加害者です
 

自分であろうとなかろうと、被害加害者です
他人であろうとなかろうと、加害被害者です
 
 



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街へ倣え、倣え、倣え       境遇的快楽だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       世代的快楽だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       数値的快楽だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       時代的快楽だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       物質的快楽だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       僻地的快楽だとしても
 
ブック、ブック、ブック         パラパラドキドキ
ブック、ブック、ブック         パラパラドキドキ
 
 

街へ倣え、倣え、倣え       境遇的昂揚だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       世代的昂揚だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       数値的昂揚だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       時代的昂揚だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       物質的昂揚だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       僻地的昂揚だとしても
 
マガジン、マガジン、マガジン    パラパラドキドキ
マガジン、マガジン、マガジン    パラパラドキドキ
 
 

街へ倣え、倣え、倣え       境遇的効用だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       世代的効用だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       数値的効用だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       時代的効用だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       物質的効用だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       僻地的効用だとしても
 
レディオ、レディオ、レディオ       ハラハラワクワク
レディオ、レディオ、レディオ       ハラハラワクワク
 
 

街へ倣え、倣え、倣え       境遇的鎮静だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       世代的鎮静だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       数値的鎮静だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       時代的鎮静だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       物質的鎮静だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       僻地的鎮静だとしても
 
ムービー、ムービー、ムービー      ハラハラワクワク
ムービー、ムービー、ムービー      ハラハラワクワク
 
 

街へ倣え、倣え、倣え       境遇的絶頂だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       世代的絶頂だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       数値的絶頂だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       時代的絶頂だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       物質的絶頂だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       僻地的絶頂だとしても
 
テレビジョン、テレビジョン、テレビジョン     バラバラペラペラ
テレビジョン、テレビジョン、テレビジョン     バラバラペラペラ
 
 

街へ倣え、倣え、倣え       境遇的流行だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       世代的流行だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       数値的流行だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       時代的流行だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       物質的流行だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       僻地的流行だとしても
 
インターネット、インターネット、インターネット     バラバラペラペラ
インターネット、インターネット、インターネット     バラバラペラペラ
 
 

街へ倣え、倣え、倣え       境遇的信仰だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       世代的信仰だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       数値的信仰だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       時代的信仰だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       物質的信仰だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       僻地的信仰だとしても
 
ブック、マガジン、レディオ、ムービー、テレビジョン、インターネット    
パラパラドキドキ、パラパラドキドキ
ブック、マガジン、レディオ、ムービー、テレビジョン、インターネット    
ハラハラワクワク、ハラハラワクワク
ブック、マガジン、レディオ、ムービー、テレビジョン、インターネット    
バラバラペラペラ、バラバラペラペラ
 
 

街へ倣え、倣え、倣え       刹那的快楽だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       刹那的昂揚だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       刹那的効用だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       刹那的鎮静だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       刹那的絶頂だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       刹那的流行だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       刹那的信仰だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       刹那的大衆だとしても
 
ブクブクブック、マガジン、レディオ、ムービー、テレビジョン、インターネット                                      
パラパラドキドキ、パラパラドキドキ
ブクブクブック、マガマガジンジン、レディオ、ムービー、テレビジョン、インターネット   
ハラハラワクワク、ハラハラワクワク
ブクブクブック、マガマガジンジン、レレレレディオ、ムームービービー、テレビジョン、インターネット                        
バラバラペラペラ、バラバラペラペラ
ブクブクブック、マガマガジンジン、レレレレディオ、ムームービービー、テテレビレビジョンジョンジョン、インターターネッネッネット      
バラバラヘラヘラ、バラバラヘラヘラ
 
 

街へ倣え、倣え、倣え       刹那的共有だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       刹那的逃避だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       刹那的文化だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       刹那的否定だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       刹那的協調だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       刹那的日常だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       刹那的普遍だとしても
街へ倣え、倣え、倣え       刹那的自慰だとしても
 
 



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つまんねえ、つまんねえ、つまんねえ、つまんねえ、つまんねえ、つまんねえ
腐ってる、腐ってる、腐ってる、腐ってる、腐ってる、腐ってる
病んでいる、病んでいる、病んでいる、病んでいる、病んでいる、病んでいる
くだんねえ、くだんねえ、くだんねえ、くだんねえ、くだんねえ、くだんねえ
退屈だな、退屈だな、退屈だな、退屈だな、退屈だな、退屈だな
終わってる、終わってる、終わってる、終わってる、終わってる、終わってる
糞食らえ、糞食らえ、糞食らえ、糞食らえ、糞食らえ、糞食らえ
 

何もかもつまんねえ、何もかもつまんねえ、何もかもつまんねえ、何もかもつまんねえ、何もかもつまんねえ、何もかもつまんねえ
何もかも腐ってる、何もかも腐ってる、何もかも腐ってる、何もかも腐ってる、何もかも腐ってる、何もかも腐ってる
何もかも病んでいる、何もかも病んでいる、何もかも病んでいる、何もかも病んでいる、何もかも病んでいる、何もかも病んでいる
何もかもくだんねえ、何もかもくだんねえ、何もかもくだんねえ、何もかもくだんねえ、何もかもくだんねえ、何もかもくだんねえ
何もかも退屈だな、何もかも退屈だな、何もかも退屈だな、何もかも退屈だな、何もかも退屈だな、何もかも退屈だな
何もかも終わってる、何もかも終わってる、何もかも終わってる、何もかも終わってる、何もかも終わってる、何もかも終わってる
何もかも糞食らえ、何もかも糞食らえ、何もかも糞食らえ、何もかも糞食らえ、何もかも糞食らえ、何もかも糞食らえ
 

