橙に包まれた浅い青

受賞・入選など14篇。 写真詩・イラスト詩・ポエム動画など2333篇以上を公開。

カテゴリ: 想送創送




投げられた 
デモ隊から


投げられた
信念に満ちた火炎瓶が


撃たれた
警官隊から


撃たれた
牽制に満ちた催涙弾が




じりじりと
じりじりと
進む学生たち
ゴミ箱に隠れながら


じりじりと
じりじりと
目指す若者たち
傘を楯にしながら




街頭は散乱
香港政府の焦りを
掻き立てるように


街並は混沌
中国政府の圧力を
物ともせずに


並ぶ警察車両
しばし静まった
メインストリート


放水  一気に
逃げる 一斉に


催涙弾 一気に
逃げる 一斉に




長期化したデモ
物語にしきれないモーメント
物憂げに物語る


若者中心のデモ
物語にしきれないモノクローム
物々しく物語る




迎えた選挙
民主派の圧勝
どう出るか香港政府
どう出るか中国政府




問われているのは
香港政府だけではなかった


問い質されているのは
中国政府だけではなかった




民主化とは
本当の民主化とは
世界に
問いかけるように

民主主義とは
本来の民主主義とは
世界中に
問い質すかのように









「 もう、5年 」
「 まだ、5年 」





それぞれが描いた復興
それぞれが歩んだ復興




少しずつ分かれていく その理想
少しずつ分かれていく その現実




残す
戻す
復興もある あった あるだろう




残さない
戻さない
復興もある あった あるだろう




移る 
帰る
復興もある あった あるだろう




移らない 
帰らない
復興もある あった あるだろう




一致した 
一致しない
一致させた
一致させない
それぞれのスピード
時の経過とともに 
ゆるやかに ゆるやかに 調和 




一致してもいい
一致しなくてもいい
一致させてもいい
一致させなくてもいい
それぞれのペース
時の経過とともに 
ひそやかに ひそやかに 鎮魂




残す復興
戻す復興
正解なところも  ある あった あるだろう




残さない復興
戻さない復興
正解なところも  ある あった あるだろう




移る復興
帰る復興
正解な人たちも  いる いた いるだろう




移らない復興
帰らない復興
正解な人たちも  いる いた いるだろう




元通りを 
最定解としていくことで  うまく回っていくことも




0起点を
最適解としていくことで  うまく進んでいくことも





「 もう、5年 」
「 まだ、5年 」





何年 
経っても
そんな感慨




何年
経っても
揺らめく想定内
揺らめく想定外




少しずつ 分かれていく復興
少しずつ 理想を変えていく復興
少しずつ 現実になるそれぞれの復興
















19までは10代を満喫。
10代を懐かしむのは21まで。


29までは20代を満喫。
20代を懐かしむのは31まで。


39までは30代を満喫。
30代を懐かしむのは41まで。


49までは40代を満喫。
40代を懐かしむのは51まで。


59までは50代を満喫。
50代を懐かしむのは61まで。


69までは60代を満喫。
60代を懐かしむのは71まで。


79までは70代を満喫。
70代を懐かしむのは81まで。


89までは80代を満喫。
80代を懐かしむのは91まで。


99までは90代を満喫。
90代を懐かしむのは101まで。


100を懐かしむのは101まで。
101歳からは100代を満喫。












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「陰謀論」を発見する人
「陰謀論」を発信する人
「陰謀論」を流布する人
「陰謀論」を擁護する人
「陰謀論」を否定する人
「陰謀論」を拡散する人
「陰謀論」を検証する人
「陰謀論」を趣味にする人
「陰謀論」を仕事にする人
「陰謀論」をネタにする人
「陰謀論」を利用する人
「陰謀論」を無視する人
「陰謀論」を忘却する人

みんなちがって、みんな危機。
みんなまちがって、みんな嬉々。











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10秒で書く詩もあれば
10年かけて書く詩もある



10秒で届く詩もあれば
10年かけて届く詩もある



時間の長短は
内容と比例しない




10秒で書ける詩もあれば
10年かけて書ける詩もある



10秒で響く詩もあれば
10年かけて響く詩もある



時間の長短は
評価と比例しない




10秒で書くつもりが
10年かけて書ける詩もある



10年で書くつもりが
10秒で書けてしまう詩もある



10秒で届くはずが
10年かけて届く詩もある



10年で届くはずが
10秒で届いてしまう詩もある



10秒で響くはずが
10年かけて響く詩もある



10年で響くはずが
10秒で響いてしまう詩もある



時間の長短は
内容と比例しない
評価と比例しない
満足と比例しない 
価値と関係しない








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わたしにはないもの
持っているあなただから
自然と惹かれていったのかな


あなたにはないもの
持っているわたしだから
自然と惹かれてくれたのかな


補うように惹かれ合って
高め合うように絡み合って
深め合うように混ざり合って


わたしに足りないもの
満たしているあなただから
自然と惹かれていったのかな


あなたに足りないもの
満たしているわたしだから
自然と惹かれてくれたのかな


足りないもの探し
終止符を打つように
突然 落ちてゆく恋


紡いでも紡いでも
すべてはわからなくて
すべてをわかることはできなくて


解れても解れても
すべては消えなくて
すべてが消えてしまうことはなくて


何度目でも
その都度
鮮やかすぎて
切なさも含めての幸せで


何人目でも
その都度
真新しくて
狂おしさも含めての幸せで


わたし不足すると
ちょっと切なくなるあなた


あなた不足すると
ちょっと寂しくなるわたし


足りないわたし
足りないあなた
補うように 自然と 惹かれ合って




【参考】

[Alexandros] 
「 Girl A 」












何を目指しているのか。
集団的自衛権の行使容認?
日米同盟の強化?
米軍への軍事的支援拡大?
憲法改正の代替手段?
憲法改正への地均し?
海外での自衛隊活動の拡大?
紛争や対テロ戦争における軍事貢献?
そのすべて?


誰を見つめているのか。
自民党?
野党?
霞が関?
支持層?
保守層?
ネトウヨ?
アメリカ?
中国やロシア?
世界?
岸信介?
戦没者?
憲法学者?
法曹関係者?
デモ参加者?
世論?
メディア?
現在の国民?
将来の国民?
首相自身?
そのすべて?


何を目指しているのかが
はっきりとしていない。

何を重視して目指しているのかが
はっきりとわからない。

誰を見つめているのかが
はっきりとしていない。

誰を重視して見つめているのかが
はっきりと伝わってこない。


本当は
何を目指しているのか。

本当は
誰を見つめているのか。


本当に
知っている人は
実は
いないのかもしれない。

本当に
わかっている人は
実は
いないのかもしれない。


安部政権が
何を目指して
誰を見つめているのか。

安部首相が
何を目指して
誰を見つめているのか。


安部政権自身も
わからなくなっている
のかもしれない。

安部首相自身も
わからなくなっている
のかもしれない。


何のために
誰のために

今国会での
安全保障
関連法案の成立に
こだわり続けたのかを。








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ハンバーガー屋は減り
コーヒーショップは増えた
2015年9月中旬の街。


空き家は減り
コインパーキングは増えた
2015年9月中旬の街。


牛丼屋は減り
コンビニは増えた
2015年9月中旬の街。


夏の名残は減り
木漏れ日は増えた
2015年9月中旬の街。


傍観は減り
komasen333は転がる
2015年9月中旬の街。










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並ぶ。
猛暑日に並ぶ。
炎天下で並ぶ。
そんなに食欲もないのに並ぶ。

