2012年12月31日 今は 今は 種を蒔くべき時か。 水をやるべき時か。 肥料をやるべき時か。 待機するべき時か。 鑑賞するべき時か。 節目節目は今日にある。 この今日という1日にある。 タグ :#詩
2012年12月29日 彼は素を出さない。 彼は素を出さない。 根暗だとわかれば 過剰な干渉が増えるだけだからだ。 彼女は素を出さない。 陽気だとわかれば 過剰な連帯が増えるだけだからだ。 タグ :#詩
2012年12月26日 プレーヤーになることを怖れる。 プレーヤーになることを怖れる。 プレーヤー自身であることを楽しむ。 プレーヤーであることに疲れる。 そうやって繰り返していく。 そうやって生きて、生き抜いていく。 タグ :#詩
2012年12月25日 無償の絵画 どこまでも続く空。 12月の空。 特急の窓に広がる雲。 飽きない。 いつまで 眺めていても飽きない。 まさに これは無償の絵画。 特急券と乗車券の値段を除けば 無償の絵画。 タグ :#詩
2012年12月24日 才気走っているとは思いません。 才気走っているとは思いません。 ですが、全く才能がないとも思いません。 何事に対しても そういう気持ちは 忘れないように意識しています。 タグ :#詩
2012年12月23日 何人、殺してきたんだろう? 何人、殺してきたんだろう? 胸の奥深くに蘇る 最後の最期の表情 作り笑いも たくさんあったな 「用」という名の欲望を わざわざ羽織り 街へ繰り出す 人々を眼下に 理由不明の涙が溢れ出す 期待されなかった命が 暑苦しい愛を 照らし出す 期待されなかった光が 鬱陶しい夢を 引き立てる 裏腹な反響が 歪みを 覆い隠してゆく 「格差」という言葉にくるまれた 話にならない絶望無数 置いていかれた命は 鑑賞用の愛に 紛れ消える 置いていかれた光は 高層用の金に 掬い取られる 裏腹な正義が 歪みを 覆い隠してゆく 「自責」という言葉にくるまれた 話にならない絶壁無数 「鬱」という名の欲望を わざわざ着込み 街へ繰り出す 人々を眼下に 自己満足な詩が溢れ出す 何人、殺してきたんだろう? 胸の奥深くに蘇る 最後の最期の表情 そっくりな鏡も たくさんあったな 何人、 何十人、殺してきたんだろう? アルバム 記憶 メール 日記 いちいち 鮮明な 思い出 読み返すたびに 嗤える 何人、 何十人、 何百人、殺してきたんだろう? 自殺件数 殺人 児童虐待 ホームレス やかましい たのしい 報道 知るたびに 咽ぶ 何人、 何十人、 何百人、 何千人殺してきたんだろう? 飛行船感覚で 陽気に 夜空 横切ってゆく 戦闘機 見上げるたびに 項垂れる タグ :#詩
2012年12月21日 糖分当分ゼロ。 海を 静かに 渡ろうとして やっぱり 怖くて 恥ずかしくて 止めにして そんなこと 繰り返して 繰り返してはならない 季節になっても 繰り返して、繰り返して 生きるか、死ぬか 毎時、毎分、毎秒 駆け巡る 自問自答 甘ったるい ってもんじゃない 山を 和やかに 登ろうとして やっぱり 怖くて めんどくさくて 止めにして そんなこと 繰り返して 繰り返してはならない 漆黒になって 執行延長の申請を繰り返して 色がなくなってから どれくらいの時が経つだろう 朝、目覚めてみれば 色が 全くないんだ 音がなくなってから どれくらいの時が経つだろう 朝、目覚めてみても 音が 全くないんだ 現実のようで 現実じゃない 現在進行 進んでいる感触なんて 行っている手応えなんて 皆無 生まれてこの方、皆無 海を 静かに 渡ろうとして やっぱり 怖くて 恥ずかしくて 止めにして 山を 和やかに 登ろうとして やっぱり 怖くて めんどくさくて 止めにして 生きるか、死ぬか 毎時、毎分、毎秒 駆け巡る 自問自答 甘ったるい けれど、糖分が足りない タグ :#詩
2012年12月20日 電子歌集 「26歳の老後」 短短歌ターン! 第58回角川短歌賞に応募した全50首(落選) 電子歌集 「 26歳の老後 」 【 価格 】 0円 【 作品数 】 50首 【 無料配信 】 http://p.booklog.jp/book/62511 タグ :#詩#電子書籍#短歌#短詩#角川短歌賞