どいつもこいつもつまんねえ、どいつもこいつもつまんねえ、どいつもこいつもつまんねえ、どいつもこいつもつまんねえ、どいつもこいつもつまんねえ、どいつもこいつもつまんねえ
どいつもこいつも腐ってる、どいつもこいつも腐ってる、どいつもこいつも腐ってる、どいつもこいつも腐ってる、どいつもこいつも腐ってる、どいつもこいつも腐ってる
どいつもこいつも病んでいる、どいつもこいつも病んでいる、どいつもこいつも病んでいる、どいつもこいつも病んでいる、どいつもこいつも病んでいる、どいつもこいつも病んでいる
どいつもこいつもくだんねえ、どいつもこいつもくだんねえ、どいつもこいつもくだんねえ、どいつもこいつもくだんねえ、どいつもこいつもくだんねえ、どいつもこいつもくだんねえ
どいつもこいつも退屈だな、どいつもこいつも退屈だな、どいつもこいつも退屈だな、どいつもこいつも退屈だな、どいつもこいつも退屈だな、どいつもこいつも退屈だな
どいつもこいつも終わってる、どいつもこいつも終わってる、どいつもこいつも終わってる、どいつもこいつも終わってる、どいつもこいつも終わってる、どいつもこいつも終わってる
どいつもこいつも糞食らえ、どいつもこいつも糞食らえ、どいつもこいつも糞食らえ、どいつもこいつも糞食らえ、どいつもこいつも糞食らえ、どいつもこいつも糞食らえ
 

とにかくつまんねえ、とにかくつまんねえ、とにかくつまんねえ、とにかくつまんねえ、とにかくつまんねえ、とにかくつまんねえ
とにかく腐ってる、とにかく腐ってる、とにかく腐ってる、とにかく腐ってる、とにかく腐ってる、とにかく腐ってる
とにかく病んでいる、とにかく病んでいる、とにかく病んでいる、とにかく病んでいる、とにかく病んでいる、とにかく病んでいる
とにかくくだんねえ、とにかくくだんねえ、とにかくくだんねえ、とにかくくだんねえ、とにかくくだんねえ、とにかくくだんねえ
とにかく退屈だな、とにかく退屈だな、とにかく退屈だな、とにかく退屈だな、とにかく退屈だな、とにかく退屈だな
とにかく終わってる、とにかく終わってる、とにかく終わってる、とにかく終わってる、とにかく終わってる、とにかく終わってる
とにかく糞食らえ、とにかく糞食らえ、とにかく糞食らえ、とにかく糞食らえ、とにかく糞食らえ、とにかく糞食らえ
 

何もせずに言い続けるだけなら、
何もせずに自由に言い続けるだけなら、
何もせずに自由に振り回されたまま自由に言い続けるだけなら、
一番つまんなくて
一番腐ってて
一番病んでいて
一番くだんなくて
一番退屈で
一番終わってて
一番糞食らえなのは おまえ自身なんだよ
 
 
 

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ジミヘンとはまるで正反対の極致よりあなたは燃やした。真夜中
何年かは知らんけどずっと手にしてた愛機と思わしきエレクトリックギターに火をつけた。
 
 
 

田舎だから   まだよかった。
ダイオキシンとかうるさく流行る前だったから   よかった。
 
 
 

呼び出された私はまだ厨房でした。
右も左もわからぬくせにわかっているんだけどわからないふりをしているキャラを演じていた。   
ああ、なんと懐かしい。
 
 
 

ついでに言の葉を添えられました。
「もう、区切りをつけることにした」       まだまだこれからだろってときに。
 

察したかのように、さらに追加。
「もうこれ以上やっていっても知れてる
 アイツが出ちゃったから、もう今さら出てけれても二番煎じ」
 
 
 

悦に入っているとはこういうことかと思いました。
足りない細胞を駆使するまでもなく。
 
 
 

生意気にならぬようにそっと嗾けることにしました。
「六時間の日々を続けてきた。
 これからも、途切れるときまで続けられそうな人が何を言うか!」と。
 
 
 

順序立てて理想に辿り着くために必要なものだけを耽々と習得していける秀才さん。
冴えないセンスも、濃密な時間とともにカバー。
足りない理論も、濃密な時間とともにカバー。
未熟なスキルも、濃密な時間とともにカバー。
 

1番近くで見ていたわたしに限らず、周囲からすれば、あなたは紛れもなく桁違いでした。
「こういう人を天才というんだな」と誰もが思うような人でした。
 
 
「あなたがあきらめるというなら、ほとんどの非凡が平凡と成り下がるに等しい」と、
精一杯の賛辞とも嫉妬ともつかぬ言葉を発しました。
 
 
 
 
聞くまでもなく発するまでもなく、あなたはあなたにしかできない微笑で答えました。

「天才とか神童とか、色々形容されるたびにいつも虚しさを感じていた。努力しか能がないだけなのにって。端的にいってしまえば、疲れた。ある程度にまでまとめたものをしかるべきところに出して、一度、一定の評価が下されればそれでもう十分」
 
 
 
 
「六時間の日々はどうするんです?僕なんかまねしようとしてもできない。努力しようとしてもとてもできない。あなたのようには。濃密な量と質を保った六時間の結晶化を投げ出すんですか?」
 
 
 
 
「いや、それはもう日常の一部のようなもんだから当分まだまだ続ける。中毒みたいなもんだから。ただ、演者になるのはもうやめたってこと」
 
 
 
 
それを聞いた途端
発する言葉という言葉は、まさに枯れるように途切れた。
 
 