話題の店だとすすめられたから並ぶ。
暑いけど並ぶ。
暑すぎるけど並ぶ。
やっとのことで店内に入る。

満員。
全然涼しくない。
空調はガンガンに入っているが
調理人の熱気と客の多さと夏日が相まって
画的にも体感的にも涼しさを感じない。

注文する。
中々でてこない。
待ちわびる。
イライラが増す。
カッ~

やっと
注文した品が目の前にやってくる。
一口、辛い。
あまりにも辛い。
イライラが増す。
カッ~

覚悟はしていたが辛い。
イライラが増す。
カッ~

想像していた二十七倍も辛い。
イライラが増す。
カッ~

それでも食べる。
イライラが増す。
カッ~

ひたすら食べる。
イライラが増す。
カッ~

食べるペースを止めない。
イライラが増す。
カッ~

何を食べているのかよくわからなくなってくる。
イライラが増す。
カッ~

何のために食べているのかよくわからなくなってくる。
イライラが増す。
カッ~

それにしても辛い。
イライラが増す。
カッ~

なかったはずの食欲がみなぎっている。
イライラが増す。
カッ~

ほんと辛い。
イライラが増す。
カッ~

味よりも辛さしか感じなくなってくる。
イライラが増す。
カッ~

水はもう何杯目だろうか。
イライラが増す。
カッ~

ちょっと食べるペースが落ちる。
イライラが増す。
カッ~

辛いが食べ続ける。
イライラが増す。
カッ~

食べることに意地になっている。
イライラが増す。
カッ~

周りの声が聞こえなくなるほど
食べることだけに夢中になっている。
イライラが増す。
カッ~

汗を拭いても拭いても流れる。
イライラが増す。
カッ~

夢中で食べるが辛いもんは辛い。
イライラが増す。
カッ~

なんとか麺と具は食べきる。
イライラが増す。
カッ~

飲まなくていいスープを飲んでいく。
イライラが増す。
カッ~

水と交互にスープを飲んでいく。
イライラが増す。
カッ~

スープ飲んで
水を飲んで
スープ飲んで
水を飲んで
ちょっと休んで
またスープを飲んでを繰り返す。
イライラが増す。
カッ~

途中で気づく。
飲みきるのは無理だと。
イライラが増す。
カッ~

それでも飲めるとこまで飲もうとする。
イライラが増す。
カッ~

何と戦っているのか。
イライラが増す。
カッ~

何で意地になっているのか。
イライラが増す。
カッ~

コップの水を置いて深呼吸。
イライラが増す。
カッ~

鉢に手が伸びない。
イライラが増す。
カッ~

手を合わせて無言のごちそうさま。
イライラが増す。
カッ~

当然だけど完食はできなかった。
イライラが増す。
カッ~

それにしても辛かった。
イライラが増す。
カッ~

辛いにも程がある。
イライラが増す。
カッ~

まだ水を飲みたくなる。
イライラが増す。
カッ~

衝撃的な辛さだった。
イライラが増す。
カッ~

食べたばかりなのに辛さしか記憶に残っていない。
イライラが増す。
カッ~

味を思い出せないレベルの辛さが舌に残ったまま。
イライラが増す。
カッ~

混み合う店内をかきわけ席を立つ。
イライラが増す。
カッ~

会計にも列が出来ている。
イライラが増す。
カッ~

店を出る。
イライラが緩む。
カッ~

風が強い。
イライラが減る。
サァ~

かなり涼しい。
イライラが消える。
スゥ~

味ははっきり覚えていないが
辛さしか印象に残っていないが
うまかったという満足感に満ちている。
イライラは消えている。
フゥ~


が、
辛さしか印象に残っていないのに
「うまかった」という感想は
どういうことかと自分でも思う。
イライラが顔を覗かせる。
カッ~

この「うまかった」という満足感は
暑さと辛さによる
イライラの影響で生まれた感覚?
イライラがよみがえる。
カッ~

味は大したことなかったんじゃないかと自問する。
イライラが増す。
カッ~

舌は辛さしか思い出せないままでいる。
イライラが増す。
カッ~

風が再び強く吹く。
イライラが緩む。
サァ~

かなり涼しい。
イライラが減る。
スゥ~

風が抜けて全身が気持ちいい。
イライラが消える。
フゥ~

味ははっきり思い出せない。
辛さしか印象に残っていない。
「うまい」という満足感は
暑さと辛さが混ざりあって
生まれた感覚の気もする。
けれど
「まあいっか」と想う。
ハァ~







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「集団的自衛権の行使容認」の明確化
いつからか 憲法改正という正規ルートから脱線か
いつからか 「憲法改正しなくても大丈夫」って裏ワザか

閣議決定での憲法解釈変更から安全保障関連法案の成立で完結か



多数の憲法学者
法案に含まれる「集団的自衛権の行使容認」は違憲の可能性が高いと指摘

それでも政府は
「法案は合憲です」と強調して今国会での成立に猪突猛進

各社世論調査
今国会での安全保障関連法案の成立に「慎重・反対」の声が半数超えや半数近く

それでも政府は
「丁寧な説明を続けます」と強調して今国会での成立に一心不乱



まさかのまさか
仮にも「民主主義国家」で
世論の声に耳を傾けようとしない
独裁政権のようなエゴプレイを見せつけられる展開

まさかのまさか
仮にも「資本主義国家」で
無鉄砲な極右政権のような
軍事コスト&リスク増加プレイを見せつけられる展開

まさかのまさか
仮にも「法治国家」で
無秩序な極左政権のような
強引マイウェ~イな違憲立法プレイを見せつけられる展開



建築コストの増大が批判されて計画見直しを始めた新国立競技場建設問題
違憲と軍事コスト・リスクの増加が懸念されても固執する安全保障関連法案
皮肉なほどに際立ってしまったコントラスト



「違憲の可能性が高いことは認識しています。
 それでも修正はしないまま法案の可決を目指します。
 法案成立後に違憲判断が下されたら
 その時はその時で廃案や修正をすればいいんです。
 まあ、とりあえず今国会で成立させましょう」
 なんて
 軽い奥底の本音が透けてみえるから理解も共感も得られない構造



多数の専門家の懸念も意に介さず
世論の慎重・反対意見も気にせず
「将来の日本の平和のために必要な法案だから」と
「何が何でも今国会で成立させなければならない」と
勝手に焦りまくって
勝手に慌てまくって
勝手に煽りまくって

今国会での成立を目指す使命感に
勝手に酔いしれる権力のロマンは単なる傲慢







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生きている
この街のどこかで
それだけで尊い ふと思い出す 


生きている
この国のどこかで
それだけで尊い ふと思い出す


生きている
この星のどこかで
それだけで尊い ふと思い出す


二度と会うことはなくても
この街のどこかで
この国のどこかで
この星のどこかで 生きている


それだけで尊い
ふと思い出す

思い出せる心が ここにある 確かにある







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圧倒的なインプットで
圧倒的なアウトプットへ



圧倒的なアウトプットで
圧倒的なインプットへ



今日の終わりには
少しでもいいから
圧倒的にアウトプットが
インプットを上回っているように
そんな風に毎日を
終わらせていけるかどうかが 分かれ目



宇宙的なインプットで
宇宙的なアウトプットへ



宇宙的なアウトプットで
宇宙的なインプットへ



人生の終わりには
少しでもいいから
宇宙的にアウトプットが
インプットを上回っているように
そんな風に人生を
終わらせていけるかどうかが 分かれ目



圧倒的なインプットからしか
生まれようがない
圧倒的なアウトプットへ



宇宙的なインプットからしか
産まれようがない
宇宙的なアウトプットへ



毎日は暇つぶし
人生は暇つぶし
だとしても

圧倒的なインプットは
圧倒的なアウトプット
おろそかにできない


宇宙的なインプットは
宇宙的なアウトプット
やめられそうにない





【 参考 】

世界の終わり / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT




<youtube>






I couldn't believe the news thursday
I couldn't close my eyes and make it go away.
How long, how long must we write this poem?
How long, how long?
Constitution
We can be as one, tonight.



Broken bottles under Japanese feet
Rule of law strewn across the dead-end street.
But I won't heed the battle call
It puts my back up, puts my back up against the wall.



Thursday, broken Thursday.
Thursday, broken Thursday.
Thursday, broken Thursday.
Thursday, broken Thursday.
Oh, let's go.



And the battle's just begun
There's many lost, but tell me who has won?
The trenches dug within our hearts
And Liberty, Democracy, Constitution, Law
Torn apart.



Thursday, broken Thursday.
Thursday, broken Thursday.



How long, how long must we read this poem?
How long, how long?
Constitution
We can be as one, tonight.
Thursday, broken Thursday.
Thursday, broken Thursday.



Wipe fears from your mind
Wipe your fears away.
I'll wipe your fears away.
I'll wipe your fears away.
I'll wipe your bloodshot mind.
Thursday, broken Thursday.
Thursday, broken Thursday.



And it's true we are immune
When fact is fiction and TV reality.
And thursday the millions cried
They eat and drink  while tomorrow we forget.



The real battle just begun
To claim the victory Constitution won
On...



Thursday, broken Thursday
Thursday, broken Thursday..