2012年12月20日 26歳の老後 絡みつく糸が意図へと変わる朝に絞り出した最後の誠意 あの頃の自分と語る糸電話から零れてく無色の琥珀 社会人一年目の友が語り出す社会の壁の高さと深さ 入るなりずらっと並ぶ面接官その背景でゆれるプラタナス 盛大な空振りをして幕閉じた夏は今でも永遠の夏 この胸に迫る色彩しっかりと一色一色なつかせてゆく 翌朝の新聞開き探したがあの殺人もミジンコレベル 差し出した右手にスッと滑り込むポケットティッシュに残るぬくもり 駅前に先月できたパン屋から大切な何か漂ってくる 死の影を垣間見せる微笑に詩の花束を無言で捧ぐ チャンネルの取り合いをしたリビングに"ぽん”と置かれた離婚届 大便が跡形もなく消えてゆく行方をじっと見つめる次男 返信の文面どこか寂しげで思わずすぐに電話する夜 一握りとわかりながら応募する大企業ほど筆記で落ちる すらすらと当たり障りのない答え面接官に笑顔で渡す 面接で手に汗かいて演じきるこの自分とは何者なのか 同い年とは思えない目映さでシュートを決める海外組 エントリーシート延々書きながらこれでいいのか自問自答 持て余す時間を埋めるものはもう詩歌を書くことくらいしかなく 二十五で遠い老後の先取りをするかのようにひきこもり続く 才能がないとつぶやく労力は惜しまぬくせに努力は皆無 平日の真っ昼間から両親と外食のため助手席に乗る しわくちゃに稟議書丸めゴミ箱へ投げてはみるが入らぬ夜更け 挿しかけのコンセントへと伸ばされる仔猫の爪が土曜を暗示 ベランダでスキニージーンズ持ったまま飛行機雲を見送った春 降りしきる花びらを見て思い出すあの雪のなか来てくれたこと 片隅でちらちら揺れるホコリたち見て見ぬふりでいなす月末 読みたくて仕方がなくてそそくさと仮病を羽織りバイト早退 買ってきたばかりの白い炊飯器しずかに和室で映えて魅せる 頬杖の魔力を知らぬその人にか細き声を滲ませた夏 コンビニへ出かけるように今月も父は薬をもらいにゆく 無駄のない朝焼けを見る横顔は一人残らず綺麗な一重 お土産の芋羊羹を不味そうに食べつつ義父は無言貫く 「さらば」だと敬礼する甥っ子に背筋を伸ばし敬礼返す 宝くじ買う余裕などなかろうとこのサンダルは言うこと聞かず 冷えきった両親の仲をほんわかと取り持つ我はまさに鎹 海岸に打ち上げられた亡骸にかつての鏡を重ね欠伸 誰のせいにもできぬまま海原でニートは今日も似た者探し 何もかも壊そうとしてキーボード叩いてみるがアクセスは0 穴が空き捨てようとした靴下を重ね履きする冷え性の祖母 取り立てて不安も不満も見当たらぬ時代が続くそう信じてた やかましいネオン街をすり抜けて深呼吸する発電所 外面を磨いて磨いて乗り越えた果てに流れるせせらぎ黒く もっともらしいことほどしっくりと来ない思春期sora見上げる 五感に触れるすべてが七五調になりたがる朝に飲むコーンスープ くるくるとバトントワリングのようにスプーンからハチミツ垂らす 買うほどの本ではないと言われてもそっと手に取るベストセラー 心にもないこと平気で連ねてはシュークリーム五つまとめ買い 中華屋の前でキミが笑ったら明日もきっといい日になる 翻る洗濯物を見つめれど転調らしい転調は来ず 初の電子歌集 ( 無料配信 ) 「 26歳の老後 」 タグ :#短歌
2012年12月18日 その原発維持に。 その原発維持に。 うっすらとした原発維持に。 福島の教訓は入っていたのか? その脱原発に。 真っ直ぐな脱原発に。 説得力のある理念は入っていたのか? タグ :#詩