ああ、六時間の結晶化は続けていくのかと。
その事実を知りながら僕は表舞台にふらふら上っていけたとして、劣等感を来る日も来る日も感じずにはいられないのかと思うと、絶望以外の何ものでもなかった。
 
 
 


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どこまでも行こう
できることならいつまでも  そんな風に生きていこうよ
 

どこまでも行こう
できることならいつまでも  そんな風にずっと言い続けられるように生きていこうよ
 
 

切なさに震える夜
もどかしさに震える夜
愛しさに震える夜
ふがいなさに震える夜
寂しさに震える夜
悔しさに震える夜
虚しさに震える夜     そんなすべてが、一気に押し寄せてしまう夜もあるだろう
 
 
 

幾度となく泣き腫らす夜はこれからも尽きることはないだろう
なぜなら それがこの道の摂理なのだろうから
なぜなら それが僕らを証明する唯一なのだろうから
 
 

誰しも悩んでいる    話せずに 聴いてもらえずに  
誰しももがいている   話さずに 聴かさずに        
そんな夜が今夜も    それぞれの窓を通じて重なっているんだろう
 

僕ら器用でありながらそれ以上に 素直不器用さ     誰しも、想う以上に
僕ら器用でありながらそれ以上に 表明不器用さ     誰しも、想う以上に
 
 

どこまでも行こう
お前の窓にも  この羅列の一行が、一言が 少しでも滲んでいくように
 

どこまでも行こう
誰かの窓にも  こうした営みの何かが滲み、その現実を包み込んでいくように
 

どこまでも行こう
可能性の光を灯そう お前の窓にも   ネオンや赤色灯とは違う自然的なゆらめきを
 

どこまでも行こう
可能性の光を灯そう 誰かの窓にも   ネオンや赤色灯とは違う自然的な温もりを
 
 

疲れた心象
疲れた身体
乗せて帰る都心の快速の窓
映っては流れゆく数え切れない光の窓

静かに確かに感じる
灯る一つ一つの窓からこぼれている光   それは、紛れもなくそれぞれの人生
灯る一つ一つの窓からこぼれている光   それは、紛れもなくそれぞれの可能性

快速の窓は今夜も静かに包み込む
ここから眺めてみれば どれも同じような大きさと色
 
 
光の向こう
僕ら旅立っている  それぞれの鼓動に耳をすませながら   
いつまでもどこまでも どこまでもいつまでも
 
 

誰しも悩んでいく   片付けられぬまま継続的に抱え込みながら
誰しももがいていく  片付けきれぬまま継続的に抱え込んだまま      
そんな夜が今夜も   それぞれの窓を通じて連なっているんだろう
 
 

どこまでも行こう
お前の窓にも   お前の可能性の光が灯るように
 

どこまでも行こう
誰かの窓にも   誰かの可能性の光が灯るように
 

どこまでも行こう
できることならいつまでも  そんな風に生きて魅せようよ
 

どこまでも行こう
できることならいつまでも  そんな風にそっと零し続けられるように生きてみようよ
      
そんな夜が 
それぞれの窓を それぞれの光を   深めていくのだから
 
 
 


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色々あるでしょう
時々とはいかないこともあるでしょう
 
 
 
長く長く果てしなさ過ぎることもあるでしょう
慢性的なのかもしれないでしょう
 
 
 
それでも
そんなそぶり見せずに駆け抜けていく姿がある
そんな姿があることを知っていく
その度に僕らは
まだまだ自分はできる
まだまだ自分は奮い立てると想い、切り変えて浮かんでいけるようになっている
 
 
 
 
信じて 信じて 信じてもらえるように
どこにだって いつにだって  
 
君は君で臨んでいけばいい、臨んでいくしかない
最悪であろうと最低であろうと
 
 

君という瞳
君という鼻
君という唇
君という耳
君という髪
君という肌
君という掌
君という腕
君という腰
君という脚
君という全身
君という笑顔
君という悲劇
君という怒り
君という喜劇
君という心象
君という未来
君という過去
君という記憶
君という表情
君という能力
君という思想
君という思考
君という現実
君という幻想
君という日常
君という興味
君という嫌悪
君という特技
君という下手
君という趣味
君という無関心
君という可能性
君という限界性
君という満足
君という不満
君という希望
君という絶望
君という光
君という闇
君という一面
君という多面
君という現在
君という瞬間
君という実存
 
 

君は数え切れない君の一構成体
君は数え切れない君に欠かすことのできない一構成体
 
 
 
どんな君であろうと、その時々の君は数え切れない君の代表
どんな君であろうと、その時々の君はかけがえのない君の代表
 
 
 
忘れないで、刻み込んで、感じて   君という集合体のために
焦がして、煌かせて、駆け抜けて   君という集合体のために
 
 
 
感じて、刻み込んで、忘れないで   君は、気づいたときから君の代表だから
駆け抜けて、煌かせて、焦がして   君は、気づかなくなるときまで君の代表だから
 
 



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雲の切れ間から神々しいほどの射し具合で零れる太陽光線
4限前の屋上伝いで思わず見惚れ
この景色を切り取りたいと 心の底から想う
 
 
 
絵画のような場面  
そのままスケッチし始めたくなるような美しき構成     スケッチは大の苦手でも
 
 

降り注ぐような幾筋もの光の帯があまりにも印象的で
適度に重層めいた雲の群れがあまりにも絶妙的で   僕は、ただただ感嘆を漏らすばかり
 
 
 
 
なんて綺麗なんだろう   
こんなに綺麗な景色がこんな身近に隠れていたなんて
なんなんだろう  こんな一瞬で変わってしまうものなのかな    
もう、何を背負い込んでいるのかなんてどうでもよくなっていくようで
 