< 引用・改変・参考 >


U2 - Sunday Bloody Sunday ( 歌詞 )
http://www.u2.com/lyrics/127


U2 - Sunday Bloody Sunday ( youtube )








我々は、選ばなければならない
選ぶとしても、選ばないとしても、何かを選ばざるをない


幸か不幸か 疑心暗鬼のまま
幸か不幸か 自信を抱きながら
幸か不幸か 無知なまま
幸か不幸か 無関心なまま


選ぶことを選ぶか
選ばないことを選ぶか
どちらでもいいことを選ぶか
どららでもいいことを選ばないか
どちらでもよくないことを選ぶか
どららでもよくないことを選ばないか
どちらでも最高であることを選ぶか
どちらでも最高であることを選ばないか
どちらでも最悪であることを選ぶか
どちらでも最悪であることを選ばないか


幸か不幸か 試行錯誤したまま
幸か不幸か 自身を深めながら
幸か不幸か 無垢なまま
幸か不幸か 無条件のまま


我々は、選ばなければならない
選ぶとしても、選ばないとしても、何かを選ばざるをない








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いいね。
いやだね。
まあまあだね。
十分だね。
いまいちだね。
もう少しだね。
スゴイね。
きれいだね。
かわいいね。
素晴らしいね。
嬉しいね。
寂しいね。
楽しいね。
切ないね。
狂おしいね。
苦しいね。
辛いね。
虚しいね。
さむいね。
あったかいね。
やさしいね。
気持ちいいね。
悩ましいね。
艶かしいね。
カッコイイね。
堅苦しいね。
( )つきだね。
軽いね。
カラフルだね。
芳しいね。
か細いね。
か弱いね。
寒暖だね。
間断だね。
簡単だね。
感嘆だね。
元旦だね。
いいね。
悪いね。
許してね。







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風が吹き寄せる
この今を追いやるようにして



佇むことしかできないまま
耳を澄まして 目を閉じて あの頃を思い浮かべる



かけがえのないことだった
離れてから気づく感慨は
ありふれた涙に変わっていくけれど
この想いは枯れることなく
いつまでも どこまでも 滲んでいくと  深淵で描き続け



声にすれば嘘になりそうで
笑顔にすれば強がりで
言葉にしてもキリがなくて
相談しても、所詮は他人事で



風が吹き寄せる
この今を嘲笑うようにして



立ち尽くすことしかできないまま
心を閉ざして 光を塞いで あの頃を思い浮かべる



かけがえのない人だった
離れてから気づく感慨は
ありふれた涙に変わっていくけれど
この想いは朽ちることなく
いつまでも どこまでも 響いていくと  奥底で歌い続け







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望んでいた感覚
手にした途端に褪せていく

こんな繰り返し そんな繰り返し ウンザリしながら



積み重ねた努力に比例しない成果
描き尽くした風景に比例しない高揚
何もかもが目的化ベースで働き
何もかもが手段化ペースで動いてた いつからか



時間がない
行動してもしても時間がない
客観的に見れば 
時間がたくさんあるように見えても



時間がない
思考しても試行しても時間がない
主観的に見ても 
時間がたくさんあるように思えても



優先順位を決めて
取捨選択をスピーディにして
とっととこなせるところは
とっととこなして
じっくりと向き合うところは
じっくりと向き合って



それでも時間はない
それでも時間がない



出迎えに行っても すり抜けていく 今日、日々、人生
待ち望んでいても 
すり抜けていく 人生、日々、今日



時間がない
どんなにスケジュールが真っ白でも
やるべきことは 
やりたいことは エントロピー増大、増大



時間がない
どんなにスケジュールが濃密でも
やりたいことは 
やるべきことは エントロピー増大、増大



望んでいた感動
手にした途端に褪せていく
こんな繰り返し 
そんな繰り返し 前提にしながら







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あのの1つ1つに
今日というドラマが詰まっている
喜怒哀楽では語りきれないようなドラマが詰まっている




あのの1つ1つに
明日というドラマが滲んでいる
喜怒哀楽では伝えきれないようなドラマが滲んでいる




改めて  見つめる  都会の何気ないビルの数々
改めて  見つめる  郊外の何気ない住宅の数々
改めて  見つめる  村落の何気ない民家の数々




永遠なんてない世界で 
永遠を祈らずにはいられなくなる
あのの1つ1つの向こうにあるドラマを思い浮かべると




永遠なんてない宇宙で
永遠を描かずにはいられなくなる
あのの1つ1つの向こうにあるドラマを思い浮かべると




改めて  見つめる  あのの向こうにあるドラマ
改めて  感じてる  あのの向こうにあるドラマ
改めて  受け取る  あのの向こうにあるドラマ




あまりに何気なくても
見落としてしまいそうな あの窓やあのにも




あまりにも当たり前で
見つめることさえない あの窓やあのにも




確かにドラマがある
今日というドラマが詰まっている

喜怒哀楽では語りきれないようなドラマが
本人ですら知らないようなドラマが 
確かに詰まっている




確かにドラマがある
明日というドラマが滲んでいる

喜怒哀楽では伝えきれないようなドラマが
本人ですらわからないようなドラマが 確かに滲んでいる







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すべてに
意味を求めようとした
危なげな季節は遠い、遠い、遠い夢のよう



期限つきの時間 
今日も、昨日も、明日も



わかっているようで
本当は全然わかっていなかった
認めたくないけれど 
それは若さというもの



すべてに
意味を宿そうとした
儚げな鼓動は遠い、遠い、遠い嘘のよう



期限つきの細胞 
共振も、機能も、朝陽も



知っているようで
本当は何も知らなかった
受け入れたくないけど
あれは若さというもの



形のないものを
形にしようと試行錯誤に思考錯誤
青さ加減ならば あの頃よりも 病んでいる今だよ



回り道するつもりがなくたって
回り道してしまうことだってあるのが青春



色のないものを
色で表そうとして想像創造に想造創像
痛さ加減ならば あの頃よりも 鋭さを増しているよ



回り道するつもりがなくたって
回り道したくなることだってあるのが若者



音のないものを
音で示そうとして一生懸命に一所懸命
温かさならば あの頃よりも 捻りを重ねているよ



回り道するつもりがなくたって
回り道を選んだ方がいいって思うのが人生



故郷のように見えた
なぜか 初めて降りた東京



故郷の香りを感じた
なぜか 初めて触れた東京



来るべきところに来た
そう想えた 



なぜか なぜだろうか 初めて住んだ東京 
ごちゃごちゃしていたのに 透明に澄んだ東京






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母校から一通の手紙が。
開けてみたら「10年後の私への手紙」
書いたのは高校2年の3月(17歳)。


本来なら去年来ているはずだけど
11年目の今年に届いた手紙。


書いたことすら忘れていた
タイムカプセル。


文字の大きさは別人のよう。
過剰なまでに(笑)の多用。
かなりポエムっぽい内容。
自分のようで自分ではない
他人から手紙をもらったよう。


10年くらい時間が空いてると
筆跡や筆致も少し変化していて
思ってた以上に新鮮なタイムカプセル。

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○○高校 2年5組9番だった komasen333 様


27歳のkomasen333様、お久しぶりです。


まず1つ、こんな小さい文字ですみません。
後ろから誰かに見られるのを防ぐためにこのようになりました。


小・中学時代に比べるとかなり字が小さくなりましたが、
こんなに小さく書くのは初めてです。


読みづらいなら、読まなくていいです。
たいしたことは書かないから(笑)


今の僕は相変わらず、
特に夢もなく、平凡な毎日を送ってます。


もうすぐ3年なのに危機感0。
考えてみると昔からこんな感じで、いつも流れるまま。
結局、現実から逃げて楽な方に×2、来たんだと思います。


とにかく高校もいつのまにか残り1年。
何とか頑張ります。


27歳の君がいったい何をしているのか全く想像できません。
大きく変わっているかもしれないし、
何も変わっていないかもしれない。
たぶん、変わってるなら極端に変わってると思うし、
変わってないとしたら全然変わってないと思います。
どちらにしても自分を見失ってなければいいです(笑)


特に言いたいことはないけど、
まあ、ありきたりなことをいくつか。


1. 親を大切に
2. 自分を信じよう(もっと)
3. 友人を大切に(数少ない(笑)
4. 思いやりをもって
5. 法に触れることはしない
6. 健康に気をつけて
7. 人に迷惑かけない
8. 考えすぎない
9. 流れるままに
10. たまには息抜きも


今、精一杯考えた10ヶ条に
27歳の君はどれだけ勇気づけられることやら(笑)


こうしてまた会えて嬉しかった。
とりあえず17から10年間ご苦労様。


まだ×2
人生は長いけど、
いつ途切れるかわからないこの命を
しっかり一瞬、一瞬歩んでいってください。


             2004年 3.8(月) AM11:57 17歳のkomasen333より







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ガスマスクをつけて
しっかりとつけて
逃げ出そう このオフィスから 一刻も早く