2012年12月16日 Unopened Reality リアリティが持てない 同年代の半分が投票に行かない 期待を抱けない この1票で何かが変わるとは思えない 1億2千万人も住んでいるこの国で 各地域の代表が 各地域の声を 各世代の声を代弁しきれるわけがない 代弁できたところでどうにかなるとは思えない 37万㎢もあるこの国で 各地域の代表が 各地域の声を 各世代の声を掬いきれるわけがない 掬いきれたところで政策につながるとは思えない ねじれ国会、議員特権、1票の格差、議会改革・・・・・・ 自らの懐を 率先して差し出さない政治に 公平な利害調整などできるわけがない 官僚依存、財界依存、原発依存、米国依存・・・・・・ 旧態依然な権力闘争と 利益誘導しか持続できない政治家に 新たな理念など、明確な政策など実行できるわけがない リアリティが持てない 公約を、演説を、主張を読み聞き比べても 期待を抱けない 理念を、政策を、警鐘をぶちまかれても リアリティが湧いて来ない タグ :#詩
2012年12月15日 どうせ、私1人が投票しても 10年前だったとしても 流行るかどうか実に怪しい 成長神話に しがみついて がなる、がなる 少々の疑問を感じながらも 「頑張るなら頑張ってよ」と 古臭い期待に しがみつき 委ねる 任せる 同じ構図 同じ都心 同じ郊外 先送りを先送りして 緩やかに 穏やかに 首を絞めてゆく 同じ公図 同じ都心 同じ公害 先送りを先送りして 駆け込みの警鐘 いいように唆され 疑問文を忘れる 変わっていく 渇いていく 一票の価値 「 どうせ、私1人が投票しても・・・ 」が 全国で何十万、何百万、何千万人 お任せ民主主義 即効でなければ 「期待が裏切られた」と 容赦なく お任せ民主主義 公約通りでなければ 「話が違うじゃないか」と 容赦なく 本当は 選挙後からが 本質的な闘いの始まり 当選とか落選とかは 所詮は前菜 よく見て よく聞いて よく声を挙げて よく介入して 時には しっかりと拍手 しっかりと援護射撃 しっかりと非難轟轟 「国民」と 呼ばれる 一人一人に課せられている 選挙後からの 見えない わかりにくい 責務 政治家は 選挙だけでは 育たない 政治は ほかっといたら 成熟しない 応援団になるべきは選挙時のみにあらず 監視団になるべきは選挙時のみにあらず 選挙だけで 何もかもが 変わるならば 独裁主義にすぎない 選挙だけで 誰もかれもが 変わるならば 民主主義などではない 選挙と選挙の合間こそ 一人一人の 声が 行動が ものをいう めんどくさい? 難しい? 興味ない? それでも どうにかこうにか 参画していくのが 民主主義 参画することでしか 深化は望めない それこそが民主主義 委ねたら終わり じゃなくて しっかりと応援 任せたら終わり じゃなくて しっかりとツッコミ 選挙後 満たされなくなったら 選挙以外の形で 一人一人が 民主主義のピラミッドに入り 汗を、涙を流す それがデフォルト タグ :#詩
2012年12月14日 詩展2012 アーカイブ 詩展2012 Shallow Blue in Orange 本陣ギャラリー 11月7日(水)~12日(月) 黒川ギャラリー 11月14日(水)~19日(月) 【 電子詩集 】 「 詩展2012 Shallow Blue in Orange 」 【 告知動画 】 詩展2012 Shallow Blue in Orange (1) 詩展2012 Shallow Blue in Orange (2) 詩展2012 Shallow Blue in Orange (3) 【 写真集】 詩展2012 本陣ギャラリー 写真集(1) 詩展2012 本陣ギャラリー 写真集(2) 詩展2012 本陣ギャラリー 写真集(3) 詩展2012 黒川ギャラリー 写真集 【 記録 】 詩展2012の全記録 ( 概要、案内状の設置情報、メディア情報など ) ようこそ、詩の個展へ 真っ黒な整列 ( 第49回 大垣市文芸祭 詩の部 佳作 ) 君がいなきゃ ( 第47回 岐阜市文芸祭 一般の部 歌詞 入選 ) 北東の水族館 ( 第3回 関市文芸作品展 現代詩 一般の部 佳作 ) 青 知らずに済んだフクシマ ( 第38回 羽島市文芸祭 現代詩 入選 ) ニ大政党制 あの日から ( 名古屋市民文芸祭 第62回 名古屋短詩型文学祭 詩部門 佳作 ) 時事 夜明けの食卓 民は広場へ 何才からでも研修中 だからこそ パラノイア・セッション ( 第45回 多治見市文芸祭 詩部門 奨励賞 ) タグ :#詩#ポエム#展示#個展#詩展#詩展2012
