生まれ変わりたい
何度願ってきたことだろう
何度願ってきたことだろう
見つめることをなおざりにして
そうこうしているうちに現実はモノクロとセピアに呑み込まれていって
どうしようもない現在進行形へと変貌
どうかしようともしない現在退行形へと変造
想像性を現実に当てはめず 二の足ばかり研ぎ澄まし
創造性を現実に当てはめず 浮き足ばかり研ぎ澄まし
それでも この瞬間もどこかで決定的に連関している
まったくの孤独のワンルームの独り言であろうとも
まったくの孤独のワンルームの独り言であろうとも
たとえば 僕が今こうして
部屋でこの詩を綴って 路上で詩の朗読を始めるとする
その姿を見て誰か独りでも
あんなのでも詩として発表していいんだ
あんな程度でも路上で朗読していいんだ
そう思ってくれないとは限らないでしょ?
絶対にあり得ないとは言いきれないでしょ?
0%とは限らないでしょ?
その後に
この詩を聞いていた人が詩を書き始めたり
朗読をし始めるかもしれない
そして
その人の書いた詩が高く広く評価されるようになって
遠い国にまで渡って翻訳されて
また
違う誰かが独りでもその姿を見て
こんなのでも詩として発表していいんだ
こんな程度でも詩人として成立するんだって
そう思ってくれないとは限らないでしょ?
絶対に起こりえないとは言いきれないでしょ?
0%とは限らないでしょ?
まったくの孤独のワンルームの独り言であろうとも
いつかに連なっている ちゃんと
まったくの孤独のワンルームのこの瞬間であろうとも
どこかに連なっている ちゃんと
いつかに連なっている ちゃんと
まったくの孤独のワンルームのこの瞬間であろうとも
どこかに連なっている ちゃんと
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