自動小銃を手にして
しっかりと手にして
逃げ出そう このストリートから 一刻も早く




四葉のクローバーを見つけて
しっかりと見つけて
逃げ出そう このサンクチュアリから 一刻も早く




「どこか」なんて理想郷はない という現代で
「いつか」なんて桃源郷はない という世界で




逃げ出そう 逃げれるところまで とことん
逃げ出そう 逃げれなくなるまで とことん




しっかりとつけたガスマスク
とてもチャーミング




しっかりと手にした自動小銃
とてもエスプリが効いてる




しっかりと見つけた四葉のクローバー
とってもクールだよ




逃げながら気づいていく
ガスマスク自動小銃も必要がなくなると




逃げなら向かっていく
ガスマスク自動小銃も必要のない未来へと





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「 最近の若者は・・・ 」って語るかつての若者
「 最近の若者は・・・ 」って語る今時の若者
「 最近の若者は・・・ 」って語る未来の若者


「 最近の大人は・・・ 」って語るかつての大人
「 最近の大人は・・・ 」って語る今時の大人
「 最近の大人は・・・ 」って語る未来の大人


「 最近の老人は・・・ 」って語るかつての老人
「 最近の老人は・・・ 」って語る今時の老人
「 最近の老人は・・・ 」って語る未来の老人


いつか どこか 僕も そんな風に振る舞うんだ
いつか どこか 君も そんな風に振る舞うんだ






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揺れる、重力を忘れるように
揺らす、引力を振り切るように




熱を帯びていくにつれ
いろいろなところで汗がしたたり落ち
徐々にメイクも剥がれてゆく




どこまでがメイクなのか
どこからがフェイクなのか

どうでもいいことを考えつつ上下




2回目からは
些細なところがよく見えるように

3回目からは
ちょっとしたところが気になるように




クローズアップ
するつもりなんてないのに
気づいたらカメラワーク視点であら探し




時間感覚
時間間隔
なくなるのは毎度
思ってた以上に長時間だったことも
思ってた以上に早く済んでいたことも
あてにならない体内ストップウォッチ




むすんで
ひらかないで
とじて
遠心分離器のように
ぐるぐる、ぐるぐると回して子供じみた白濁




「 トイレに捨てるのはやめてね 」
って
背後から
使い慣れたセリフのように滑らかなトーン




「 はい、はい 」
って
こっちも
何度となく使い回してきたようなトーンで応答





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ここで作っていく
ここで作り続けていく

いつからか意識した
ここがすべての原点になるのだと



ここで描いていく
ここで描き続けていく

いつからか確信した
ここがすべての出発になるのだと



いつの間にか春
今年もまた春
先行で成功しても調子に乗らない
乗り遅れても落ち込むことはもうない



春の追い風は
心地よく背中を押し
花びらが舞うように
心は上昇気流に乗っていく



春の向かい風は
和やかに努力を促し
降り注ぐ陽光のように
心は未来航路を目指していく



ここで作っていける
ここで作り続けていける

いつから意識した?
ここがすべての原点として愛おしいと



ここで描いていける
ここで描き続けていける

いつから確信した?
ここがすべての出発として相応しいと



追い風に潜む向かい風のことも忘れずに
向かい風に滲む追い風のことも忘れずに



今年もまた春
作っていく 描いていく 
終わっていく春 始まっていく春





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意味を求めてしまう
何を見つめるとしても
誰を見つめるとしても



意味を求めてしまう
何をしていようと
誰と何をしていようと



意味を求めること自体には意味があると
言い聞かせつつ



意味を探していく過程にも意味があると
思い込ませつつ



「すべてが無意味」 だという可能性を拭いたくて
「何もかもが無意味」 だという潜在性を忘れたくて



死ぬまでの探索なのだけれど
死ぬまでの期限付きの探索なのだけれど



意味を求めること自体、無意味だとしても
意味を探すこと自体、無意味なのだとしても



意味  求めずにはいられない  どうしても
意味  探さずにはいられない  どうしてか



これってDNAに組み込まれて?
これって歴史に刻み込まれて?
これって知能として受け継がれて?
これって文字が生まれたが故の?
これって人類の起源に関係して?



意味  求めずには  落ち着かなくて
意味  探さないと    満たされなくて



今日も何かを見つめ、誰かを見つめ
明日も何かをして、誰かと何かをして



死ぬまでの探検なのだけれど
死ぬまでの期限つきの探検だとしても



「すべてが無意味」 という闇を しっかりと感じながら
「何もかもが無意味」 という光を じっくりと感じながら





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一行 一行 紡ぎながら
なんとか こうして 続けている
   という大袈裟( という予防線 )


一作 一作 繋ぎながら
なんとか こうして 放っている
   という誇大表現( という自主規制 )


この連続に意味を
少しでも意味を 刻みたくて 刻みたくて
   という大袈裟( という予防線 )


この過程に意義を
少しでも意義を 色づけたくて 色づけたくて
   という誇大表現( という自主規制 )


振り返る時
どう思っているのだろう
振り返る時
どう考えているのだろう
   という大袈裟( という予防線 )


今は まだ わからない
今は まだ わからなくていい
   という誇大表現( という自主規制 )


一瞬 一瞬 紡ぎながら
なんとか こうして 続けていく
   という大袈裟( という予防線 )


一生 一生 繋ぎながら
なんとか こうして 放っていける
   という誇大表現( という自主規制 )


緩やかなグラデーション
水彩画のそれのような淡い 遠い グラデーション
段々畑のそれのような淡い 蒼い グラデーション
   という大袈裟( という予防線 )


もっと、もっと、滲んでいくように
もっと、もっと、煌めいていくように
もっと、もっと、華やいでいくように
   という誇大表現( という自主規制 )


確かな一行一行を手に
確かに一作一作を胸に
   という大袈裟( という予防線 )


この世界に彩色を
か細くても光を 何にも 誰にも 影響を与えなくても 
   という誇大表現( という自主規制 )


確かな一瞬一瞬を心に
確かな一生一生を夢に
   という大袈裟( という予防線)


この世界に旋律を
か細くても愛を 誰にも気づかれなくても 知られなくても
  という誇大表現( という自主規制 )


という大袈裟に満ちたこの詩( という予防線 )
という誇大表現に満ちたこの詩( という自主規制 )
という自尊心に満ちすぎているこの詩( という自己保身 )





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数えきれない夢の中から
数えきれるほどの目標を定めて走る



人波から離れて努力に耽ることも
努力から逃げたくて人波にまぎれることも
しかしながら、どこにいてもちらつく努力



近道だと思っていたら回り道だったということ
回り道だと思っていたら近道だったということ
振り返るまでわからない 

その失望 この感動 
ありとあらゆる感慨



季節が変わろうとも 諦められない夢がある
時代が変わろうとも 捨て去れない目標がある

だから
今日も僕はこうして何かしら綴っているんだろう
今日も君はそうして何かしら作っているんだろう



繰り返すだけじゃ近づけない
なぞるだけじゃ成長も成功も遠いまま
自覚から芽生える自核が磨き上げていく愚直



少しずつ工夫を増して減らして溶かしてく 
下手な芸術家よりも芸術家らしい粘り強さで繰り返す工夫



少しずつ試行を足して引いて混ぜ合わせる 
下手な科学者よりも科学者らしい粘り強さで繰り返す試行



「いつかできっと」と思いながら
そのいつかが、今日の「今」であっても動じないように
そのいつかが、今日の「今」であっても構わないように
一瞬一瞬に一歩一歩を刻んで備えていく



「どこかできっと」と思いながら
そのどこかが、目の前の「ここ」であっても動じないように
そのどこかが、目の前の「ここ」であっても構わないように
一瞬一瞬に一行一行を刻んで備えていく