2012年12月12日 前向きなスタンスを貫く LUNA SEA名言集 NAVERまとめ 「 前向きなスタンスを貫く LUNA SEA名言集 」 2012年12月12日、 両A面シングル「The End of the Dream / Rouge」をリリースしたLUNA SEA。 時に力強く未来を見据え、時に冷静に過去を見つめる。 メンバー1人1人の発言には考えさせられることが多く、 読むたびに勇気づけられます。 タグ :#ネットサービス
2012年12月12日 誰に遠慮しているのか? 誰に遠慮しているのか? 振り返ると、 自分自身に一番遠慮している。 何に遠慮しているのか? 突き詰めると、 自分の欲望に一番遠慮している。 今年最大の収穫は こうした気づきだったと思う。 タグ :#詩
2012年12月11日 お買い上げありがとうございます♪ シャツとトレーナーが売れました。 お買い上げいただいたのは以下の2点です。 シャツ ナチュラル 2520円 トレーナー ライトブルー 2940円 ご購入してくださり、本当にありがとうございました! 【 オリジナルグッズ 】 Tシャツ、バッグ、マグカップなどを発売中! タグ :#ファッション
2012年12月10日 詩展2012 Shallow Blue in Orange 2012年11月に初めて開催した詩の個展。 そこで展示した13篇の詩を電子詩集としてまとめました。 『 詩展2012 Shallow Blue in Orange 』 ごゆっくり、お読みお楽しみください♪ 【 収録入選作 】 真っ暗な整列 ( 第49回 大垣市文芸祭 詩の部 佳作 ) 君がいなきゃ ( 第47回 岐阜市文芸祭 一般の部 歌詞 入選 ) 北東の水族館 ( 第3回 関市文芸作品展 現代詩 一般の部 佳作 ) 知らずに済んだフクシマ ( 第38回 羽島市文芸祭 現代詩 入選 ) あの日から ( 名古屋市民文芸祭 第62回 名古屋短詩型文学祭 詩部門 佳作 ) パラノイア・セッション ( 第45回 多治見市文芸祭 詩部門 奨励賞 ) 『 詩展2012 Shallow Blue in Orange 』 【 価格 】 0円 【 作品数 】 13篇 【 無料配信 】 https://puboo.jp/book/61899 タグ :#詩#ポエム#詩集#電子書籍#個展#詩展#詩展2012
2012年12月08日 当然のように 当然のように 【カイケン】を唱える馬鹿には 【ゴケン】の尊さをぶつける。 正論のように 【ゴケン】を唱える馬鹿には 【カイケン】の意義をぶつける。 【カイケン】にしろ【ゴケン】にしろ どちらかに振り切って 主張するのは思考停止も甚だしい。 声高に【カイケン】や【ゴケン】を唱えて <ゲンコウケンポウ>を蹂躙するのは <ゲンコウケンポウ>の理念を ギリギリのギリギリまで 最大限に活かしきってからにしろ。 (*) 【 】には 「改憲」・「護憲」のように対立する概念をあてはめること。 < >には 「現行憲法」のように既存の大前提をあてはめること。 タグ :#詩
2012年12月08日 オリジナルマグカップ発売中♪ 以下のサイトでオリジナルグッズを発売しています。 たとえば、マグカップ( 1890円 )はこんな感じです↓ eye333 素敵な、詩的なアイテムで、しあわせに♪ 【 オリジナルグッズ 】 Tシャツ、バッグ、マグカップなどを発売中! タグ :#詩
