放り投げられたタオル
頑として掴もうとしない主義
一歩間違えば
要領が悪いとしか映らない

どんなに時代が流れても
根本的な生き方までは変えられない
時を経るごとに
無理してまで変える必要はないと痛感

逃げても逃げても逃げ切れない
それをマイナスと捉える時間も過ぎていき
やがてすべてはポジティブへと結ばれる

現実は甘くないが解釈の匙加減は無限大
突き抜けるべき瞬間はそれぞれの鼓動の中に
想像は甘くないが創造の醍醐味は無限大
焚きつけるべき瞬間はそれぞれの志向の中に

ペースがある
そのペースをまずは把握する
刻々と変わるそれを
他人事のように俯瞰して束ねていく

難しいことほど意外と簡単なもので
簡単なことほど意外と奥が深いもので

着地する寸前の
タオルを視界の片隅に見つめながら
まだ
そのタオルは必要ないと
冷静にハンドリング