どこからでもかかってこいよ
あの日から描き続けている夢よ 
こっちは準備万端さ



あのあなたにも届くようにと
僕は繰り返し綴っていく
ただの繰り返しじゃない繰り返しを研ぎ澄ます



いつからでもかかってこいよ
あの日から繋ぎ続けている目標よ こっちは準備万端さ



あのあなたにも届くようにと
君は繰り返し作っていく
ただの繰り返しじゃない繰り返しを磨き上げる



桜が咲き始めても 慌てすぎなくていい
桜が咲き誇ろうと 嫉妬しなくていい
桜が散り始めても 気にしなくていい
桜がすべて散ろうと あきらめなくていい



夢が枯れることはない
確かな夢が灯となって照らし続ける道を歩み
僕は、繰り返し綴る僕を信じ抜いていける



無数の叶わなかった夢を見つめ
成長するとは限らないこと
神様の悪戯もあり得ること
成長だけが全てではないことを痛感しながら



目標が枯れることはない
確かな目標が目印となって照らし続ける未知を歩み
君は、繰り返し作る君を信じ抜いていける



無数の叶わなかった目標を見つめ
成功するとは限らないこと
確率の悪戯もあり得ること
成功するだけが全てではないことを実感しながら



燦々とした太陽からの慈悲を全身で噛みしめる道
散々な豪雨から学ぶ厳しさを全身で噛みしめる未知



綴る本能的な喜びを 
繰り返し噛みしめながら 
この一瞬一瞬を綴る時
僕は誰よりも 本当の僕であれるだろう



作る衝動的な楽しさを
繰り返し抱きしめながら 
その一瞬一瞬を作る時
君は誰よりも 本音の君であれるだろう



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何度 見送ってきたのでしょう
何度 乗り遅れてきたのでしょう



恋の普通 ゆったりと
愛の快速  しっとりと
恋の急行   あっさりと
愛の特急    しんみりと
恋と愛の超特急  ぼうぜんと



途中下車したくても
途中下車することを躊躇ったりした自己完璧



途中乗車したくても
途中乗車することを躊躇ったりした自己潔癖



あの風景
あの場面
あの頃が微笑む



映し出す風景は
流れに流れながら
色彩を増し、鮮明になり、今でも今でも



緩やかな風に受け 見つめる車窓
和やかな陽を浴びつつ 見つめる車窓



これからの闇と光を描いてみたり
これまでの光と闇を思い出してみたり
忙しなき加速加速加速



甘酸っぱさも
ほろ苦さも
すべてひっくるめての恋と愛
知らないようで、実は最初から知っていました



飛び跳ねる葛藤も
飛び込む絶頂も
すべてひっくるめての愛と恋
 

わかっているようで、全然わかっていませんでした



何度 思い出すのでしょう
何度 巡っていくのでしょう



恋と愛の超特急  ぼうぜんと
愛の特急    しんみりと
恋の急行   あっさりと
愛の快速  しっとりと
恋の普通 ゆったりと





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風の音で目が覚め
月の光が照らす道に気づき
未知との遭遇を 嬉々として 厳かに選び取る



偶然を必然と捉え
必然を自然と受け止め
自然を自信と結びつけ

ゆっくりと 
しっかりと 
こうやって 生まれてきた意味を噛みしめる
こうやって 生きている意味を噛みしめる



時間など もう気にせず 自由自在に 精神を明け渡して
空間など もう気にせず 自由自在に 身体を明け渡して
世界など もう気にせず 自由自在に 全身を明け渡して



現実と向き合い
宇宙に逃げない
幻想で隠さない
理想で終わらせない
情熱を情熱と、情熱と、情熱で塗り重ねる



繰り返し
押し寄せてくる波に
先人の営みを思い起こさせられ、静かに涙を拭く



繰り返し
吹き寄せてくる風に
未来の営みを思い起こさせられ、静かに決意を新たにする



うっすらと 月の光で照らされた 海面の中へ
うっすらと 月の光で照らされた 海原を泳ぎ始め



故郷へ戻る時のような高揚を覚えつつ
誕生の鼓動を再現するような感動を滲ませつつ
消失に向かう時のような静寂に耳を澄ませつつ



冷たくもない 
あたたかくもない
海水の温度に浸りきって



明るすぎない 
くらすぎない 
真夜中の海原を
 
ゆっくりと しっかりと 泳ぎ超えてゆく





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昨日のネガティブ
引き摺って無駄にする今日を
増やしたくない これ以上増やしたくない



明日のポジティブ
描きすぎて無駄にする今日を
増やしたくない これ以上増やしたくない



真っ白な今日を
思い出したい 
もう一度思い出したい
誰のものでもない
何の為でもない
昨日や明日に明け渡さない



僕だけの今日がある
僕だけの今日を抱きしめる
僕だけの今日を生き抜いてみる



競争なんてやっている暇はない
内紛なんてやっている暇はない
戦争なんてやっている暇はない

今日にはない 
今日という1日にそんな暇はない



昨日のネガティブに
振り回される今日はもうウンザリ

明日のポジティブに
振り回される今日はもうウンザリ



飛び立ってしまえばいい
羽ばたいてしまえばいい

昨日なんて忘れて 明日なんて忘れて
今日だけを信じて 今日だけを感じて



昨日のネガティブを軽減させるためにも
明日のポジティブを増幅させるためにも

今日は今日のネガティブだけを
今日は今日のポジティブだけを



そうは思っても
昨日のネガティブを振り返ってばかり



そうは思っても
明日のポジティブを思い描いてばかり



心ぐらい何とかしたい
自分の心ぐらい何とか飼い慣らしたい





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かすり傷
痛さも感じない傷
ちょっとばかり痒みを伴い
傷があるという感覚は感じられる傷



中指にできた傷
いつの間にかできていた傷
キーボードを打つ手を止めて
じっくりと見つめてみる

ついでに気づく
目がかすんでいることに
「そろそろ寝た方がいいんじゃない?」
心の中から響く
自分か他人かわからない誰かが
やさしく体のことを労わってくれるアドバイス



再び視線をディスプレイに戻し
カタカタとキーボードをご機嫌に打ち始める
すると目のかすみはすっかりと消えていて
快調、快調、ブラインドタッチング



まだまだ今夜は続けられそう
キーボード打ち続けられそう

疲れていたと思ったけれど、まだまだ余力ありそう



打てるうちはとことん打つとする
何時に寝た方がいいとか
明日は朝が早いとか
少しは気になるけれど
今はまだ寝る時間じゃない



バリバリ打てる
キーボード打てる
寝ている場合じゃない



睡眠時間が短すぎると早死にするらしいけど
睡眠時間が長すぎても健康に悪いらしいけど
今夜はまだ眠たくないし
キーボードもバリバリ打ちたいし
何よりもディスプレイも物欲しそうだし
つられてキーボードも俺に打ってほしそうだし



まだまだ打つぜ
今夜はキーボード祭り
スピードはそんなにないが
快調、快調、ブラインドタッチングッド





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死ぬ時が来たとして
痛みを抱えているのか
苦しみを抱えているのか
その時の自分はどんな感覚なのだろうか



想像しても
想像しきれない
死ぬ時の体調、心象、環境、諸々 
読み切れない未来のその瞬間



時に思い浮かべ
時に想い掬い取る
死ぬ時の その時の 想いを 漠然と 厳然と



ついて回る
油断するとちらつく
どこからともなく漂ってくる
死の匂い、死の色彩、死の陰影



死ぬ時が来たとして
駆け巡るのだろうか 走馬灯



人生を振り返る時間はあるのだろうか
人生を振り返る心境は残されているのだろうか
人生を振り返る余裕は許されているのだろうか
考えても 考えても その時まで わかりはしない



抗うように 遠ざけることもある この死よ
避けるように 塞ぎ通すこともある この死よ



書きながら向き合っていく
詩を書きながら死と向き合っていく



どんな内容の詩であっても
そこには少なからず死のエッセンスやスパイスが滲む



死ぬ時が来たとして
この詩を書いたことも思い出すのだろうか
この詩を書いていた時の感覚も思い出すのだろうか



その時
私は私をどう受け止めているのだろうか

私は私の人生をどう振り返っているのだろうか
考えても 考えても その時まで 答え合わせはできない






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選ばなかった未来
無数に分岐していく現在
覗くことはもうできないけれど
過去になれば
想像することはできるから
時々、気晴らしに思いを馳せる


「無数のチャンス」
振り返るとそう思えるけど
あの時はすべての選択肢を
はっきりと見えていたわけじゃない


振り返るほどに
振り返るほどに

過去は可能性ばかりだったように思えるけど
すっかりと抜け落ちている
過去は過去でそれなりに一生懸命だったということ
過去は過去でそれなりに精一杯だったということ


思い描くほどに
思い描くほどに

未来は可能性ばかりであるかのように思えるけど
すっかりと抜け落ちている
未来は未来でそれなりに苦しみもあるということ
未来は未来でそれなりに歯がゆいこともあるということ