なんて鮮やかなんだろう  
こんなに鮮やかな景色にこんな風に偶然出逢えるなんて
なんなんだろう  こんな一瞬で吹き飛んでいってしまうものなのかな    
もう、何を迷っているのかなんてどうでもよくなっていくようで
 
 
 
見惚れつつ歩き続けて向かった売店
イマイチ進捗具合の悪い  
ここ数週間 まともに手がつけられていない卒論用のファイルを購入
自分から自分へ発破をかけるように購入
 

売店から外に出て再び眺めた空
雲とその切れ間から射し込む陽光の神々しいまでの風景はここでも続いている
向こうから1つ、2つ・・・・   こんなにも連なっている
向こうから1つ、2つ・・・・   こんなに素晴らしい風景がここにあったなんて
 
 
ふと、そのとき駆け巡った
 
 
あと何度、こんな素晴らしい空をこの屋上伝いの高さから眺められるのだろう と     
ありがちな話だけど、あまりにも当たり前のように捉えすぎていた
 
あと何度、こんな素晴らしい夕暮れをこの屋上伝いの高さで迎えられるのだろう と    
ありがちな話だけど、落ち着いてきてようやく細部まで見えてきたんだ
 
 
 
もう、残りは少ないけれど
少しでも多くしっかりとじっくりとこんな素晴らしい空を一つでも多く眺めてみたい
 
もう、残りは少ないけれど
少しでも長くしっかりとじっくりとこんな素晴らしい景色を少しでも長く焼きつけておきたい
 
 
 
 
穏かにぼんやりと
だけど、くっきりと  
幾筋の陽光
滲む橙  
棚引くように 重なるように雲たち
連なる山脈
添える名残の観覧車
ジオラマみたいな町並み
霞む4限間近
 
 
 
 
こんなに綺麗に包んでいてくれた景色たちを決して決して忘れない
こんなに鮮やかに包み込んでくれていた景色たちを何かしらの形で活かしたい
      
そんなロマンチックな高揚を齧りながら、大講義室へといつもより早歩き
 
 



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あたりまえ、アタリマエ、当たり前
あたりまえ、アタリマエ、当たり前
 

君にとっての当たり前、ときに僕にとっての羨望
僕にとっての当たり前、ときに君にとっての羨望
 

君にとっての当たり前、ときに僕にとっての非常識
僕にとっての当たり前、ときに君にとっての非常識
 

君にとっての当たり前、ときに僕にとっての桃源郷
僕にとっての当たり前、ときに君にとっての桃源郷
 

君にとっての当たり前、ときに僕にとっての不条理
僕にとっての当たり前、ときに君にとっての不条理
 
 

君にとっての当たり前、単なる右へ倣えに過ぎないのかもしれない
僕にとっての当たり前も、単なる右へ倣えに過ぎないのかもしれない
 

君にとっての当たり前、単なる時代の趨勢に過ぎないのかもしれない
僕にとっての当たり前も、単なる時代の趨勢に過ぎないのかもしれない
 

君にとっての当たり前、単なる年齢的な感慨に過ぎないのかもしれない
僕にとっての当たり前も、単なる年齢的な感慨に過ぎないのかもしれない
 

君にとっての当たり前、単なる世代的な価値観に過ぎないのかもしれない
僕にとっての当たり前も、単なる世代的な価値観に過ぎないなのかもしれない
 
 

あたりまえ、アタリマエ、当たり前    それは、ときに君と多数にとってだけの当たり前
あたりまえ、アタリマエ、当たり前    それは、ときに僕と少数にとってだけの当たり前
 

あたりまえ、アタリマエ、当たり前    それは、ときに君と少数にとってだけの当たり前
あたりまえ、アタリマエ、当たり前    それは、ときに僕と多数にとってだけの当たり前
 

あたりまえ、アタリマエ、当たり前    それは、ときに君と仲間にとってだけの当たり前
あたりまえ、アタリマエ、当たり前    それは、ときに僕と身内にとってだけの当たり前
 

あたりまえ、アタリマエ、当たり前    それは、ときに君と身内にとってだけの当たり前
あたりまえ、アタリマエ、当たり前    それは、ときに僕と仲間にとってだけの当たり前
 

あたりまえ、アタリマエ、当たり前    それは、ときに君と僕にとってだけの当たり前
あたりまえ、アタリマエ、当たり前    それは、ときに君と僕以外にとってだけの当たり前
 

あたりまえ、アタリマエ、当たり前    それは、ときに君と誰かにとってだけの当たり前
あたりまえ、アタリマエ、当たり前    それは、ときに僕と誰かにとってだけの当たり前
 

あたりまえ、アタリマエ、当たり前    それは、ときに君にとってだけの当たり前
あたりまえ、アタリマエ、当たり前    それは、ときに僕にとってだけの当たり前
 
 



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見下ろしていた
窓からノスタルジアになる前の   笑み と 涙
 
 
 
 
眺めていた
改めて見ると、目新しくも見えた   見慣れた すべて  
 
 
 
 
 

グラウンド
向かいの校舎
職員室
屋上のタンク
雲のない空
伊吹おろし
 
 
 
 
 
 

見惚れていた
その存在感   最後の最後まで多くの心に咲き続けていたその雰囲気
 
 
 
呼ばれて降りていく
いつもと変わらぬ無邪気     後輩に囲まれる姿が 誰よりも眩しかった
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いつのまにこんなとこまで来てしまったの
あっという間の別れの日
 
 
 
 
 
 
 
 

君と逢えたことで    何もないことの虚無を知った
君と逢えたことで    努力の重みを知った
君と逢えたことで    表現の楽しみを知った
君と逢えたことで    積み重ねていく夢を知った
君と逢えたことで    時の尊さを知った
君と逢えたことで    心の底から喜びを知った
 
