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   何才からでも研修中
 
 
 
胸に【 研修中 】の札
「 いらっしゃいませ 」と、深々としたお辞儀
 
ゆっくりと
「 一点、二点・・・ 」
声に出しながら
ミスのないように丁寧に
 
傍らには先輩社員
さり気なく袋詰めのサポート
列に並ぶお客のあたたかな眼差しの中で
 
 
店内アナウンスは方言全開
「 一人暮らしを始めてすぐにアルバイトを始めました 」
そう言わんばかりに
何にも染まっていないイントネーション
 
商品の陳列はテキパキ
商品の質問をされるとドギマギ
迷ったり、焦ったり
泣いたり、笑ったり、行ったり来たり
 
 
何才でも研修中
何才からでも研修中
 
時にハラハラさせる初々しさ
段々と目を見張るほどのなめらかさ
その過程はただただ美しい
 
過去の
未来の
現在の
自分のような
あなたを見かけるたび
心の中で ( がんばれ! ) と応援