今を生きるしか
今を生かされるしか
実際のところ できないわけだけれど
気づいたら
過去を振り返ったり
未来を思い描いたり
ばかりしている今日という現在


この今に生きていると
この今に生かされていると

心の底から言い切れる時間は
はたして1日の中でどれだけあるのだろう


この今に生きているようで
この今に生かされているようで

過去や未来に生きていることが
過去や未来に生かされていることが
一日の中でほとんどのこともあるだろう


臆病になってくると
未来の漆黒の湿地で立ちすくんでしまう僕らだよ
過去の綺麗な浜辺で目を細めて器用に太陽を見上げる僕らだよ


勇敢になってくると
過去の重力の煌めきで溺れていってしまう僕らだよ
未来の綺麗な深海へ宇宙へマーメイドのように潜水していく僕らだよ





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メダルはいらない。
メダルはいらない。
メダルはいらない。


いや、メダルを作りたい。
いや、メダルを作りたい。
いや、メダルを作りたい。


いやいや、メダルという概念を壊したい。
いやいや、メダルという概念を壊したい。
いやいや、メダルという概念を壊したい。


いやいやいや、もらえるならメダルも拒まない。
いやいやいや、もらえるならメダルも拒まない。
いやいやいや、もらえるならメダルも拒まない。


いやいやいやいや、もらえるとしてもメダルはいらない。
いやいやいやいや、もらえるとしてもメダルはいらない。
いやいやいやいや、もらえるとしてもメダルはいらない。


やっぱり、メダルはいらない。
やっぱり、メダルはいらない。
やっぱり、メダルはいらない。


いや、でも、メダルはほしい。
メダルはなんとなくほしい。
もらえるのならなんとなくほしい。


ってのは建前です。
ってのは本音です。
ってのは冗談です。
ってのは顕在です。
ってのは深層です。






時間がかかっても焦らない
時代が変わっても気にしない



これが最後の詩になっても構わないと
これが最期の詩になっても悔いはないと
これが最高の詩になっていくようにと

そう想えるかどうか
そう願えるかどうか



一行一行 一作一作 書きながら 
一行一行 一作一作 読み返しながら
一行一行 一作一作 手繰り寄せてゆく



想いは枯れない
時間と共に色味を増して



願いは途切れない
時代と共に深みを増して



上手くいかないことも含めて
転んでばかりなことも含めて
落ちていくばかりなことも含めて
枯れていくばかりなことも含めて
かけがえのない煌めきとして楽しんでいける
欠かせないスパイスとしてやりがいを見出せる



どんなに闇でも
そこには光があると知っていた



どんなに負でも
そこには愛があると知っていた



不思議なくらい夢中
初めて触れた時のように今が連続していく不思議



ガラクタの中にも しっかりとカラフルを見つける
デタラメの中から しっかりとコスモスを見つめる



不思議なくらい新鮮
初めて知った時のように今が連続していく不思議



あなたのようなわたしの
わたしのようなあなたの
過去を変えていく詩であることを核心的に
現在を駆けていく詩であることを革新的に
未来を選んでいく詩であることを確信的に



空が広がっていく
どこまでも 空間を超えて
海辺で見つめる その青を その深みを いつまでも



風が強く吹いていく
どこまでも 時間を超えて
砂浜で感じる その音を その匂いを いつまでも



333万年前の後悔はもう繰り返さないから
333億年後の決断をもっと後押しするから
333兆光年先からの理想を抱きしめるから





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君にも伝えない秘密がある。
君にも伝えたくない秘密がある。
君にも伝えられない秘密がある。
そんな秘密いくつでもある。


家族にも伝えない秘密がある。
家族にも伝えたくない秘密がある。
家族にも伝えられない秘密がある。
そんな秘密いくつでもある。


友人にも伝えない秘密がある。
友人にも伝えたくない秘密がある。
友人にも伝えられない秘密がある。
そんな秘密いくつでもある。


恋人にも伝えない秘密がある。
恋人にも伝えたくない秘密がある。
恋人にも伝えられない秘密がある。
そんな秘密いくつでもある。


他人にも伝えない秘密がある。
他人にも伝えたくない秘密がある。
他人にも伝えられない秘密がある。
そんな秘密いくつでもある。


自分にも伝えない秘密がある。
自分にも伝えたくない秘密がある。
自分にも伝えられない秘密がある。
そんな秘密いくつでもある。


世界にも伝えない秘密がある。
世界にも伝えたくない秘密がある。
世界にも伝えられない秘密がある。
そんな秘密いくつでもある。


人生にも伝えない秘密がある。
人生にも伝えたくない秘密がある。
人生にも伝えられない秘密がある。
そんな秘密いくつでもある。


宇宙にも伝えない秘密がある。
宇宙にも伝えたくない秘密がある。
宇宙にも伝えられない秘密がある。
そんな秘密いくつでもある。


秘密を増やしたり減らしたりしていく。
秘密を消したり磨いたり繰り返していく。


時々、ドキドキさせるために秘密がある。
時々、ワクワクさせるために秘密がある。


そんな秘密を
自分が死ぬまで抱きしめていく。

そんな秘密を
世界が消滅するまで抱えていく。


現代詩的な現代詩。
書こうとしても書けない。
意識してもあんな風には書けない。


時に憧れ
時に嫉妬し
時にどうでもよくなる。


わたしが書く詩とは
全然違う次元にある現代詩。


あんな詩を書いてみたいと思うけど
それ以上に
あんな詩を書けなくても構わないとも思う。


どちらかといえば
わたしの書く詩は
歌詞みたいな詩だから
J-POPの歌詞みたいだから
いかにも「現代詩」って詩からは程遠いどころか
住む世界が違うと言っていいほど雰囲気が違う。


語彙の問題もある
技法の問題もある
勉強の問題もある
努力の問題もある
感性の問題もある
慣れの問題もある
そういった諸々の問題をひっくるめた上で
あんな詩を
書けるように目指していくか、書きたいと思うか。


そう考えると
そこまで引き受けた上で
ゼロから積み上げていく覚悟で
現代詩的な現代詩を書こうとは思えない。
現代詩的な現代詩を書きたいとは思わない。


たしかにすごい雰囲気がある。
ただならぬ重力に満ちている。
現代詩的な現代詩は
読む者に
ある程度の資質や
感受性や読解力や思考力を
知的に危うげに楽しげに求めてくる。


「一読など許さん!」といわんばかりに
当然のように
再読に導く種が随所に散りばめられている。


「速読などできませんよ!」といわんばかりに
ごく自然に
行きつ戻りつの読みに誘う間隙と感激が潜んでいる。


読む間における現在の在り方を変えるような磁場が
読んだ後における時間の在り方を曲げるような放射が
読むこと、書くこと、感じることの境界線を溶解させるうねりがある。
現代詩にはある
現代詩的な現代詩にはある。


読んでもわからない。
よく読んでもよくわからない。
何度読んでもちっともわからない。
そんな現代詩もある。
そんな現代詩的な現代詩はざらにある。


でも凄さは感じる。
上手く理解できなくても
きちんと咀嚼できなくても
わたしみたいな奴でも読めば凄いとわかる詩がある。
現代詩的な現代詩の中にはたしかにそんな詩がある。


そのような詩を読むと
書けるかどうかはさておき
書きたいかどうかはさておき
「いつかこれくらいの詩を書こう」と
「これくらいの深みを投げかける詩を書こう」と
「これくらいの凄みを匂わせる詩を書かなければ」という気概が湧く。


歌詞のような詩しか書けない。
J-POPの歌詞のような詩しか書きたいと思えない。
そんな私にも
現代詩的な現代詩は
大きな大きな重力を投げかける。




1行目を書いた、1行目を読んだ、自分を感じた。
2行目を書いた、2行目を読んだ、あなたを知った。
3行目を書いた、3行目を読んだ、誰かを憎んだ。
4行目を書いた、4行目を読んだ、何かを壊した。
5行目を書いた、5行目を読んだ、視界が広がった。
6行目を書いた、6行目を読んだ、音色が沁みた。
7行目を書いた、7行目を読んだ、手と手をつないだ。
8行目を書いた、8行目を読んだ、淡い香りが漂った。
9行目を書いた、9行目を読んだ、甘い予感が走った。
10行目を書いた、10行目を読んだ、世界が微笑んだ。
11行目を書いた、11行目を読んだ、希望が手招きした。
12行目を書いた、12行目を読んだ、絶望が手を振った。
13行目を書いた、13行目を読んだ、中庸が浮遊した。
14行目を書いた、14行目を読んだ、山脈が唸った。
15行目を書いた、15行目を読んだ、海原が叫んだ。
16行目を書いた、16行目を読んだ、風雨が叩いた。
17行目を書いた、17行目を読んだ、雷鳴が響いた。
18行目を書いた、18行目を読んだ、鳥たちが鳴いた。
19行目を書いた、19行目を読んだ、太陽が燃えた。
20行目を書いた、20行目を読んだ、月が煌めいた。
21行目を書いた、21行目を読んだ、星たちが降った。
22行目を書いた、22行目を読んだ、夢が廻った。
23行目を書いた、23行目を読んだ、愛を思い出した。
24行目を書いた、24行目を読んだ、光を取り戻した。
25行目を書いた、25行目を読んだ、色を塗り重ねた。
26行目を書いた、26行目を読んだ、言葉を手放した。
27行目を書いた、27行目を読んだ、重力を忘れた。
28行目を書いた、28行目を読んだ、想像が飛んだ。
29行目を書いた、29行目を読んだ、表現が咲いた。
30行目を書いた、30行目を読んだ、創造が弾けた。
31行目を書いた。31行目を読んだ、自然を抱きしめた。
32行目を書いた。32行目を読んだ、宇宙にキスをした。
33行目を書いた。33行目を読んだ。特にオチはなかった。