 
 
 
 
 
 
 
 
思えば
素直になろうとすればするほど    離れていったこの素直
 
 
 

思えば
返しきれなかった心象画が渦巻いたまま     応えきれなかった風景画が巡ったまま
 
 
 
 
 
 
 
 

君と逢えたことで     心   色づいた
君と逢えたことに     涙   溢れた
君と逢えたことで     夢   芽吹いた
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もしか 
いつかでまた逢えるのなら・・・   
甘く苦く予感を契ろう    この日だからこそ
 
 

きっと
どこかでまた逢えるのかな・・・   
強く深く希望を描こう    もっと輝いていくため
 
 
 
 
 
 
 
 

いつかでまた逢えたときには もう少し素直になっていて魅せるから
どこかでまた逢えたときには その変わらぬ笑みで包んでくれたら
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さよなら     今日でみんな  さよなら
さよなら     今日ですべて  さよなら
  
 
 
 
 
 
 

寂しさも
 清々しさも
  儚さも
   愛しさも
    虚しさも
        騒々しさも
             切なさも
              嬉しさも
               悔しさも       
                美しさも
                 醜さも
                    たくましさも
                          もどかしさも
                           静けさも    
                            やさしさも
                             素晴らしさも    
 
 
 
 
 
 

今日でさよなら
とりあえず、さよなら  
 
 
 
 
 
 
また、いつかで     きっと きっと こんにちは        
また、どこかで      きっと きっと こんにちは    みんなでこんにちは
 
 
 


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やさしくなれる
わけもなく
その笑顔   浮かべるだけで  
 
 
 
 
可笑しいでしょ
夢中なんだよ
特別なんだ    誰よりも
とびきりなんだ  なによりも
 
 
 
 
たくましくなれる
その笑顔   浮かべるだけで
 
 
 
 
可笑しいでしょ
夢中なんだよ
わけもなく
特別なんだ    あの人よりも
とびきりなんだ  向日葵よりも
 
 
 
 

やさしくなれる
わけもなく
たくましくなれる
わけもなく
 
 

その笑顔   
浮かべるだけで   理性は “ しゃん” とする
 
 



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風が強い、強い
今にも浮いてしまいそうなくらい
街頭ビジョンの天気予報   文字も跳ねる、跳ねる  
意気揚々と  台風のようなとてつもない風速
 
 
 
スカートめくれそう
右2つ隣のその耳に  聴こえるように呟く赤信号スクランブル
 
スカートめくれそう
左2つ隣のその無邪気に  知られないように鼓動を抑える赤信号スクランブル
 
 
 
ちょっとでも、振り向かせたくて
ちょっとでも、ちゃんと視線交差したくて
 
ちょっとでも、今日中に詰めておきたくて
ちょっとでも、今日中にリードしておきたくて仕方がなくて
 
 
 
風よ もっと、もっと
このまま重力をいなしてしまいそうなくらい
スカートだけを程よく淡く 揺ら揺ら揺らめかせて
 
 
 
スカートめくれそう
右2つ隣のその耳に  突き刺さるように仕掛ける赤信号スクランブル
 
スカートめくれそう
左2つ隣のその無邪気に  惑わされないように冷静を着込む赤信号スクランブル
 
 
 
ちょっとだけ振り向きたくなって
ちょっとだけちゃんと視線交差したくなって
 
ちょっとだけ・・・  だけど、今日はまだ名前を知ったばかりで
ちょっとだけ・・・  だけど、今日はまだ初めての感慨に浸りたくて
 
 
 
風よ  そっと、そっと
このまま重力をいなしてしまいそうなくらい
鼓動だけを程よく淡く 揺ら揺ら揺らめかせて
 
 
 
スカートめくれそう
左隣のそのしたたかな台詞に  思わずハッとさせられる  同性でありながら、あるがゆえに 
 
スカートめくれそう
右隣のそのそわそわした瞳に   思わず笑いがこみ上げてくる  いつかのあなたが重なり
 
 
 
弾け始めるスクランブル
君たちは今、世界の中で誰よりも季節の中心
 
巡り始めるスクランブル
君たちは今、世界の中で何よりも季節の中心    
 
 
 
スカートめくれそう
右2つ隣のその耳に  突き刺さってくれるように込める青信号スクランブル
 
スカートめくれそう
左2つ隣のその無邪気に  惑わしてくれるように期待を込める青信号スクランブル
 
 
 
弾け始めるスクランブル
私たちは今、世界の中で誰よりも季節の中心    
幼さも残しつつ 妙に成熟しつつあるこの季節特有の住人
 
 
巡り始めるスクランブル
私たちは今、世界の中で何よりも季節の中心    
美しさを磨きつつ 妙に残酷を極めつつあるこの季節特有の住人
 
 
 
スカートめくれそう
右隣のその不器用な姿に   思わずハッとさせられ   
その純粋に 異性も捨てたもんじゃないなって思わされる
 
 
スカートめくれそう
左隣のその艶やかな台詞に   思わずハッとさせられ   
その無邪気に この性に生まれた醍醐味を見る
 
 
 


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何にもできないって 
気にすることないって
 

泣きたいなら  とことん、泣けばいいよ
嘆きたいなら  とことん、嘆けばいいよ
叫びたいなら  とことん、叫べばいいよ
 
 
当たり構わず
とりあえず信頼できそうな人に
周りにいないなら 話を聴いてくれそうな誰かに
誰もいないのなら 話を受け止めてくれそうな何かに
 
 
 
