代えの利かないモノに囲まれ





                    ぼくらはとまどって  ばっかりだね












                  切羽詰まらないと 動けず







                  切羽詰まっても 鈍く













               誰かに見ていてもらわないと
     



               不安で しょうがないんだよ















                 いつかいつか 


                          手にできるのかな







               尋ねてばかりのあの頃よりは マシになったのかな


















             閉じ込めた 彼女の季節とその鼓動




                        また明けるときは欠片でいいから














              掴めた時と決めた日は  遠い海に沈み



              こらえ過ぎていた頃の想いに流されている 今










              少なくともすすんでいる

                           と同時に 視線は 常に遥か後方に















              どこかどこか   

                        辿り着けるのか












                    目的地もわからぬまま






                 


                進んでいく身体と時計の針に縛られた心















            答えなき問いは年月とともに
                         重みと大きさを増していく
















             誰か誰か  囁いてくれるのかな








                  モノクロがカラーになった瞬間のように  わかりやすく















            答えの要らない問いを 繰り返すことでしか希望を見出せないまま













             いつか   どこかで   だれかが



                  夢見てきたのは  他人のお話
















                        いつか どこかで 誰かが





                            はじめから   


                                  答えはわかっていた














                  いつか どこかで 誰かが







                  掲げながら    




                  託してばかりだった