今があまりにも眩しくて
もう、過去を活かしたくないんだ


今があまりにも美しくて
もう、未来を迎えにいきたくないんだ


閉鎖的と言われても
この今から溢れ出す躍動感を信じたい
今はただひたすらに 
全力を注いでいく時なのだろう


言い聞かせもあるよ 半分くらい
思い込みもあるでしょ 半分以上


なんだっていいよ 
今は溢れ出す好奇心に染まって
この今から迸る熱を胸に 
全力を捧げていく時なのだろう


ふっと想った
残り時間を意識するなんてアホらしいと


柄にもなく吐き出した
青臭い言葉やフレーズを次から次へと


時代からそっぽを向かれようと
社会から唾を吐きかけられようと
気にせず今は 
この熱さえあれば 
何にも怖くない無敵モード


あの頃に戻らなくても もう大丈夫だ
あの理想に焦らなくても もう大丈夫さ


今、あまりにも眩しい
今、あまりにも美しい
はったりでも 
強がりでもなく 
常にそう思える今が連続



 
出逢い 別れ 過ち
取り戻せぬ決断 巻き戻せぬ選択
 
嘆くことが取り柄のような鳥たち
羽ばたくことを忘れて 陽光が照り返す水面を見つめる
 
 
車窓から零れていく
美しさを堪えきれずに
宇宙にまで届きそうな雲の切れ間
 
 
「 綺麗・・・ 」
 
思わず
言葉を失くしそうな今
ゆっくりと 詩にしていく 日記を綴るように
 
 
 
 
季節 変わり目 潤い
思い出す広告 先進的な街並
 
笑うことが役目のような女子高生たち
時の早さを忘れて 色彩が飛び散る交差点を駆ける
 
 
歩道に溢れていく
狂おしさを抑えきれずに
地平まで切り開きそうな落ち葉の数々
 
 
「 綺麗・・・ 」
 
思わず
言葉を失くしそうな今
ゆっくりと 詩にしていく 写真を撮るように
 
 
隣にいるのが現在であろうとも
隣にいるのが過去であろうとも
隣にいるのが未来であろうとも

手元に残るのが孤独であろうとも
ゆっくりと 詩にしていく 車窓から、街並から、人生から
 

 
喜び少なめライフ
喜び多めライフ
喜びまあまあライフ
喜びイマイチライフ
 
 
 
知りたいけど
知りたくないライフ
知りたくないけど
知りたいライフ
気まぐれライフ、ライブ
 
 
 
怒り少なめライフ
怒り多めライフ
怒りまあまあライフ
怒りイマイチライフ
 
 
 
つながりたいけど
つながりたくないライフ
つながりたくないけど
つながりたいライフ

あまのじゃくライフ、ライブ
 
 
 
哀しみ少なめライフ
哀しみ多めライフ
哀しみまあまあライフ
哀しみイマイチライフ
 
 
 
わかり合いたいけど
わかり合いたくないライフ
わかり合いたくないけど
わかり合いたいライフ
ふらふらライフ、ライブ
 
 
 
楽しみ少なめライフ
楽しみ多めライフ
楽しみまあまあライフ

楽しみイマイチライフ
 
 
 
どんなライフ?
なんとかライフ

わたしライフ
あなたライフ
みんなライフ
どうにもならぬライフ
なんとかるさライフ、ライブ
 
 
 
気まぐれ
たそがれ
ながれながれ
嗤えライフ、笑えライブ
 

 
溶ける時間
歪む空間
自分とは思えない動作
他人とは思えない距離
 
 
愛、混ざり合う程に
哀、薄れていくようで
 
 
外すボタン
うっすらと汗
細く伸びる背筋
緩めるガーター
白く反射する腰首
破り捨てるストッキング
補足いらぬ無重力
 
 
気のせいでも
今夜だけは 今夜だけは 幻想の幻想に浸りきる
 
 
覚めないように
冷めないように
少しでも長く深く 少しでも甘く遠く 祈りの籠った熱が溢れ出す
 
 
鮮やかにはいかなくても
どちらかといえば醜いとしても
 
 
満たされるのならば
それなりに満たされるのならば
 
 
解消するのならば
お互いに解消するのならば
 
 
暗黙のベールの中で
深まる迷いを忘れ、狭まる世界を避け、狂おしく幻想に咲く
 

 
 
 
誰かに優しくしてもらう。
優しさのお返しをしようと思う。

 
けれど、
その時にはもう
その誰かはいない。

 
どんなにお返しをしたくても
もうお返しはできない。
 
 
日々は流れて
歳月は重なって
人生はすれ違っていく。
 
 
赤の他人なのに
あんなに優しくしてくれた。

家族のように優しくしてくれた。
 
 
いつかお返しをしようと思っていても
その「いつか」を先延ばしにするばかりで
きっとお返しをしようと思っていても
その「きっと」を後回しにするばかりで
 
 
誰かに優しくしてもらった。
その記憶は思いもしないタイミングで蘇って
「なんとかしてお返しをしたかったな」と
少しの後悔を噛みしめさせる。
 
 
もう、返せない
もう、叶わない
どこにいるのかもわからない
生きてるのかさえわからない
あの人に優しくしてもらった記憶。
 
 
返せなかった優しさ
行き場を失くした優しさのお返し
仕方なく私は
仕方なく君は
あの人とはまた違う誰かに
さり気なく、さり気なく、優しくする。
 
 
赤の他人のまま私は
赤の他人のまま君は
あの人がくれた優しさのように
また違う誰かに
それとなく、それとなく、優しくする。
 
 
優しさの受け手である誰かが
その優しさに気づこうが気づくまいが
さり気なく
それとなく
あの人がくれた優しさのように
自分なりの優しさをそっと誰かに。
 
 
 

 
 
 
平成は二十七年
西暦は2015年
 
 
立てても倒れる目標もあるだろう
描いても三日で飽きる目標もあるだろう
 
 
だけど気にせず
そんなの気にせず
立てればいい、景気よく
描けばいい、呑気に
 
 
さあ新年
どうだい青年
 
 
有言実行!
有言不実行!
不言実行!
不言不実行!
 
 
入り乱れ、咲き乱れ、未来へ
揺らいで、泳いで、仰いで
 
 
転んでも、擦り傷でも
天国でも、奈落の底でも
無風でも、凡庸でも
 
 
続いていくもの・こと
消えていくもの・こと
生まれてくるもの・こと
 
 
下手くそがなんだ
未経験がなんだ
くそったれがなんだ
なんもなくてもいいんだ
なんもないほうがいいんだ
 
 
タダだ
イマジネーションはタダだ
ダダだ
イマジネーションはダダだ
 
 
平成は二十七年
西暦は2015年

あんたのイヤー
俺のイヤー
あんたたちのイヤー
俺たちのイヤー
耳かっぽじって
五感研ぎ澄まして
すべてをフラットに受け取って
 
 
モザイクが追いつけないクオリティティで
モードが追いつけないクオンティティで
 
 
Ride on!
Go on!
Rock on!
 