泣きたいだけ  とことん、泣けばいいよ
嘆きたいだけ  とことん、嘆けばいいよ
叫びたいだけ  とことん、叫べばいいよ
 

夜中の駅構内の時計台前に行ってさ
夕暮れの防波堤沿いまで行ってさ
朝明けの2駅くらい先の公園まで行ってさ
学校帰りに終点まで行ってさ
会社帰りに屋上まで行ってさ
 
 
泣けばいいんだって
嘆けばいいんだって
叫べばいいんだって
 
 
 
 
それでも駄目なら

走ればいいんだって  泣きながら  
走ればいいんだって  嘆きながら
走ればいいんだって  叫びながら
 

思いっきり
走ればいいんだって
 
 
 
 
それでも駄目なら

歩いていけばいい  泣きながら
歩いていけばいい  嘆きながら
歩いていけばいい  叫びながら
 
 
何かが産まれるきっかけになるから
ちゃんとね
すぐにか
あとからか
そこまではわからないけど
 

泣けば泣くほど   創造はニヤニヤする
嘆けば嘆くほど   創造は「よっしゃ!」って呟く
叫べば叫ぶほど    創造は生き生きとする
 
 

泣いたことも
嘆いたことも
叫んだことも       
ちゃんとつながっていくから
すべては無駄にはならないから 
 
 

泣きながらでも   歩いていけばいいよ
嘆きながらでも   歩いていけばいいよ
叫びながらでも   歩いていけばいいよ
 
 
 
 
何にもできないって
気にしすぎることないって
 
 



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澄み渡っている
どこまでも続く  一点の白さえない青
 
 

澄み渡っている
今日が最期の日なら申し分ないな と
思わせるような  青、青、青
 
 

光の具合でかすかにグラデーション
風の体調でかすかにユラメキーション
 
 
 
ありがとう   
心の中で唱えずにはいられないじゃないか
 
 
ありがとう   
青に? 生命に? 感覚に? 認識に? 神に?    
まあ
なんだっていいんだけれど、強いていうなればやはり青に
 
 
ありがとう
聴こえているのか届いているのかなんて知らないよ
 
 
ありがとう
僕らと同じような美意識体系にいるのかどうかなんて知らないよ
 
 
ありがとう
僕らと同じような感性体系にいるのかどうかなんて知らないよ
 
 
ありがとう
そもそも、こういう概念を、僕らを、認識できるのかどうかなんて知らないよ 
まあね
通説ではないってことになってるけどね
まあね
僕も大方に異論はないけどね
 
 
ありがとう
でも、微かに聞こえて届いているんじゃないかな ってね
僕らの考える認識とか意識とかとは全く違う体系の中でね
 
 
 
 
なんでこんなごくごくありふれた日にこんなにも広がるんだよ      青、青、青
なんでこんなごくごくありふれた瞳にこんなにも広げて魅せるんだよ   青、青、青
 
 
 

澄み渡っている
どこまでも続く  一点の白さえない青
 
 

澄み渡っている
今日が世界の最期の日ならこの上ないな と
万人に思わせるような  青、青、青
 
 

なにを想い、澄み渡っているのだろう
まあね
なにも想っちゃいないだろうけどね
 

僕らでいう美意識みたいなものがあるとするならば
なんてやつだろう
青、青、青よ
ロマンチストもいいところだよ
 
 

なにを想い、澄み渡っているのだろう
まあね
なにも計算しちゃいないだろうけどね
 

僕らでいう感性みたいなものがあるとするならば
なんてやつなんだ
青、青、青よ
ナルシストにも程があるよ
 
 
 

なにを想い、澄み渡っているのだろう
まあね
なにを想っていようと
僕らなんかには 到底、計り知れないんだろうけどね
 
 

ありがとう
こうして巡らしてくれることも含めて
 
 
ありがとう
こうして鑑みさせてくれることも含めて
 
 
ありがとう
青、青、青
まあね
「 青 」って響きが気に食わないとしても
大目に見といてね
 
 



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1番楽しいとき
それは、始まる前にあれやこれやと想像を巡らしているとき
そうだよ
この鼓動
始まる前のドキドキワクワク
 
 
まだ忘れてなかった
失ってなかった
僕の中に確かに息づいていた
僕の中で確かに輝いていた
 
 
あれにしようかな これにしようかな  それとも、それにしようかな
巡らすのが何よりも1番楽しい
 
 
悩めば悩むほど どれでもよくなって
悩めば悩むほど どれでもよくなくなって
時間は「もう?」っていうくらいあっという間で
ほんとにこんなにドキドキワクワクしていて大丈夫かな っていうくらいにワクワクドキドキ
 
 
あれもいいな これもいいな  そうだな、それもいいな
巡らしても巡らしてもきりがない
なので
とりあえずあれをやってみる    ドキドキ加速、ワクワク加速
そして次にこれをやってみる    ドキドキ炸裂、ワクワク炸裂
ついでにそれもやってみる     ドキドキ上昇、ワクワク上昇
 
 
どれも楽しくてしかたがない
どれをやってもドキドキワクワク止まらない 止まる気配すらないワクワクドキドキ
 
 
そうだよ
すべては鼓動が握っている
正直に耳をすましてみれば すぐにわかる
何がドキドキさせてくれるのか
何がワクワクさせてくれるのか
 
 
あとは、それに飛びついていくだけ     ガオ~って 百獣の王チックに
 
 
 


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叫んでみると、
言ったまま音信普通になり
慌てふためいてあちらこちらに片っ端からお問い合わせした日々がしばらく見ぬうちに
「セピアになりました」と、真夏の春宵から殊勝なことづて
 
 
 
よくもまあ
知った口を  何事も知らん顔を決め込んだようなノッペラボウで聞けたもんだ
 
 
 
雁字搦めとのた打ちまわる輩ほど持て余しの極致
二番煎じと始前に撤退宣言するブレーンほど大げさな虚栄
 
 
 
きらきらひらひら自由の名の下に
個人専制総薄謝拍車でありながら無意識拍手  
大衆も、マイノリティも、稀に見ることなく奇妙な一致
 
期待はずれ  基因は勝手な黄昏?
過剰妄想   起因は煩雑な誇大看板?
 