2012年12月06日 オリジナルグッズを発売! オリジナルグッズを発売しました♪ 「 素敵な、詩的なアイテムで、しあわせに 」をコンセプトに これからアイテム数を増やしていきます。 第一弾は、 このブログや詩の個展で ビジュアルイメージとして使用している 目の写真を活かした「 eye333 」という商品。 Tシャツ、パーカー、トートバッグ、マグカップ、時計、携帯電話用ケース・・・ たとえば、Tシャツ( 1890円 )はこんな感じです↓ eye333 あなたを、わたしを、世界を、斜め上から楽観的に見つめてみる。 あなたのお気に入りのアイテムが見つかれば、幸いです♪ 【 オリジナルグッズ 】 Tシャツ、バッグ、マグカップなどを発売中! タグ :#ファッション
2012年12月04日 パラノイア・セッション パラノイア・セッション ずっと近づけば近づくほど絡まって離れれば離れるほど解けてゆくそう、信じていた それが突然、真逆へと雪崩れこむ近づけば近づくほど解けて離れれば離れるほど絡まってゆく 深い窓を見つめながらネオンの背中を撫で懐かしい あたらしい 自分と出逢い細い夜を越えながら涅槃の吐息を重ね知らなかった 知っていた あなたと出逢う 幸せとは何かと考えられる幸せに包まれたままこの時の代償を今日も世界のどこかで誰かが 何かが 被っていること忘れそうになる ベールを脱いだ青白い空をキャンバスに「恋とは、かくも不思議なものですね」とわかったような茶化したような口で幕を引く嫌味のない笑みを添えて その場面をその日々を今でも、忘れられずにいる ( 第45回 多治見市文芸祭 詩部門 奨励賞 ) タグ :#詩#ポエム#文芸祭#多治見市文芸祭#奨励賞#あなた#涅槃#幸せ#恋#現代詩
2012年12月03日 だからこそ だからこそ 声にならない だからこそ 叫んでいく 言葉にならない だからこそ 綴っていく 少し振り返ると とてもよく似ている 混沌としていたあの時代に 行きつ戻りつしていたあの転換点に お金があるかないか 夢があるかないか 有名であるかないか 偉いか偉くないか 性別とか年齢とか出身とか経歴とか 一番気にしているのは その時々の自分自身でしかない 声にならないこと 叫んでいく 言葉にならないこと 綴っていく 生きている土壌に構わず そこから また 何かが・・・ そこから また 誰かが・・・ 君の声が 私の言葉が 私の声が 君の言葉が この世界の その世界の 希望 と 絶望 を左右してゆく タグ :#詩#ポエム#個展#展示#詩展#詩展2012
2012年12月02日 何才からでも研修中 何才からでも研修中 胸に【 研修中 】の札 「 いらっしゃいませ 」と、深々としたお辞儀 ゆっくりと 「 一点、二点・・・ 」 声に出しながら ミスのないように丁寧に 傍らには先輩社員 さり気なく袋詰めのサポート 列に並ぶお客のあたたかな眼差しの中で 店内アナウンスは方言全開 「 一人暮らしを始めてすぐにアルバイトを始めました 」 そう言わんばかりに 何にも染まっていないイントネーション 商品の陳列はテキパキ 商品の質問をされるとドギマギ 迷ったり、焦ったり 泣いたり、笑ったり、行ったり来たり 何才でも研修中 何才からでも研修中 時にハラハラさせる初々しさ 段々と目を見張るほどのなめらかさ その過程はただただ美しい 過去の 未来の 現在の 自分のような あなたを見かけるたび 心の中で ( がんばれ! ) と応援 タグ :#詩#ポエム#個展#展示#詩展#詩展2012
2012年12月01日 民は広場へ 民は広場へ しわ寄せは民に向かう 大誤算は最下層が被る 根本的な歪みが 少しでも露わになればあまりにも脆い 「文明」とはもはや呼べぬ文明 責任はなすりつけ合いの道具 いつからかそれが当たり前となり 原因は入り組みすぎて 解明は将来世代にまで持ち越し 世界平和を願いつつ 自国さえよければ闊歩 余裕がある時は 自然と上から施し目線 余裕がなくなれば 堂々と「構ってられるか!」宣言 地球は回る あきらめることなく 地球は回る 期待することもなく 行き場を失くした民は 怒りを持て余した民は 大きな 大きな 広場へと向かう この世界のおかしさを分かち合うため この世界の貧しさを改善するため 利口ぶった 政治と経済の肩を叩くんだ 「 もっとマシな方法があるはずだろ? 」と タグ :#詩#ポエム#個展#展示#詩展#詩展2012