またね 
      
     その笑顔があまりにも切なさであふれていたのは気のせいかな?






   あのとき 引き止めていたら    違った笑顔で応えてくれたのかな








   灯火が呼び覚ます情景は淡い色でまとめられていて
   思いのままに吹き消してみたくもなるけれど





   拠り所はそこにしかないから  できるはずがない








   曖昧なまま 知られないまま   ひっそりと消えて生きたい



   水筆で描いたような部屋にありのままを残しておくから