 
 
 
開いたおクチ
閉め忘れお茶目      それとなく察してくれた日には死ぬのも恐くないって
 
開いたおメメ
閉じ忘れ狂い病      それとなく指摘してくれた日には死ぬのも悪くないって
 
 
 

頑張れって  言われなくてもわかってるって
その上で気力は逓減まっしぐら  <  強く跳ね除けられぬ所以         
 

頑張れって  言われなくても承知ですって
その上で対象がゆらめきっぱなし  <  強く撃ち返せぬ所以
 
 
 
 
用意した朝に
光線少なめと違うかって
昼までには相当量期待できんのかって     各光合成需給者から指摘されて
 
 
ちょっと慌てたそぶりで
太陽もう一つ描いてみたが   どこか大き過ぎて 夏休みの絵日記チックで       
各方面  笑いながら揺れた
 



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誤魔化すのはなしさ
これ以上はなしさ
さあ 君は君をもっと信用して   君は僕をもっと信用させて
さあ 君は君をもっと活用して   君は僕をもっと惹きつけて
 
 
 
落込んでばかりだった
半径20メートル四方でぼくは気まぐれに引きこもり
今日もそんな風に閉じていくものとばかりに思っていた
 
 
 
ところが、ところが
明日をあの頃みたいに
元気のあったあの頃みたいに
輝き溢れていたあの頃みたいに
鮮やか零れていたあの頃みたいに 描き出した途端に今日が最後の最後で引き上げられていく
 
 

上昇螺旋が見える
竜と気流とキラメキと戯れるように昇っていく螺旋がはっきりと見える 
はっきりと描いていける  
 
 
こんなのってどれくらい久々だろう
こんなのをどれくらい忘れていたんだろう
 
 
 
今からでも間に合う
今日の最後の最後でも間に合う
 
 
この感覚を逃さない
この感覚を逃してはならない
 
 
勢いのあるうちに
勢いの溢れるうちに
 
 
勢いのあるうちに
勢いの零れるうちに
 

上昇螺旋  途切れ知らずの上昇螺旋
上昇螺旋  絶え間なく紡がれる上昇螺旋
 
 
 
 
ときどき立ち止まる
なんでこんなに上昇なんだろうって
 
 
その立ち止まりはときに果てしなくて止めどなくて
なにもかも投げ出したいほどにもなって
 
 
それでもまた戻ってくる
上昇へ向けて、上昇の只中へ
 
 
 
そして ふと、また思い浮かんでくる
 
 
どうして僕らはこんなに見上げるんだろう
雲を、蝶を、飛行機を、鳥たちを、太陽を、飛行船を、月を、空中都市を、空を、ロケットを、星を、銀河を、宇宙を
 

どうして僕らはこんなに描くんだろう
雲を、蝶を、飛行機を、鳥たちを、太陽を、飛行船を、月を、空中都市を、空を、ロケットを、星を、銀河を、宇宙を
 

どうして僕らはこんなに惹かれるんだろう
雲に、蝶に、飛行機に、鳥たちに、太陽に、飛行船に、月に、空中都市に、空に、ロケットに、星に、銀河に、宇宙に
 
 

見上げては描き 描いては見上げ
目指しては見上げ 見上げては目指し          
貴方がそこにいると 心の底から信じられた時代からの名残なのかな
 

その存在は、なんだかんだ言っても未だに秩序的であり、それ以上に混沌的であって
でも、その存在をはっきりと葬るには  まだ僕ら  心もとなさすぎて、寂しすぎて
 
 
 

その存在を通じて、分かり合えなくなることは数知れなくて
それ以上にその存在が、分かり合えるような媒介となることも数知れなくて
 
 
 

認め合うとか、信じ合うとかを分けてきてくれたのは事実で
分かち合うとか、譲り合うとかを伝えてきてくれたのは事実で
 
 
 

まだ、葬るのは、僕ら全体の描く完全を葬ることにどこか等しくて
まだ、葬るのは、僕ら全体の描く究極を葬ることにどこか等しくて
まだ、葬るのは、僕ら全体の描く理想を葬ることにどこか等しくて
 
 
 

そんな葛藤を繰り返しながらも
やがてはそんな葛藤という意識も薄れていくときは来て
 
 
 
それでも見上げ続けていくかぎり
貴方の存在をどこかでかすかに信じ続けていく気もして
 
 
 


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輝くセピアを掻き消そうとして
焦るばかりで行動が伴わない矛盾螺旋な日々
 
 

狂おしく焦がれたのはいつまでだったかな
ともに、揺れていられたのは現実に過ぎなかったのかな     わからない、わかりたくない
 
 

それでも過ぎるんだ
たまに、満面の笑みで凛と美しく燃える鏡と出逢う
 
 
 
なんで  こんなとこで腐っているんだ
なんで  こんなとこで油売っているんだ
なんで  こんなとこでこねくりまわしているんだ
なんで  こんなとこで担わせているんだ
なんで  こんなとこで待ち望んでいるんだ
なんで  こんなとこで得意げになっているんだ
なんで  こんなとこで引っ張っているんだ
なんで  こんなとこで竿に刺しているんだ
なんで  こんなとこで醸し出しているんだ
なんで  こんなとこで憧れているんだ
なんで  こんなとこで再生繰り返しているんだ
なんで  こんなとこで巻き戻し繰り返しているんだ
なんで  こんなとこで口を並べているんだ
なんで  こんなとこで仮定の積み木しているんだ
なんで  こんなとこで未来のママゴトしているんだ
 
