探すことから 未来を切り開ける
臆病なモラトリアムにはなりたくないけど
始める事もなく 終わりを告げようと もがいている
その気もないのに 迷ってる振り


寂しすぎて 何も言えない
1人で生きてきたつもりだったけど
孤独にもなりきれず 自己陶酔ばかり


誰も来ない このままじゃ
それでよかった 頃もあった

   
   
   気づけば 何も手にしてない 



何1つ選択してこなかった
 「時間がない」 「才能がない」
同じようなことを口走っては眠りについた


扉に刻まれたあの日の証
あれから幾度の無為を見逃してきたの?
生の軌跡は痛いほど無邪気なまま


10年前の自分を写真で見つけ
あの頃と 何も変わってなくて 涙が出た
おかしいよ 何やってきたんだろ



   気づけば 何も築けてない



曇り空を仰ぎ 眩しくもないのに
瞼を閉じる決意をしていた



   気づけば 何も失っていない



「未来がない」
誰もが笑ってごまかす  もうウンザリなんだろ?



   気づけば 何も奪えてない   



ママに嫌われないように  その瞳を心で受け止め
パパに嫌われないように  寡黙な優等生になりきろうと暗示



   気づけば 賢くもない
   


テキスト片手に それなりの制服で それっぽい言動
現実って 時に味気ない



   気づけば 馬鹿にもなりきれない




明日を閉じることで 過去に生きられる
   

 ずっと信じてきた  
       ずっとそれしか知らなかった


   


   気づけば カッコ悪くもなりきれてない