 
 

 
 
 
第1の矢を放ちました。
大胆な金融政策でした。
金融を緩和しました。
異次元レベルで緩和しました。
円高を是正しました。
円安が進みました。
株高が進みました。
輸出の後押しにつながると思われました。
 
 
しかし
輸出は大して増えませんでした。
為替変動に左右されぬように
また少子高齢化による国内の労働者減少を考慮して
大企業中心に海外移転が既に進んでいました。
国内生産に切り替える流れにはなりませんでした。
だから輸出は大して増えませんでした。
 
 
円安を進めて
株高を維持して
輸出を増やして
収益を増やして
雇用を増やして
賃金を増やして
消費を増やして
収益を増やして
設備投資を増やしてという
青写真通りにはいきませんでした。
 
 
潤ったのは
輸出産業と大企業と株主でした。
輸入関連の企業や内需企業は
過度な円安による物価高で苦戦しました。
 
 
 
 
第2の矢を放ちました。
機動的な財政政策でした。
国土強靭化基本計画のもと
公共事業を増やしました。
 
被災地の復興工事と
オリンピック関連工事が重なり
建築業界が人手不足になりました。
建築資材も高騰しました。
 
 
 
 
第3の矢を放ちました。
民間投資を喚起する成長戦略でした。
規制・制度改革を進めようとしました。
女性が輝く社会作りを進めようとしました。
農業や医療分野の改革を進めようとしました。
 
第1の矢
第2の矢に比べると
第3の矢の内容は
物足りない、期待外れという指摘もありました。
 
 
 

 
3本の矢によって雇用は増えました。
一方で非正規雇用も増えました。
賃金は大企業中心に増えました。
中小企業ではそんなに増えませんでした。
パートやアルバイトの時給は増えました。
円安による物価高で実質賃金は下がりました。
 
 
円高是正のはずの円安は
行き過ぎた円安で物価高を引き寄せ
消費税増税とのダブルパンチで
円安の恩恵を少なくしてしまいました。
 
 
 
 
金融緩和を異次元レベルまでしたのがまずかったのでしょうか。
黒田バズーカなど政府は日銀に頼りすぎたのでしょうか。
 
 
消費税の増税タイミングがまずかったのでしょうか。
増税に合わせた景気・反動対策がまずかったのでしょうか。
 
 
輸出増加の目算が甘すぎたのでしょうか。
輸出構造の変化を捉えられていなかったのでしょうか。
 
 
円安の進行予測が甘すぎたのでしょうか。
円安による物価高を甘く見すぎていたのでしょうか。
円安による物価高対策が足りなかったのでしょうか。
 
 
円安と株高で
企業収益と株主利益を増やして
雇用や賃金や消費の拡大につなげるという
トリクルダウンは甘い幻想だったのでしょうか。
 
 
 
 
金融緩和の出口戦略、
公共事業頼みの財政戦略、
インパクトに欠ける成長戦略など

もろもろの予測や対策が甘かったのでしょうか。
 
 
 
 
 
第1の矢はまずまずだったのでしょうか?
いまいちだったのでしょうか。
修正が必要なのでしょうか。
 
 
第2の矢はまずまずだったのでしょうか?
いまいちだったのでしょうか。
修正が必要なのでしょうか。
 
 
第3の矢はまずまずだったのでしょうか?
いまいちだったのでしょうか。
修正が必要なのでしょうか。
 
 
 

 
 
 
人生一度きり。んなのわかってる!
今日は二度とない。んなのわかってる!
無名人から有名人までご丁寧にアナウンス。
自己啓発書からJ-POPまで頻繁に大合唱。

 
 
言われずとも、引き受けるしかない責務。
生きるのはどこまで行っても生かされるの縮図。
黒田パズーカ、最近の調子はどうよ?
どこまで目論見通りでどこから予想外?

正直、魔法みたいなこと
金融政策オンリーで継続は厳しいよな。
株価だけでなく
心象まで津々浦々引き上げてくれってのは求めすぎなのかもな。
 
 
 
諦めと同情と憤怒が入り交じり
結局、自分の身の回りは自分でマシにするしかないと悟る。
 
 
 
妄想バズーカ!
脳内拡散!
で留まって自己満足と自己完結してんじゃねえよ。
行動がなければ思考は試行にさえならねえ。
志向は試行にさらされなきゃ洗練されねえ。
 
 
 
「わかってんだ!」って反論してばっかで
自己保身が趣味ってのは見苦しい。
 
 
 
「わかってます」って馬鹿にしてばっかで
自己防御が特技ってのは能無し。
 
 
 
完璧なんて目指す過失
とっとと尻拭いしてネクストレベル。
 
 
 
完全なんて目指す凡庸
とっとと〆切定めてネクストレール。
 
 
 
行動がなきゃいつまでも口先職人。
結果がなきゃどこまでも過程職人。
 
 
 
時間と才能と努力と好きと理性と
直感と感性と柔軟と現実と理想を詰め込んで
やれるだけやって
絵に描いたような成果か
納得のいく後悔を残すしかないわけ。
 
 
  

 
 
 
いらない。
 
これ、いらないな。
 
それ、う~ん、いらないや。
 
あれ、まあ
いやあ、やっぱり
でも、いらないか。
 
 
 
いらない。
これ、もういらない、いらない。
 
 
いらない。
それ、もういらない、いらない。
 
 
いらない。
あれ、もういらない、いらない。
 
えっと、いらない。
うん、いらない。
 
ポイ!ポイ!
気持ちいい!
 
ポイ!ポイ!
清々しい!
 
ポイ!ポイ!ポイ!っと。
おっと。
 
 
いる、いる。
これだけはいる。
 
 
危ない、危ない。
心はいる。
 
 
 

 
 
 
 
ふいに訪れる追加連絡
ふいに頼まれた追加資料
ふいに出された追加課題
 
 
 
 
急ぎ
直し
削り
足し
練り上げていく追加作業
 
 
 
 
もう日曜
明日月曜
迫る〆切
 
 
 
 
ジェットコースターみたいな思考作業
ローリングストーンのような構築作業
 
 
 
 
間に合うか
ほんとに間に合うか
ギリギリまでやるしかない
 
 
 
 
間に合うか
とにかく間に合わせるしか
フルスロットルでぶちこむしかない
 
 
 
 
ステレオタイプな天使を呼び出して呟かせる。
 
 
 
「まだ日曜。
  〆切月曜。
  確かに明日もある。
  だが、今日ケリをつけろ。
  今日中に仕上げろ。
  何がなんでも仕上げろ。
  そして、明日を休息日としろ」
 
 
 
 と、悪魔のように無邪気な天使に呟かせる。
 
 
 
 

 
 
 
 
まだ日曜。
余裕ある。
と思いつつ
もう余裕ないとも思う。
 
 
 
しかしながら
重い腰は重いまま。
 
 
 
先送りの星は
先送りのまま。
 
 
 
 
ステレオタイプな悪魔を呼び出して呟かせる。
 
 
 
 
まだ日曜。
 明日がある。
 月曜がある。
 2日もある。
 ギリギリになってからでも間に合う」
 
 
 
 と、天使のような笑みの悪魔に呟かせる。
 
 
 
 

 
届かないかもしれない
それでも、届けようとして止まない姿
あまりにも眩くて 言葉が追いつかない
 
すべてが叶うほど  世界は生ぬるくない
すべてが叶うほど  人生は甘ったるくない
 
 
 
 
響かないかもしれない
それでも、響かせようとして止まない瞳
あまりにも綺麗で 表現が追いつかない
 
すべてが叶わないほど  世界は肌寒い
すべてが叶わないほど  人生はほろ苦い
 
 
 
 
それでも想う 最期の最期までわからないと
それでも願う 最後の最後までわからないと
 
 
 
 
届くとしても
届かないとしても
この過程は残るだろう 
この心の中に 間違いなく 時が止まるまで
 
 
 
 
響くとしても
響かないとしても
この道のりは残るだろう 
その心の中に 間違いなく 時が止まるまで
 
 
 
 
すべて 抱きしめきれないのを承知で
すべて 抱きしめようとしてやまない
 
すべて 受け入れられないのを覚悟して
すべて 受け入れようとしてやまない
 
 
 
 
届け 届かなくても
届け 届かないとしても
 
響け 響かなくても
響け 響かないとしても
 
 
 
 
いつか またいつかで
どこか  またどこかで
 
 
 
 
届け この言葉のすべて  どうか、このすべて
響け この表現のすべて  どうか、このすべて
 
 
 
同じ言葉で  同じ時間で  同じ場所から  届け いつかへ 
同じ表現で  同じ世界で  同じ人生から  響け どこかへ
 
 
 
 
届け  届かなくても
届け  届かないとしても
届け  決して届かないとしても
 
響け  響かなくても
響け  響かないとしても
響け  決して響かないとしても
  

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