 
 
そのたびに嫌になる
そのたびに奮い立たされる
 
 

その二つが拮抗する
もっともらしい構図で白と黒を分け合って    天使と悪魔のステレオタイプを演じ分けて
 
 

どっちもあてにならないからと振り切ることにする
すると、気づく
単純で少数な選択肢がなくなれば他には代替案の一つすらないこと
浮かんでさえこないこと、浮かべようとさえしないこと
 
 

仕方なく
戻っていくとニヤける  仲良しな白と黒
 
 

再び拮抗に入るにあたり、前提上映が封切られた
それは、満面の笑みで高々と人差し指を上げながら駆け昇っていく鏡のドキュメンタリー
 
 
 


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隣に座った      ちょっと久しぶりに
隣に座ってくれた    ちょっと久しぶりに
緊張して慌てて     なんでもない すまし顔モードへ
 

ドキドキ速くなっていく
ときどき伺おうとする
なんとなく感じる視線
なんとなく戸惑う心象
 

窓ガラス側の弱虫はイヤホンで世界観を作ります
その視線が嬉しくて
その視線がそれ以上に怖くて
 

いつでもかけてくれれば紳士的にお応えます
いつでもかけてくれればやさしくお応えます
密かにそんな態勢でいるのです
ただ言えないだけです
さり気ないアイコンタクトが上手ければなあ と思う今日この頃です
ただ伝えられないだけです
さり気ないスマイルが上手ければなあ と思う今日この頃です
 

窓ガラスは幹線道路を切り取りながら
座るこちらよりの横顔をほのかに映します
 

ときどき  こちらを向いています
ときどき  こちらを向いてくれています
ドキドキ  はっきりとは確認できませぬ
ドキドキ  はっきりと振り向くのなんてもってのほか
 

淡く浅い妄想通学バス
いつまでも1人高揚   いつまでも1人勘違い  
それでもなんとなく自信は右肩上がり
 

淡く優しい妄想通学バス
時折1人スカイ・ドローイング   時折1人フェイク・スリーピング  
それでもなんとなく確信は右肩上がり
 

誰かにいったところで信じてもらえないだろうけど
感じるのです
確証はなくとも
その視線がときどき   こちらへ注がれていることを   なんとなく
その視線をときどき    こちらへ注いでくださることを   なんとなく
 

高鳴るのです ドキドキ   こちらへ微かでも注がれるたびに
高鳴るのです ドキドキ   こちらへ微かでも注いでくださるたびに
 

全部全部   幻想だとしても    割り切れぬほどこちら向きの視線なのです
全部全部   妄想だとしても    割り切れぬほどこちら向きの横顔なのです
 

髪をかくふりして振り向くこともできない   生憎の弱虫です
時計を見るふりして振り向くこともできない  生憎の弱虫です
 

何1つかけることも注ぐこともできない身ですが
何1つかけることも応えることもできない身ですが
 

実は、心から紡いでいます    見えないように聴こえないように
実は、心から発信しています   溢れんばかりの透明な想いを  
   

あなたが隣に座ってくださるたびに  密やかに

 


 


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感覚器官償却完了
了解
復活折衝までには概算の直しを頼む  AM2:00を目安ということで
 
 
 

今日も流れていく
体系的な文書が
中枢を
電子とかネットワークとかなかった頃から続く伝統的な疾駆
 
 

少しかじる
仮想体験で息巻こうとする
物理的に単独でこなすべき量ではないことを
その能力を取得できていないことを 始めずとも知る   
 
 

繰り返されていくミス
積み上げられていく毒
構造的に腐敗した帰結
知った顔した顔が顔も出さずに愚痴る
知った顔した顔が知ったというほどの調査もせずに愚痴る
 
 

どれだけの
教養と努力と犠牲と教育と経済と家庭と社会と時代が複合してここまできたの?
もっと知りたい
もっと知る必要がある
もっと知らせる必要がある
その真っ当の極致のような中枢で蠢く規格外の秘訣
 
 
 

出前の注文完了
了解
概算の直しが終わり次第、国会答弁の直し頼む   AM4:00を目安に出来る限りで
 
 



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「 こんなはずじゃなかった 」って    
初めからわかっていたくせに
何を今さら言っているのって思うのも、その掌での手拍子に過ぎないのかな
 
 

狂おしく流れていたような風の日々に
少し軋みが目立ち始めたようだねと、すれる音を暗に陽に冗談めかして指していたその涼やか
 
 

それまでの私なら『 よく言うよ 』なんて言い返したり
『 そんなことないよ 』なんて可愛くまとめることもできていた    けれど
 
 

そのとき、気づいてしまった
その言葉の端々から醸しだされている温もりのような趣の影にひっそりと隠れている棘に
 
 

少しずつさり気なく  とろうとしていることに
少しずつさり気なく  混ぜ込んでいこうとしていることに
 
 

そのとき、嫌になったの
自分に
 
今まで何も知らずに
誰にでもなく 幸せばかりで申し訳ないなあ とさえ思っていた自分の視界不良具合に
 
今まで何も知らずに
その涼やかから発せられる
一言一言を丁寧に噛みしめては浮かんでいきそうになっていた自分の楽観さに
 
 

「 こんなはずじゃなかった 」って、その涼やかな眼差しが述べたとき
すべてとは言わないけど
ある程度
わかっている自分でいてよかったと思うのも含めて その掌での手の鳴る方へだったのかな
 
 



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