断ち切れない呪縛があるとしても
まるで悲劇のヒロイン気取り


寂しいよ 今でも
行きたいよ どこまでも
似ているよ どことなく
かけたいよ 何気なく声を
笑いたいよ そのために


しかめっ面 もう飽き飽きなんだ
影を背負い 光を遮り


飛び立てない羽ばたき始め
切ない日々は空しい


求め続け 吐き出し続け
初めて気づく深層心理
言葉にできないメロディー
音にならない言葉
たとえ空虚な時を切り裂けなくとも
この喧騒をわずかでも緩めれるなら



きっとここに来てみたかった
ずっと来てみたかったんだ


しゃべらないでいいよ
ただただ 側に居たいだけ


振りほどけない微かなきらめき
伸ばしきれない僅かなとまどい



晴れ渡る空に架けられた虹
調和を凌駕した色彩を誇る


ジブラルタルの夜空
託された無数の光をたぐり寄せる



きっとここに来てみたかった
ずっと来てみたかったんだ