たしかに あの時嘘をついた
後味の悪さを必死に消し去ろうとした





悪い癖として見逃してきた言葉
そう あの時嘘をついた







あの時 言った言葉が
嘘なのかどうかわからない





すべてが溶け込んだ今


今なら思い出せる


今なら許せるはず


時の流れが全て受け止めてくれた頃に
もう一度思い出してみよう





そんな甘い予測
どうして許したのだろう





そう たしかに 
あの時嘘をついたんだ





嘘をつくたびに
ねじれる微笑を


どうしようもないくらいに
ひどい言葉を


月日とともに記憶は
あの言葉たちを


心のそこから
癖になった笑顔を






昨日も同じようなタイミングで笑いあった






誰も気づくことのない 仮面


なかなかやるね...